香西咲さんは悪徳プロダクションの時代にどれほどつらい涙を流したのだろうか。この悪徳プロダクションのやつらは絶対に許せない

昨日のつづきです。
かつて、スペイン人たちは、インディオに対して、殺戮(さつりく)と掠奪(りょうだつ)のかぎりをつくしました。
本日も、「インディアスの破壊についての簡潔な報告」のなかから引かせていただきます。

(ラス=カサス著 染田秀藤訳「インディアスの破壊についての簡潔な報告」岩波文庫より、引用。改行を施しています。)

<アメリカ大陸で->
ある邪悪なキリスト教徒(スペイン人)はひとりの娘を犯そうと思い、彼女を強奪しようとしたが、母親が娘を手放さなかった。
そのため、彼(スペイン人)は母親に襲いかかり、探険か剣を抜いて母親と娘の手を切り離した。
しかし、娘(インディオ)がいいなりにならなかったので、彼は滅多突きにして彼女を殺してしまった。

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ある日、ひとりのスペイン人が数匹の犬を連れて鹿か兎を狩りに出かけた。
しかし、獲物が見つからず、彼はさぞかし(犬が)腹を空かしているだろうと思い、(インディオの)母親から幼子を奪ってその腕と足を短刀でずたずたに切り、犬に分け与えた。
犬がそれを食いつくすと、さらに彼(スペイン人)は、その小さな胴体を投げ与えた。

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スペイン人たちは王国を立ち去ったが、その時、彼らのうちのひとりがある村か地方の領主の子息に供を命じた。
しかし、その少年は自分の土地を離れたくないと答えた。
すると、そのスペイン人は「ついて来い。さもないと、耳を斬り落すぞ」と言って脅かしたが、それでも少年は首を縦に振らなかった。
スペイン人は短刀を抜き、少年の一方の耳を、また、そのすぐあと、残りの耳も切り落とした。
それでもなお、少年は自分の村を離れたくないと言い張ったので、スペイン人は冷酷な笑みを浮かべながらいとも簡単に少年の鼻を耳を斬り落した。

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従順で抵抗しないものを手籠(ご)めにする。
ここに登場するスペイン人は、まるで日本の悪徳プロダクションの連中のようです。
まともではありません。
常軌を逸しています。
スペイン人も、悪徳プロダクションも。

(ラス=カサス著 染田秀藤訳「インディアスの破壊についての簡潔な報告」岩波文庫より、引用。改行を施しています。)

<アメリカ大陸で->
(略)、(スペイン人は)捕らえたインディオたちを全員奴隷にした。
(スペイン人)は数えきれないほど大勢のインディオを鎖に繋いで連れ去り、また、産後まもない女に邪悪なキリスト教徒(スペイン人)たちの重い荷物をかつがせたりした。
彼女たちは過酷な労働を強いられたうえに、食物などを与えられなかったために、体が衰弱してしまい、幼子を連れて歩くことができなかった。
仕方なく、彼女たちは子供を道端に放り出し、その結果、大勢に子供が死んでしまった。

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スペイン人たちはインディオに荷物をかつがせ、山中を運ばせて苦しめた。
インディオたちが生来のひ弱さと過酷な労働のために疲労して倒れたり、気を失ったりすると、スペイン人たちは起き上がらせて、息つく間もなく歩かせようと彼らを足で蹴り、棒で殴り、時には、剣の柄頭で歯を砕いたりした。
そういう時、インディオは激しく苦痛に悶え、大きく喘ぎながら苦しそうに言った。
「貴方たちはなんという悪人なのだ。私はもうこれ以上歩けない。さあ、殺して下さい。この場で死んでしまいたい」と。

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(略)、彼ら(スペイン人)がインディオたちに与えた食物は雑草やそのほか滋養のないものばかりで、そのために出産後の母親は乳が出なくなり、大勢の乳飲み子が生後間もなく死んでしまう結果となった。
夫は遠く離れた所にいたので妻に会えず、そのため、彼らの子孫はとだえてしまった。
過酷な労働と飢えのために夫は鉱山で、妻は農場でそれぞれ死んでしまい、こうして、島に暮らしていたインディオたちの大半が死に絶えた。
このような状態がつづけば、世界中の人びとはことごとく死滅してしまったであろう。

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本日、ネットで、以下の記事を読みました。

 2016年9月13日 毎日新聞「AV問題 語り始めた業界人(1)『公平なルールを』」

配信されてから、10日が経っています。
存在自体は知っていました。
興味はありましたけれども、時間の無駄のような気がして、うっちゃっていました。
いま、ブログで、悪徳プロダクションに関する文章を書いています。
何かの参考になるかもしれないと考えて、ふとながめてみました。
早くみるべきでした。
出色(しゅっしょく)の内容です。
鈴木浩太(仮名)というAVプロダクションの代表が取材に応じています。
すぐに違和感を覚えました。
なぜ、仮名なのでしょうか。
顔も隠しています。
もうこの段階で、このかたは普通でない、ということがわかります。
これをご覧になられた大多数のかたも、そう感じたことでしょう。
毎日新聞の記者は、秀抜です(他よりもすぐれ抜きんでています)。
核心の部分を聞きだすのがじょうずです。
鈴木浩太(仮名)くんは、つい本音を洩らしてしまいます。

(引用。改行を施しています。)

(問)「HRNは業界に対する要請書の中で『撮影を欠席した女優には違約金を請求せず、(損害の補てんには)保険制度を利用せよ』と求めています。実現可能でしょうか?

