悪徳プロダクションから自立した香西咲さんは、もう商品ではありません。自分の意志でご自由にご発言をしてください

昨日は、後半の部分で、労働組合についてふれました。
本日は、この部分を補足させていただきます。
なお、以下にのべることは、高校生でも知っているような内容です。

労働組合とは

労働組合の利点につきまして、列記します。

(1)使用者と話し合い(団体交渉)をして、労働協約を結ぶことができる

(労働組合法より、引用。)
<第1条>
(労働組合は)使用者と労働者との関係を規制する労働協約を締結するための団体交渉をすること及びその手続を助成することを目的とする。
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労働組合は、使用者と団体交渉をすることができます。
はなしがまとまれば、労働協約を結びます。
これが最大の利点です。
たとえば、休日について、労働基準法は、つぎのように規定しています。
<労働基準法 第35条>
使用者は、労働者に対して、毎週少くとも一回の休日を与えなければならない

原則として、休日は、週に1回です。
ちなみに、労働基準法の第1条の2項には、
この法律で定める労働条件の基準は最低のものであるから、労働関係の当事者は、この基準を理由として労働条件を低下させてはならないことはもとより、その向上を図るように努めなければならない
と書かれています。

週に1回の休日は、最低の基準です。
休日を週に2回にふやしたい場合は、どうしたらよいのでしょうか。
ここで登場するのが労働組合です。
労働組合が、使用者と団体交渉をおこないます。
最終的に使用者側が、休日をふやすことに同意したとします。
そのさいに交わす文書が、労働協約です。
両者の間できめられたことが、労働基準法の第35条(休日は週1回)よりも優先されるようになります。
労働契約についても同様です。
(労働組合法より、引用。)
<第16条>
労働協約に定める労働条件その他の労働者の待遇に関する基準に違反する労働契約の部分は、無効とする。
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ストライキで損害をあたえても、賠償を請求されない

このことも、労働組合法に規定されています。
(労働組合法より、引用。)
<第8条>
使用者は、同盟罷業(ストライキ)その他の争議行為であつて正当なものによつて損害を受けたことの故をもつて、労働組合又はその組合員に対し賠償を請求することができない。
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争議行為が正当な場合は、刑事上、民事上の責任を問われません。

不当労働行為

労働組合法の第7条には、使用者が労働者に対して、おこなってはいけないことが書かれています。
これが不当労働行為です。
(労働組合法より、引用。)
<第7条>
使用者は、次の各号に掲げる行為をしてはならない。
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一 労働者が労働組合の組合員であること、労働組合に加入し、若しくはこれを結成しようとしたこと若しくは労働組合の正当な行為をしたことの故をもつて、その労働者を解雇し、その他これに対して不利益な取扱いをすること又は労働者が労働組合に加入せず、若しくは労働組合から脱退することを雇用条件とすること。(後略。)
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使用者のなかには、労働組合をつくろうとした労働者をクビにするものがいます。
これは第7条が定めている不当労働行為に該当します。
同様に使用者が、労働組合に入った労働者に対して、不利益な取り扱いをすることも禁じられています。

二 使用者が雇用する労働者の代表者と団体交渉をすることを正当な理由がなくて拒むこと。
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使用者は、労働組合との話し合いを拒むことができません。

三 労働者が労働組合を結成し、若しくは運営することを支配し、若しくはこれに介入すること、又は労働組合の運営のための経費の支払につき経理上の援助を与えること。(後略。)
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使用者が、労働組合の運営に介入することはできません。
使用者は労働組合に入ることができません。

労働組合の歴史

労働組合の嚆矢(こうし。はじまりという意味)となった出来事からみてみます。
世界で最初に、労働問題が起きた国は、イギリスです。
1811年のことでした。
当時のイギリスは、産業革命によって経済が隆盛を極めていました。
職場に次々と、最新鋭の機械が導入されます。
結果、労働者が不要になります。
解雇されます。
クビになった労働者たちは、団結します。
団結とは、人々が力を合せ結びつく、という意味です。
元・労働者たちは、自分たちの仕事を奪った憎き機械を破壊してまわりました。
これがラッダイト運動です。
破壊行為自体は犯罪です。
重要なのは、これまで弱い立場であった労働者たちが、初めて、団結して戦った、というところにあります。
この運動のなかから、労働者の団体である労働組合が作られていきます。

