香西咲さん「告発から2ヶ月、私に関しては業界側では味方になって下さる人は未だにいません」。密かに応援されているかたもいるようです

AV出演強要問題

AbemaTIMESに、面妖な(不思議な)記事が掲載されていました。

(9月18日 AbemaTIMES「政府も動いた『AV出演強要問題』 今、本当に求められている対策とは」より、引用。改行を施しています。)

そのような中、元AV女優・川奈まり子氏は業界健全化を図り、表現者ネットワークAVANを設立。
AV出演者が交わす契約書の統一様式の策定や現場や生活上の相談窓口を設置・プロダクションを準会員、メーカーを賛助会員として迎え業界全体で連携していくことで、強要出演などの被害にあう女性を減らす活動を行っている。

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AVAN(表現者ネットワーク)という団体ができたようです。
自分で契約している「新聞データベース」をつかって検索してみました。
結成を報じているのは毎日新聞だけです。
他紙はあつかっていません。
関心がないようです。
それにしても、上述のAbemaTIMESに書かれていることは本当なのでしょうか。

(再掲)
(略)強要出演などの被害にあう女性を減らす活動を行っている

減らす活動を行っている
この表現はどうなのでしょう。
もしも事実だとすれば、首を傾げざるをえません。
AVANが目指しているのは、被害者をゼロにすることではないのですか。
減らす活動を行っている
これでは、今後も、依然として、被害者が出つづけます。
こういった姿勢では、賛同の輪がひろがっていかないような気もいたしますが。
貴団体には、ぜひとも、出演強要被害の根絶に取り組んでほしいものです。

政治の動き

2016年9月12日のことです。
内閣府男女共同参画会議の「女性に対する暴力に関する専門調査会」が、有識者へのヒアリングをおこないました。
議題は、AV出演強要問題です。
一部のツイッターでは、大きな話題となっていました。
残念ながら、このことを報道したのは、毎日新聞だけです。

(2016年9月13日 毎日新聞より、引用。)

業界側では7月、元AV女優の川奈まり子さんらが一般社団法人・表現者ネットワーク(AVAN)を設立し、統一契約書の策定などによる健全化に取り組んでいる。
同法人のアドバイザーを務めヒアリングで女優らの意思を“代弁”する形となった青山教授は「取り締まりが厳しくなれば業界が『アンダーグラウンド(地下)化』し、労働条件が悪化する」と指摘し、「現場を知る業界関係者を会議に呼ぶべきだ」と訴えた。

一緒にヒアリングに応じた琉球大の矢野恵美教授(刑法)は「現行刑法でも処罰の可能性はあるが、スカウトや事務所幹部など現場にいない人間は立証の壁がある」と実情を説明した。
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AVANのかたが、ツイッターで、上述のヒアリングのことを「9.12」と表現しておりました。
直接、拝見したわけではありません。
どなたかがリツイートされていたのを間接的に読んだだけです。
それにしても、「9.12」とは。
そのほかの文章からも、緊迫した様子がつたわってきました。
業界の一大事に対して、全精力を傾注しようとの気概が感じられます。
これを読んだとき、このかたたちは政治に疎いと感じました。
ぼくの知る限り、この種のヒアリングで政治が動いたことはありません。
国会の公聴会もそうです。
大学の教授や知識人たちが熱のこもった意見をのべますが、だれも聞いていません。
時間が過ぎるのをまっているだけです。
この種の陳述が国会審議に影響をおよぼしたことは一度もありません。
ヒアリングや公聴会によばれた学識経験者にとっては、それ自体が大変な名誉です。
自身が所属する組織内で一目置かれることでしょう。
ただ、それだけのことです。
政治とは別のところで動いています。
たとえば、伊藤和子弁護士はつぎのような発言をしています。

伊藤和子弁護士のツイートより、引用。改行を施しています。)

<2016年9月12日>
今日は#内閣府。
AV強要問題、しっかり取り組んでいただけそうです☆☆
その後は#外務省。
新しい人権人道課長さんはダイナミックな感じの方。
明日からの国連人権理事会。
日本政府は世界の人権状況改善のためにがんばっていただきたい。

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ちなみに伊藤和子弁護士は、自身のツイッター上で、上述のヒアリングの結果についていっさいふれていません。
まったく関心がないようです。
まあ、当然のことでしょうけれども。

昨日のブログでも言及しました。

2016年9月7日、読売新聞が、AV出演強要問題についての特集記事を掲載しました。
(※この記事は本日、無料配信されました。)

