香西咲さんが悪徳プロダクションに強いられた記事を読むたびに、「インディアスの破壊についての簡潔な報告」を思いだします

AbemaTIMES(2016年9月18日)に、以下の記事が掲載されています。

(引用。改行を施しています。)

<香西咲さん。2016年9月17日 みのもんたのよるバズ!>
香西は、当初はモデルとしてスカウトされたはずだったのに蓋を開けたらAV出演ということになっていた。
「みんなしてグルで騙していたのか。性接待を要求された時、トラックが突っ込んできてくれたら死ねると思った」
と語り、AV撮影のために富士山の麓に連れていかれて、3時間泣いたこともあるという。
その時、自分をスタッフ全員が待っている状況にあった。
これには
「遠いところですから……。よっぽど強い子でないと(撮影を中止させるのは)無理だと思いますし。私さえ泣いておけば丸く収まると思った。結局AV撮影に応じることになりました。あとは、違約金などを理由に辞められないです。結局、弁護士を雇って辞められましたが、人生の大事な時期5年間を失敗したなと思う」
と語った。

——————————————————–

「トラックが突っ込んできてくれたら死ねる」
「違約金などを理由に辞められない」
香西咲さんは自身のツイッターで、つぎのようにおっしゃっています。

香西咲さんのツイッター(2016年7月13日)より、引用。

契約書を縦に止めさせてもくれない、かと言って事務所に居続けたら、 V撮影と性接待(勿論金銭のやり取りなし)に都合良く使われて青木亮に飼い殺しになる…
本気で死にたかった。
あの頃の私はトラックに突っ込んで欲しかった。

——————————————————–

また、香西咲さんは、別のAbemaTIMES(2016年9月18日)のなかでつぎのように語っています。

(引用)

<香西咲さん。2016年9月17日 みのもんたのよるバズ!>
「社長に辞めたいと言ったらふざけるなと怒鳴られた。お前にかかったお金をどうしてくれるんだ、と言って辞めさせてくれなかった」
——————————————————–

悪徳プロダクションといいますと、今年の6月に、つぎのような犯罪が発覚しました。

(2016年6月12日 産経新聞「アダルトビデオ 悪質な勧誘・契約横行、人権侵害の声も」より、引用。改行を施しています。)

(略)、タレントとして所属したにもかかわらずAV出演を強要されたなどの被害相談が急増している。
拒否した女性に対し、契約を盾に高額の違約金を請求する例もあり、業界関係者も「人権侵害とみられても仕方がないケースもある」と語る。
——————————————————–
関係者によると、今回、警視庁に相談した女性はグラビアモデルとして平成21年に契約
ところがその後「AVの撮影をする」と告げられて、撮影現場に連れていかれた。女性は拒否したが契約を理由に「違約金を払え」「親に言うぞ」などと迫られ、数年間にわたり繰り返し出演せざるを得なかったという。
捜査関係者は、「家宅捜索時、関係者らは捜索を受けた理由についてピンときていなかったようだ」と明かす。
警視庁は違法な撮影が業界内で常態化しているとみており、摘発を機に実態解明を目指す。

——————————————————–

香西咲さんの事例とは違いますけれども、手口が酷似しています。
他誌がこの事件の続報をつたえています。

(2016年6月13日 毎日新聞「労働者派遣法違反:モデルAV出演 容疑で芸能プロ元社長逮捕」より、引用。改行を施しています。)

(前略。)
(略)、女性は「グラビアモデルの仕事ができる」と説明を受け同社と契約。
契約書にはAVへの出演も記載されていたが、女性には十分な説明がなく契約書のコピーも渡されなかった
女性がAVへの出演を拒否しようとすると、「違約金を払え」などと迫られ、AV作品に出演させられたという。

——————————————————–

(2016年6月14日 読売新聞「AV強制 5年で100本以上 容疑の元社長ら モデル出演させる」より、引用。改行を施しています。)

(前略。)
発表によると、逮捕されたのは渋谷区の「マークスジャパン」元社長村山典秀(49)(世田谷区代沢)、同社長古指(こざす)隆士(50)(同区宮坂)両容疑者ら男7月2日の読売新聞はこの男の氏名を「高橋慶将」と書いています)3人。
3人は2013年9~10月、性交渉を行うAV撮影の現場に所属モデルの女性を派遣した疑い。
女性と同社の契約書にAV出演を示唆する内容はあったが、女性は詳しい契約内容を知らされておらず、「断れば違約金が発生する」などと言われたという。

——————————————————–

(2016年6月14日 産経新聞「数時間脅し撮影 AV出演強要」より、引用。改行を施しています。)

(略)、女性がAV撮影を拒否した際、元社長らが数時間にわたって女性を脅し撮影を強行していたことが13日、警視庁への取材でわかった。
(中略。)
女性がAV撮影を拒否すると、「違約金を払え」などと数人で取り囲んで軟禁状態にし、撮影を強行したという。
逮捕容疑は25年9月30日と10月1日、性行為を含む撮影のためAVメーカー「CA」(港区)に20代女性を派遣したとしている。

——————————————————–

これとは別の事例もあります。

(2016年7月25日 クローズアップ現代+「私はAV出演を強要された~“普通の子”が狙われる~」より、引用。)

<明子さん(仮名)>
裸のまま逃げ出したこともあった。
でもエレベーターの前で捕まえられて、(部屋に)戻された。
抵抗する回数が減って。
心を殺して、ただ時間が過ぎるのを待っていた。
もう、私は周りの人たちみたいに、普通の人生を歩んでいくことはできない、悔しい思い。
絶望です。

