香西咲さんの笑顔はなぜ、ささくれだったひとのこころを柔和にさせるのでしょうか

昨日は、衆議院で梅村議員が質問した出演強要問題についてみてみました。
いまのところ国会でこの件を質(ただ)したのは、池内さおり議員と梅村さえこ議員だけです。
おふたりは日本共産党に所属しています。
ちなみにぼくは、選挙で、日本共産党に投票したことがありません。
それはともかく、日本共産党は出演強要問題に鋭意とりくんでいます。
野党第一党の民進党は、静謐(せいひつ)でした。
世論が過熱している現在は、急遽、以下の政策をかかげています。

民進党の出演強要対策
アダルトビデオ(AV)やいわゆるJKビジネスにおける女性・子どもの被害防止、被害者救済・支援、加害者取締り等のために、実態把握を進めます。
既存の法制度を適切に運用・周知するとともに、必要な改善策を検討します。

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民進党の基本的な考え方は、
「実態把握」、
「既存の法制度を適切に運用・周知」、
「必要な改善策を検討」、
に収斂(しゅうれん)されるようです。
ものたりなさを感じます。
おそらく来年の1月からはじまる通常国会では、出演強要問題を精力的にとりあげるのでしょう。
国民の関心事だからです。
来年は衆議院の解散があるかもしれません。
選挙対策を念頭において、派手なパフォーマンスをくりひろげることが予想されます。

いっぽう、日本共産党は、どのような主張をしているのでしょうか。
みてみます。

日本共産党の出演強要対策

(略)近時、犯罪的なアダルトビデオ撮影被害者の訴えにより、性的搾取の一端が関係者・弁護団の尽力で明らかになってきました。
被害者は、脅迫や欺罔による意に反する撮影(多くは犯罪行為の撮影)とその映像の半永久的拡散に甚大な打撃を被っています。
こうした当事者の意に反した性を売り物に莫大な利益を上げる構造にメスをいれなければなりません。
アダルトビデオ製作販売に係る刑法犯、職業安定法・労働者派遣法違反業者に厳正に対処させるとともに、規制立法を策定します。

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規制立法を策定します
日本共産党は、あらたに法律を制定して規制することを提案しています。
もっともな主張です。
日本共産党の衆議院議員は現在、21人です。
参議院は11人です。
議員立法をおこなうためには、数を揃えなければなりません。
衆議院は20人以上、参議院の場合ですと10人以上の議員の同意が必要です。
日本共産党は現在、法案提出のための要件を満たしています。
巷間(こうかん)いわれているとおり、日本の場合は、議員立法が些少です。
多くの法案は、内閣から提出されています。

(参考)日本国憲法
<第66条>
内閣は、法律の定めるところにより、その首長たる内閣総理大臣及びその他の国務大臣でこれを組織する。
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内閣といっても、内閣総理大臣や大臣が法案を考えるわけではありません。
実際に条文を作成するのは、官僚です。
法政大学教授の湯浅誠さんは、つぎのように語っています。

(2016年6月10日 Yahoo!ニュース「安倍政権は『リベラル』なのか 与野党政調会長らに聞く」より、引用。改行を施しています。)

<湯浅誠 法政大学教授>
政府の事務方である官僚には、リベラルな方が少なくない。
「これは野党から批判されるから、やっておいたほうがいい」
与党政治家を説得する人もいるでしょうし、安倍政権が長期安定している今がチャンスだと起案する官僚もいるでしょう。
民主党から自民党へと政権は変わっても官僚機構はそのままで、官僚は変わらず、同じ人が政策を起案しています。

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実際に日本を動かしているのは官僚です。
官僚と仲良くできない総理大臣や大臣は、いずれも短命におわっています。
湯浅さんはこういいます。
官僚は概してリベラルであると。
おそらくつぎのようなことに対しては、訝(いぶか)しさを覚えるでしょう。

2016年3月11日 衆議院会議録「第190回国会 内閣委員会 第5号」より、引用。改行を施しています。)