 [狙われる女性](1)「モデルに」勧誘 AV出演強要(連載)

「新聞データベース」によりますと、1885文字をつかって書いています。
かなり長いです。
参考のために、[狙われる女性]のその後のタイトルと、文字数をみてみます。
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2016年9月8日[狙われる女性](2)高校生が接客 「JKビジネス」(連載) (1770文字)
2016年9月9日[狙われる女性](3)少女「売春するしかなかった」(連載) (1419文字)
2016年9月10日[狙われる女性](4)家追われ 行き場なく風俗店に(連載) (1750文字)
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ご覧のとおり、AV強要問題の記事が最長です。
この連載がおわったあとに、論考がでました。

 2016年9月16日[狙われる女性]読者から反響 性暴力 未然に防ぐ方策を

(引用。改行を施しています。)

くらし面で7~10日に掲載した連載「狙われる女性」に、メールや手紙などで意見や感想が寄せられた。
性暴力に巻き込まれる女性に対し、自己責任を問う声があった一方で、被害を未然に防ぐための方策を社会で考えるべきだとの意見が目立った
連載では、「モデルにならないか」などと言葉巧みに勧誘された女性が、AV(アダルトビデオ)の出演を強制される被害相次いでいる実態を報じた。
「親にばらす」などと脅される例もある。
奈良県大和高田市の福祉施設で働く男性(33)は、
「相談できるところがなかったことが、被害につながっている」
と指摘。
「悪質な芸能事務所などに対処できる支援団体や対処法を周知することが必要」
とつづった。
(後略。)

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AV(アダルトビデオ)の出演を強制される被害が相次いでいる実態を報じた
「相次いでいる」との認識です。
読売新聞は、安倍政権の広報紙、と考えるひとたちもいます。
この読売新聞がついに、AV出演強要問題の特集を組んだのです。
これ以上はのべませんけれども、いま政治が大きく動きつつあるようです。

また、当ブログでも2回ほどふれています。
内閣府の来年度予算概算要求において、AV出演強要に関するものが、「優先課題推進枠」のなかにはいりました。

平成29年度 予算概算要求の概要より、引用。)

(「優先課題推進枠」(「要望」事項))
<抜粋>

・政治分野における女性の参画拡大に係る若年層の性的搾取に係る相談・支援の在り方の検討のための調査研究 16,000,000円 (※7ページを参照)

若年層の性的搾取(JKビジネス、AV出演強要等)に係る相談・支援の実態を把握し、今後の相談・支援の在り方についての検討を行う。
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「優先課題推進枠」とは、安倍政権が力を入れる政策に予算を重点配分するために設けられたものです。

政治を動かすものですが、もうひとつあります。
それは週刊文春です。
この雑誌の影響力は夥(おびただ)しい(非常に大きい)ものがあります。

香西咲さんのツイッター(2016年9月19日)より、引用。

私も週刊文春さんに救われました
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忙しい週刊誌や新聞メディアが、30時間割いて下さってのは後にも先にも文春さんだけでしょう

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香西咲さんの勇気が日本を変えようとしています。

ツイッター

このツイートをみて驚きました。

辻丸さんのツイートより、引用。改行を施しています。)

<2016年9月20日>
サミットという名の賑やかしい宴から帰ったその夜、僕は震えた。

独りの”被害者”の届かない訴え!
味方になって下さる人は未だにいません

浮かれて放言した己を恥じた。
所詮負け犬の遠吠え。
四千分の一なんて問題外?
やはり、いじめの構造。
君が我慢すれば全て丸く収まる、と?!

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(再掲)
味方になって下さる人は未だにいません

これは香西咲さんのツイートではありませんか。

香西咲さんのツイッター(2016年9月18日)より、引用。

告発から2ヶ月、私に関しては業界側では味方になって下さる人は未だにいません。
(後略。)

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唸りました。
辻丸さんはすごい。
別件ですが、伊藤和子弁護士もこうおっしゃっています。

伊藤和子弁護士のツイートより、引用。改行を施しています。)

<2016年9月20日>
業界内に男尊女卑があると辻丸さん。
この人すごいなと思う。

辻丸さん「AV業界の男そのものが仕事を恥じている」出演強要語らぬ関係者を一喝|弁護士ドットコムニュース
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(香西咲さん)
業界=悪ではない」(2016年7月27日 毎日新聞

辻丸さんにつづくひとはいないのでしょうか。
それにしても、辻丸さんは、すごい、です。
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2016年7月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年7月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年7月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年7月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年7月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年7月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
 --出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは
 A氏 当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年8月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年9月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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