——————————————————–

嫌がる女性に対して耐え難いことを強いる。
こいつらはまともでありません。
この種の記事をみるたびにぼくは、ラス=カサスが著した「インディアスの破壊についての簡潔な報告」を思いだします。
内容はまったく異なりますが、非人間性、という点では、共通したものがあります。
ラス=カサスが生きた時代を顧みてみます。
1492年のことです。
スペインのイザベラ女王の命を受けて、コロンブスが、パロス港を出航します
インドをめざしました。
約2か月後、ある島に到達します。
現在は、バハマ国の領土となっているサン=サルバドル島です。
当時のヨーロッパ人にとって、未知の島でした。
その後、アメリゴ=ヴェスプッチが、周辺にある大きな大陸を発見します。
南アメリカ大陸です。
以降、スペイン人たちが続々と、ここをめざします。
大陸への入植者に対して、スペインは、エンコミエンダ制という仕組みを創設します。
アメリカ大陸の土地と原住民(インディオ)は自由に支配してもよい、という非道な制度です。
以降、インディオは、スペイン人の奴隷として、酷使されます。
実際、スペイン人は、インディオをどのようにあつかったのでしょうか。
ラス=カサスというスペイン人の宣教師がいます。
インディオをキリスト教に改宗させるため、スペインから派遣された人物です。
1552年にラス=カサスは、スペイン人たちがインディオに対して、どのようなことをおこなっているのかを告発しました。
それが「インディアスの破壊についての簡潔な報告」です。
本日、ひさしぶりに、この本を本棚の奥からだしてきました。
このなかから一部を引用させていただきます。

(ラス=カサス著 染田秀藤訳「インディアスの破壊についての簡潔な報告」岩波文庫より、引用。改行を施しています。)

この40年間、また、今もなお、スペイン人たちはかつて人が見たことも読んだことも聞いたこともない種々様々な新しい残虐極まりない手口を用いて、ひたすらインディオたちを斬り刻み、殺害し、苦しめ、拷問し、破滅へと追いやっている。
例えば、われわれがはじめてエスパニョーラ島(現在のハイチ、ドミニカ)に上陸した時、島には約300万人のインディオが暮らしていたが、今では僅か200人ぐらいしか生き残っていないのである。

——————————————————–

スペイン人はこうした悪辣な行為をアメリカ大陸の各地でおこないます。
現在、インディオは、わずかに存在するだけです。

(引用。改行を施しています。)
この40年間にキリスト教徒たちの暴虐的で極悪無慙な所行のために男女、子供合わせて1,200万人以上の人が残虐非道にも殺されたのはまったく確かなことである。
それどころか、私は、1,500万人以上のインディオが犠牲になったと言っても、真実間違いではないと思う。

——————————————————–

具体的な事例をみてみます。

(引用。改行を施しています。)
彼ら(スペイン人)は、誰が一太刀で(インディオを)真二つに斬れるかとか、誰が一撃のもとに首を斬り落とせるかとか、内臓を破裂させることができるかとか言って賭をした。
——————————————————–
彼ら(スペイン人)(インディオの)母親から乳飲み子を奪い、その子の足をつかんで岩に頭を叩きつけたりした。
——————————————————–
また、ある者(スペイン人)たちは冷酷な笑みを浮かべて、(インディオの)幼子を背後から川へ突き落とし、水中に落ちる音を聞いて、「さあ、泳いでみな」と叫んだ。
——————————————————–
彼ら(スペイン人)はまたそのほかの(インディオの)幼子を母親もろとも突き殺したりした。
こうして彼らはその場に居合わせた人たち全員にそのような酷い仕打ちを加えた。

——————————————————–

悪徳プロダクションのやつらがおこなっていることは、このスペイン人の蛮行と同等です。

(再掲)

<香西咲さん。2016年9月17日 みのもんたのよるバズ!>
香西は、当初はモデルとしてスカウトされたはずだったのに蓋を開けたらAV出演ということになっていた。
「みんなしてグルで騙していたのか。性接待を要求された時、トラックが突っ込んできてくれたら死ねると思った」
と語り、AV撮影のために富士山の麓に連れていかれて、3時間泣いたこともあるという。
その時、自分をスタッフ全員が待っている状況にあった。
これには
「遠いところですから……。よっぽど強い子でないと(撮影を中止させるのは)無理だと思いますし。私さえ泣いておけば丸く収まると思った。結局AV撮影に応じることになりました。あとは、違約金などを理由に辞められないです。結局、弁護士を雇って辞められましたが、人生の大事な時期5年間を失敗したなと思う」
と語った。

——————————————————–

スペイン人の悪行については、引き続き明日のブログでご紹介をします。
話題はかわります。
今朝、伊藤和子弁護士のツイッターを拝見しましたところ、目を疑いました。

伊藤和子弁護士のツイートより、引用。改行を施しています。)

<2016年9月22日>
思い込みで、被害をカミングアウトした女優さんを集団リンチ?
とんでもない人がいるんですね。
彼女はHRNと関係ないし、インディペンデントな方だと思いますよ。

——————————————————–

(再掲)
思い込みで、被害をカミングアウトした女優さんを集団リンチ?

起きあがりで、寝ぼけていたので、こう読んでしまいました。
「香西咲さんの思い込みで、被害をカミングアウトした女優さんを集団リンチ?」

ちがいます。
これが正解でした。
「オタクたちが勝手な思い込みをして、7月7日の週刊文春で被害をカミングアウトした香西咲さんを集団リンチ?」

ツイッターは短文による投稿です。
他のかたのもそうですが、真意がよくつたわってこないものもあります。
なかなかむずかしいツールです。
——————————————————–
2016年7月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年7月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年7月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年7月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年7月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年7月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
 --出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは
 A氏 当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年8月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年9月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。