国際的にも動きがありました。
1864年、ロンドンで、各国の労働組合が集う世界的な組織が発足します。
「第1インターナショナル」です。
1876年に解散しましたが、1889年に再び、パリで、同様の組織がつくられます。
名称は、「第2インターナショナル」です。
こちらも1914年に解散となりました。
5年後の1919年のことです。
国際連盟の中に、世界規模で労働問題の解決に取り組む機関が設置されました。
ILO(国際労働機関)です。
現在も、国際連合のなかの組織として、労働問題の解決のために活動しています。

日本の労働運動をみてみます。
1900年に、治安警察法が制定されました。
以降、労働組合をつくることが禁止されます。
当然、ストライキ等の争議行為はできません。
労働者の不満が高まっていきます。
政府は、1911年に、甘い飴を与えて、懐柔をはかりました。
工場法の制定です。
施行後、12歳未満の就労が禁止されました。
あわせて、女子と、15歳未満の労働時間は、12時間以内となります。
翌年の1912年から年号がかわります。
明治から大正となります。
大正は、1912年から1926年までの15年間です。
この間、民主主義が昂揚(こうよう)します。
大正デモクラシーといいます。
経済も進展しました。
これに伴って、労働運動や社会主義運動が盛んになります。
1925年には、男性普通選挙が実現しました。
同時に、治安維持法が制定されます。
この法律によって、労働運動や社会主義運動が厳しく取り締まられるようになります。

1945年8月15日、日本は戦争に負けます。
以降、GHQによる占領政策がはじまります。
治安警察法や治安維持法などの悪法は廃止されました。
かわりに労働三法が制定されます。
労働組合法(1945年)、
労働関係調整法(1946年)、
労働基準法(1947年)、
です。

香西咲さんのツイッター(2016年6月13日)より、引用。

常識や法律をある程度踏まえた上で、改善策を話さないとただの嘆きで終わってしまう。
プロダクション立会の元、女優がAV業界を真面目に考えるシンポジウムでも出来れば、浄化に繋がると思います。
セックスワーカー団体は既にある訳だから、AV女優の労組の様なものがあってもおかしくないと思う。

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香西咲さんは今年の6月13日に、このツイートをされています。
部外者からみても、労働組合ができれば、業界もかわっていくと思います。
結成の可能性はないのでしょうか。

話題がかわります。

(再掲。香西咲さん)
プロダクション立会の元、女優がAV業界を真面目に考えるシンポジウムでも出来れば、浄化に繋がると思います

(2016年10月12日 弁護士ドットコム「AV出演強要『心に傷残る』『有名になれる話に騙されないで』 イベントで体験談語る」より、引用。改行を施しています。)

アダルトビデオ(AV)出演強要の問題について考えるイベントが10月11日夜、東京都内で開かれた。
「事務所に騙されてAV女優になった」
とカミングアウトしたユーチューバー、くるみんアロマさん(26)が登壇。
くるみんさんは
「やりたくない人が出ると、心にキズが残る」
「有名になれるという話には騙されないで」
と訴えた。
(中略。)
イベントには、AV業界関係者やメディア関係者など約70人が詰めかけた。
約30年間、AV男優として活動している辻丸さんは
こうしたイベントは本来、業界側が開くべきだと思った。いま問題なのは、一般女性の人権だ。法規制には反対だが、業界側に健全化、再発防止策は見えてこない
と話していた。

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(再掲。辻丸さん)
こうしたイベントは本来、業界側が開くべきだ

(再掲。香西咲さん)
プロダクション立会の元、女優がAV業界を真面目に考えるシンポジウムでも出来れば、浄化に繋がると思います

香西咲さんは今年の6月13日に、この種の催しを提案されています。
業界も生き残りたいのならば、香西咲さんのこうした一連の発言を参考にすればよいのに、と思うのですが。
香西咲さんは業界の将来を思って、愛のある発言を繰り返しています。
なぜ、応えないのでしょう。
ぼくにはそれが不思議でなりません。
ふたたび、話題がかわります。

本日、ツイッター上で、いろいろと哀しい思いをされたようです。
香西咲さんはこれからも自由に、ご自身が抱いていることを発言すべきであると考えます。
悪徳事務所に管理されていた時代とはちがいます。
もう単なる商品ではありません。
すでに人間性を回復されたはずです。
現在は、一人の人格をもった女性にもどられました。
我慢をすることはありません。
遠慮も不要です。
香西咲さんは他人に気をつかいすぎます。
サービス精神が旺盛すぎるのではないでしょうか。
自分に無理を強いることだけはやめてほしいです。
一度きりの人生です。
ご自身を大切にされて人生を歩まれることを切に願っております。
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2016年7月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年7月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年7月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年7月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年7月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年7月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
 --出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは
 A氏 当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年8月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年9月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました
2016年9月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月1日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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