鈴木浩太(仮名)
「出る出る詐欺」が横行すると思う。
「(AVを)やります」と言っても、当日になって「やっぱりやりません」と言えるわけですよね。
友達との約束をバックレる(逃げる)感覚になる。
あくまでも女性の人権だけを擁護していて、業界で働く者の人権にまで考えが及んでいない。
プロダクションは最初からAVだと説明し、契約のこともしっかり話しているのに、前日に女優がバックレた場合は誰が責任を取るのでしょうか。

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(再掲)
出る出る詐欺」が横行すると思う。「(AVを)やります」と言っても、当日になって「やっぱりやりません」と言えるわけですよね
プロダクションは最初からAVだと説明し、契約のこともしっかり話しているのに、前日に女優がバックレた場合は誰が責任を取るのでしょうか

善し悪しは別として、このひとは、キャンセルという行為を認めていません。
どのようなことがあっても絶対に出演させる、との態度です。
最終的には強要もありうる、という自己の内を暗に示唆しています。

(再掲)
前日に女優がバックレた場合は誰が責任を取るのでしょうか

伊藤和子弁護士は、クローズアップ現代+のなかでつぎのようにおっしゃっています。
出演の前日までにキャンセルをすれば、違約金は発生しないというような裁判例も出ています
と。

キャンセルの手順についてものべられています。

(2015年10月1日Yahoo!ニュース「AV違約金訴訟・意に反して出演する義務ないとし請求棄却。被害から逃れる・被害をなくすため今必要なこと」より、引用。)

判例。2015年9月9日>

アダルトビデオへの出演は、原告が指定する男性と性行為等をすることを内容とするものであるから、出演者である被告の意に反してこれに従事させることが許されない性質のものといえる。
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(伊藤和子弁護士)

マネージャーとのやりとりをLine(ライン)でしている場合、Lineに「AVはいやです。やりたくありません」と書いて送れば、「本人の意に反していた」ことの証明になる。簡単にできる。
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そして、事務所のホームページで住所を調べてFAX郵送解除の意思表示をすれば、翌日から撮影現場に行く必要はない。
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プロダクション側は、このこともきちんと周知する必要があります。
それにしても、鈴木浩太(仮名)くんのことばづかいには呆れます。
前日に女優がバックレた場合は誰が責任を取るのでしょうか
「バックレた」
新聞のインタビューでこのような下卑た(げびた。下劣でいやしいとの意味)ことばをおつかいになる。
社会人としてどうなのでしょうか。

(ラス=カサス著 染田秀藤訳「インディアスの破壊についての簡潔な報告」岩波文庫より、引用。改行を施しています。)

<アメリカ大陸で->
スペイン人たちが真珠採取でりでインディオたちに加える暴虐な仕打ちはこの世におけるもっとも残酷で邪悪なもののひとつである。
(中略。)
(略)、それは日の出から日没までつづくのである。
その間ずっと、彼らは息もせずに泳ぎまわり、真珠貝を剥ぎ取っている。
彼らが貝でいっぱいの小さな網を持って上がり、一息つこうとすると、そこにはカヌーか小舟に乗った冷酷なスペイン人たちが待ち受けている。
彼らはインディオたちが少しでも長く休むと、殴り、ふたたび貝を採りに行かせようと、髪の毛をつかんで海中へ放り込む。

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スペイン人もプロダクションも、ひとの命を犠牲にして、果実をむさぼっています。
性根は同じです。

1542年、ラス=カサスは、「インディアスの破壊についての簡潔な報告」を上梓します。
事実を知ったスペイン王のカルロス1世は、翌年、「インディアス新法」を発布します。
内容は、エンコミエンダ制(※昨日のブログを参照)の廃止です。
このことに対して、アメリカ大陸の入植者たちは、いっせいに反発します。
徹底抗戦します。
結果、エンコミエンダ制は存続されることとなります。

1550年、カルロス1世は、討論会を開催します。
議題は、インディオに対する征服活動がゆるされるかどうかです。
参加者のラス=カサスは、こう主張しました。
「インディオの人間としての能力は、ヨーロッパ人と同じであり、権利においても同じである」
「スペイン人が征服して奴隷にすることは許されない」
と。
ラス=カサスはその後も著作活動をつづけて、「インディアス史」などの歴史書も出版します。
1566年、ラス=カサスは、92歳で、生涯を閉じます。
インディオの解放にささげた晩年でした。

かつてポール=サイモンという歌手が、インディオの悲しみを詩にしました。
ぼくは知りませんが、この歌は全世界で大ヒットしたそうです。

(サイモンとガーファンクル歌「コンドルは飛んでいく」より、引用。)

かたつむりになるよりスズメのほうがいい。
そうだとも。
もしなれるなら、そのほうがずっといい。
(中略。)
船に乗って遠くへ行きたいな。
昔ここで見かけた白鳥みたいに。
人は土地にしばりつけられ、世にも悲しげな声を上げている
この世で一番悲しい声を
(略。)
(後略。)

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(再掲)
世にも悲しげな声を上げている
この世で一番悲しい声を

(週刊文春2016年7月14号より、引用。)

人気AV女優の香西咲氏(30)は今回のインタビューで、呼び起こしたくない過去に向き合い、何度も悔し涙を流した
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香西咲さんにはもう、この種の涙を流してほしくないです。
絶対に。
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2016年7月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年7月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年7月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年7月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年7月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年7月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
 --出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは
 A氏 当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年8月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年9月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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