<池内さおり議員>
都内の大学に通うBさんの事例ですけれども、これは、新宿駅で芸能界のスカウトと称する男性に声をかけられて、せめて写真だけでも撮らせてと言われて、スタジオに連れていかれた。
学生証と保険証のコピーもとられた。
仕事は選ぶことができるし、裸にならないグラビアもあるから心配要らないなどと言われて、長時間の拘束から解放されたいという思いもあって、彼女は契約書にサインをしました。
数日後、電話がかかってきて、AVの出演が決まったと突然聞かされた。
Bさんは何度も電話でお断りしますというふうに伝えたけれども、これまでかかったお金、300万円を支払ってもらうなどというふうに言われて、数日後、改めて断りの電話を入れたら、そこまで言うなら話し合おう、解約に向けて事務所においでというふうに言われたそうなんですね。
そして、事務所に行った。
しかし、到着すると、その場で何とレイプをされて、一部始終を動画に撮られて、このビデオをもとにおどされて、その後AVを強要されたということなんです。
ひどい撮影では、20数人の男性に次々とレイプをされて、その動画が今も配信をされているということなんです。
このBさんは、一度はPAPSにつながりましたが、その後、連絡が途絶えています。どうなったかわかりません。

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はたして官僚は、法案づくりをおこなっているのでしょうか。
ぼくは以前から、伊藤和子弁護士(HRN事務局長)のつぎのツイートが気になっています。

<2016年9月12日>
今日は#内閣府。
AV強要問題、しっかり取り組んでいただけそうです☆☆
(後略。)

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もしも内閣が法案を提出しなかった場合、日本共産党はどうするのでしょうか。
政策には、
規制立法を策定します
と書かれています。
仮に提出をしたとします。
その場合、各党は、どのような対応をするのでしょうか。


おそらくこうはならないでしょう。
問題は自民党です。
自民党が賛成しなければ、法案は成立しません。
共産党案である、という理由から、反対するでしょうか。
来年は衆議院の選挙があるかもしれません。
出演強要問題は、国民の憂いごととなっています。
犯罪を黙認するとなりますと、女性票を失っていまいます。
選挙で議席を減らすかもしれません。
これを防ぐために、対案をだしてくることが考えられます。

(2016年6月10日 Yahoo!ニュース「安倍政権は『リベラル』なのか 与野党政調会長らに聞く」より、引用。改行を施しています。)

<山尾志桜里 民進党政調会長>
今国会2016年6月1日に終了)は「参議院選挙を前にした、政府・与党のリスク・ヘッジ戦略」というのが私の見方です。
人権に鈍感な政党だということがばれるリスクを回避(ヘッジ)したのです。

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(再掲)
人権に鈍感な政党だということがばれるリスクを回避(ヘッジ)したのです

今度の国会でも、リスクをヘッジしなければなりません。
もしも自民党案がでれば、次期通常国会で成立する可能性が高くなります。
はたしてどうなるのでしょうか。
もっとも望ましいのは、内閣が国会に法案を提出することです。
まもなく通常国会がはじまります。
はたしてどのようなことが起こるのでしょうか。
せめてつぎのことぐらいは法律で規制をしてほしいです。

(ログミー「Kさんの手記」より、引用。)

<Kさん>
駅付近とかのスカウトマンを禁止してほしいです。
禁止と言ってもやりたい放題なので、きちんと法律をつくってほしいです。

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(略)、プロダクションやスカウトの取り締まりについても、しっかり考えてほしいです。
なんでも若者のせいにするのではなく、どうかこれらの仕事が儲からないようにしてほしいです。

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被害者のかたたちは、愁眉(しゅうび)を開く(今までの心配が解けて安心すること)ができるのでしょうか。
期待が集まります。

ここで話題がかわります。

仕事をおえて、電車に乗ったとします。
職場では嫌なことがありました。
気持ちが、ささくれだっています。
おそらく、夜叉のような面相をしていることでしょう。
ふと顔をあげると、そばで赤ちゃんが微笑んでいます。
ひきよせられるようにして、見つめました。
顔がほころんでいる自分に気がつきました。
いつのまにかこころのなかの苛立ちが消えていました。
なぜ赤ちゃんの微笑みは、自身を純化させるのでしょうか。
大脳生理学者の時実利彦さんは、自著の「人間であること」(岩波書店刊)のなかで、こうのべています。
微笑む幼児の顔は左右対称になっているからだ
と。
大人の笑い顔はどうでしょうか。
赤ちゃんの微笑みとは違います。
なごまされることはありません。
なぜでしょう。
時実利彦さんはこういいます。
大人の笑い顔は左右がいびつになっている
と。
大人の笑いの背後には、相手への軽蔑や、相手から歓心をかいたい、などの複雑な心理作用があるそうです。
いびつな顔からわたしたちは、何らかの下心を感じとってしまうのです。

香西咲さんの笑顔はなぜ、素敵なのでしょうか。
なぜひとのこころを柔和にさせるのでしょうか。
それは、微笑んでいるときの顔が、左右対称になっているからです。
大人の笑顔のように、左右がいびつになっていません。
ひとはそこにひかれます。
香西咲さんは純なかたです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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