今回の香西咲さんのツイートから、業界への熱い愛を感じました。いま悪徳プロダクションを切らなければ、国は必ず法律で規制してきます

ルネサンスということばをご存じでしょうか。
かつて、ヨーロッパで起こった芸術思想の革新運動のことです。
ルネサンスの期間は、14世紀(1301年~1400年)から16世紀(1501年~1600年)です。

マンドラゴラという薬草があります。
(以下の画像は、Wikipediaより、引用。)

毒性があります。
かつては鎮痛剤としてもちいられました。
麻薬効果があり、服用後は、幻覚や幻聴などの副作用をともないます。

ルネサンスがはじまる前のことです。
マンドラゴラはつぎのように描かれていました。
(以下の画像は、Wikipediaより、引用。)

写実的な(事実をありのままに描写した)要素は微塵もありません。
巷間、マンドラゴラには魔力がある、と信じられていました。
画家にとっては、人々の固定概念を具現化することが、正しい表現方法、であったのです。
ルネサンスが隆盛を極めるようになってからは、このようなおどろおどろしい(気味が悪い)表現方法は駆逐されます。
即物的な(主観を排して実際の事物に即した)ものが主流となります。


なぜ人々は、マンドラゴラに対して、現実と乖離した概念をいだいていたのでしょうか。
その主たる要因は、キリスト教です。
具体的には、ローマ教会(現在のカトリック教会)です。
当時のひとたちは、ローマ教会が提示する価値観に支配されていました。
この一元的な権威を否定するところから、ルネサンスがはじまります。

ルネサンスとは、「再生」という意味です。
かつてヨーロッパには、世界に誇る偉大な文化が栄えていました。
古代ギリシア文化(ヘレニズム文化も含む)と、ローマ文化です。

(以下の図は自作です。つたないもので申し訳ありません。)

やがてローマ教会が権勢をふるうようになります。
世の中が、キリスト教の色彩にそまっていきます。
476年に西ローマ帝国が滅びたあと、西ヨーロッパは、混乱の時代となります。
14世紀(1301年~1400年)になって、世の中が平静をとりもどしたとき、ルネサンスの気運が胎動します。
きっかけは、イタリアと、ビザンツ帝国(東ローマ帝国)との交流です。
当時のビザンツ帝国は、ギリシア語が公用語となり、あたかもギリシア人の国のようになっていました。
ビザンツ帝国の国の学者が頻繁に、イタリアへおもむきます。
大学で講義をするためです。
学者は、ギリシア文化の偉大さを語ります。
そのたびに人々は、憧憬の念をいだきました。
古代ギリシア文化はなんてすばらしいのだろう、と。
冷静に考えてみると、自分たちのところにもかつて、崇高な文化が栄えていました。
ローマ文化です。
476年の西ローマ帝国の滅亡とともに、消滅しました。
周囲には当時の遺跡が散在しています。
ひとびとは感嘆します。
イタリアにもすぐれた文化が存在していたではないか、と。
こうしたなかから、失われた文化を研究して再生させようとする動きが高揚します。
古代ギリシア、ローマの文化研究のことをヒューマニズム(人文主義)といいます。

古代ギリシア、ローマ時代に栄えていた学問や芸術は、キリスト教が誕生する以前のものです。
陰鬱な宗教の教義とは関係がありません。
文化を研究するなかで、人々は、人間中心主義、合理主義、現実主義などを発見していきます。
現在、ヒューマニズムは、「人間性の尊重」と訳されています。

ヒューマニズムがひろまっていく過程で、人々は、キリスト教的な世界観から自由になります。
そのとき人々は、こう感じました。
「人生はすばらしい」
と。
ドイツの詩人のフッテン(1488年~1523年)は、つぎのようなことばを残しています。

おお世紀よ
芸術は栄え
知識は蘇(よみがえ)る
生きることは喜びなるかな

——————————————————–

上記でいうところの「知識」とは、古代ギリシア、ローマ時代の知識のことです。
このあとに、
「生きることは喜びなるかな」
がつづきます。
これがルネサンスの精神です。

本日は、ルネサンス期に活躍した有名な詩人をご紹介します。
イタリア人のペトラルカ(1304年~1374年)です。
代表作は、「叙情詩集」です。
このかたは、詩よりも、あることでさらに著名となりました。
ペトラルカは、はじめて、近代的な登山をしたのです。
登山の仕方を改善したのではありません。
嶮(けわ)しい山にのぼったのともちがいます。
ごく普通の登山をしました。
当時はだれも山にのぼらなかったのでしょうか。
ちがいます。
そうではありません。
人々は山へ行って花を摘んだり、羊を放牧したりしていました。
信仰のために高い山をめざすひともいました。
各々(おのおの)、なにがしかの目的をもって山にのぼりました。
ペトラルカの場合はちがいます。
義務的なものはありません。
「のぼってみたくなったから、のぼった」
これが近代登山です。
山頂についたペトラルカは、風にあたりながら読書をはじめます。
そこにはつぎのような一節がありました。

そしてひとびとはそこへ行き、高山と広い潮と力強くざわめく流れと大洋と天体の運行に感嘆して、われを忘れる」(アウグスティヌスの「告白」)

ペトラルカによって、あたらしい登山の形態がうみだされました。
義務感のない自由な登山です。
他人がどう感じようとも、本人に意味があればいいんです。
これがルネサンス的な生き方です。

香西咲さんはツイートでご自身の思いの丈を打ち明けました。
あるひとにとってはそれが無意味と感じるかもしれません。
あなたは商品なのだからもっとおれたちを楽しませてくれ、と。
書き込みをやめさせたくて、執拗な(しつような。しつこいとの意味)落書きを重ねるかもしれません。
大人でしたら、それは、けっしておこなってはいけない所行です。
そのツイートが、香西咲さんにとって意味があればいいのです。

当時のひとたちは、過去に存在した人間性を尊重する文化を知り、教会の権威を否定しました。
香西咲さんも、悪徳プロダクションの桎梏(足かせと手かせ)から、身を解き放ちました。
きっかけとなったのは、人間性の尊重(ヒューマニズム)ではないでしょうか。
これをとりもどすために香西咲さんは、悪徳プロダクションと縁を切った、と考えます。
香西咲さんはいま、ルネサンス(再生)の途上にあります。
悪徳プロダクションに拉致される前に存在した、幸福な世界、にかえられることを願っています。

それにしても、業界のひとたちには先見の明(事が起る前にそれを見抜く見識)がありません。
これからどういうことが惹起(じゃっき)されるのかがわからないのでしょうか。
香西咲さんは週刊文春での告発以来、終始、同じ趣旨のことをのべられています。
——————————————————–
①悪徳プロアクションと手を切らないと、国は、業界全体が悪であるとみなす。
  ↓
②業界に自浄能力がないとみなされたら、国は、法律で規制してくる。
  ↓
③そうなる前に、早く、悪徳プロアクションを駆逐してほしい。
——————————————————–

業界のかたがたはなぜ、このことに気がつかないのでしょうか。
香西咲さんはいま、必死になってうったえています。
悪徳プロアクションの悪行について。
おそらく香西咲さんが引退したら、だれもこのことをいわなくなるでしょう。
業界のかたがたにとってはひと安心かもしれません。
気が楽になることでしょう。
安堵しているのも束の間です。
何も改善をしない業界に対して、国は、圧倒的な力で襲いかかってきます。
あなたたちは政治のことが何もわかっていないようです。
権力とは恐ろしいものです。
あなたたちの存在を無にすることなどは、いとも簡単にできます。
香西咲さんはそれを恐れているのです。
自分が現役でいる間になんとかしなければ、と。
今回のツイートから、香西咲さんの愛が読みとれないのならば、あなたたちは愚か者です。
勝手に消えてください。
個人的には、そのほうがうれしいです。
繰り返します。
香西咲さんの業界を思う熱い気持ちにこたえてください。
もう一度、ツイートをよみなおしてください。
すべてがおわる前に。
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2016年7月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年7月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年7月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年7月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年7月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年7月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
 --出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは
 A氏 当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年8月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年9月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました
2016年9月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月1日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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