香西咲さんたちが強要されたAV出演は人権問題です。安倍内閣の取り組みに期待が集まります

2012年12月の暮れからふたたび、安倍さんによる政治がはじまりました。
あのころのぼくは、暗澹たるものに全身をおおわれていました。
タカ派で、かつ、新自由主義者です。
国民の人権を抑圧してくるかもしれない。
経済についても弱肉強食の政策を推し進めることが予想されます。
日本はもうこれで終わりだ。
嘆息しました。
予期していたとおり、2015年には安全保障関連法が成立します。
現在は、憲法の改変に着手しようとしています。
安倍首相は暴君である。
といいたいところですが、そうでもありません。
時折、リベラルなことをおこないます。
今年の通常国会もそうでした。
つぎの特集記事は参考になりました。

 2016年6月10日 Yahoo!ニュース「安倍政権は『リベラル』なのか 与野党政調会長らに聞く」

(引用。改行を施しています。)

2016年6月1日、通常国会が閉会した。
部落差別、民族差別、レズビアンやゲイ、トランスジェンダーといった性的少数者(LGBT)への差別・・・・・・。
今国会で特徴的だったのは、そんな社会のマイノリティへの差別を防ぐ「人権擁護」系の法案が相次いで検討されていたことだ。

——————————————————–

今回、成立したのは、ヘイトスピーチ対策法です。
ヘイトスピーチとは、特定の人種や民族に対して差別的言動をおこなうことです。

レズビアンやゲイ、トランスジェンダーといった性的少数者(LGBT)への差別
そういえば、こちらについても審議されていました。
なんとなく覚えています。
ぼくはこの種のことにはまったく興味がないので、議事録等を追ったことはありませんが。
それにしても、安倍内閣がよく、LGBTをふくめた人権問題を上程したものです。
「タカ派」と「人権」が、うまくつながりません。
この疑問に、与党の自民党で政調会長をされていた稲田朋美さんが、つぎのように答えています。

<稲田朋美 政調会長>
(略)そもそも、リベラルだから人権を守って、保守だから人権を守らない、ということはありませんよね。
歴史観や思想信条がどうあれ、人権は守らねばならないものです。
——————————————————–
2015年の電通の調査で、LGBTの人口は全人口の7.6%と推計されています。
少なくない数です。
彼らが誤解に苦しんでいるのなら、自分らしく生きられる社会をつくらねばなりません。

——————————————————–

タカ派の稲田さんがこのようなことをおっしゃるとは。
驚きました。
LGBTの人口は全人口の7.6%と推計されています
日本はいつからこういう国になったのでしょうか。

現・民進党の山尾志桜里政調会長は、今国会で成立した人権法について、複雑な胸中を打ち明けます。

<山尾志桜里 政調会長>
今回成立した「ヘイトスピーチ対策法」ですが、与党案と野党案が並行審議されており、旧民主党(民進党)提出の案では禁止規定を盛り込んでいました。
一方、自民党の対案は、禁止規定もなく、制約範囲も相当せまいものでした。
(略。)
しかし、人権保障に100点はない、一歩でも前進させようという判断で与党の修正案に賛成し、法案を成立させました。

——————————————————–

湯浅誠さんというかたがいます。
2014年から法政大学の教授を勤めています。
それまでは「もやい」というNPO法人で、ホームレスの支援等をおこなってきました。
現在も貧困問題に取り組んでおられます。
ちなみにぼくは、地方紙に掲載されたこのことばに感銘を受けました。

(2016年6月27日 西日本新聞「【つくられた貧困】「自己責任論」を超えて」より、引用。改行を施しています。)

<湯浅誠さん>
貧困に関する自己責任論には
「貧困はあなたの問題であって、俺の問題じゃないし、社会の問題でもない」
という意識がある。
それは同じ社会の一員という自覚に欠けた「社会的無責任論」だ。
人はつながりの中で生きており、結局、自分に跳ね返ってくる。

——————————————————–

はなしを国会にもどします。
思想的に、湯浅誠さんは、安倍総理と対極の位置にいます。
その湯浅さんが、こうのべています。

(2016年6月10日 Yahoo!ニュース「安倍政権は『リベラル』なのか 与野党政調会長らに聞く」より、引用。)

<湯浅誠さん>
(略)部落差別、障害者差別、性的少数者差別といった差別解消への取り組みは、安倍政権が掲げるスローガン「一億総活躍」と地続きだと見えます。
「一億総活躍」の中には、女性も障害者も在日外国人もいる。
さらにはフリースクールの子やLGBTもいる。

——————————————————–
(略)安倍首相のように「タカ派」と呼ばれる右派的な人だからこそ、右派議員や支持者の不平を抑えて、リベラルな法案を通すことができた
そういう見方もできます。

——————————————————–
私は貧困問題にずっと取り組んできました。
どの政権でも、貧困対策は主要な政策にはなりません。
かつてもないし、今後もないでしょう。

——————————————————–
安倍政権は、2013年に「子供の貧困対策推進法(子どもの貧困対策の推進に関する法律)」を成立させました。
——————————————————–
安倍政権は、私がやりたかったことで、私ができなかったことを、やってくれたわけです。
——————————————————–
政治は結果です。
私は特定秘密保護法や安全保障関連法制には賛成ではありません。
それでも、安倍政権で子供の貧困対策推進法ができたことは高く評価します。

——————————————————–

(再掲)
どの政権でも、貧困対策は主要な政策にはなりません
安倍政権は、2013年に「子供の貧困対策推進法(子どもの貧困対策の推進に関する法律)」を成立させました
安倍政権は、私がやりたかったことで、私ができなかったことを、やってくれたわけです

安倍首相ならば、出演強要問題についても、リーダーシップを発揮してくれるのではないでしょうか。
そのような予感がします。
一昨日のブログにも書きました。
内閣府の来年度予算概算要求において、AV出演強要に関するものが、「優先課題推進枠」のなかにはいりました。
「優先課題推進枠」とは、安倍政権が力を入れる政策に予算を重点配分するために設けられたものです。

平成29年度 予算概算要求の概要より、引用。)

(「優先課題推進枠」(「要望」事項))
<抜粋>

・政治分野における女性の参画拡大に係る若年層の性的搾取に係る相談・支援の在り方の検討のための調査研究 16,000,000円 (※7ページを参照)

若年層の性的搾取(JKビジネス、AV出演強要等)に係る相談・支援の実態を把握し、今後の相談・支援の在り方についての検討を行う。
——————————————————–

期待できます。
今朝、伊藤和子弁護士のツイートを拝見しましたところ、その思いを強くしました。

伊藤和子弁護士のツイートより、引用。改行を施しています。)

<2016年9月12日>
今日は#内閣府。
AV強要問題、しっかり取り組んでいただけそうです☆☆
その後は#外務省。
新しい人権人道課長さんはダイナミックな感じの方。
明日からの国連人権理事会。
日本政府は世界の人権状況改善のためにがんばっていただきたい。

——————————————————–

(再掲)
今日は#内閣府。AV強要問題、しっかり取り組んでいただけそうです☆☆

百戦錬磨の伊藤弁護士がこうおっしゃるからには、かなりの手応えを感じているのでしょう。
これを読んだときぼくはなぜか、カエサルがローマに宛てた手紙の文面を思い出しました。
「来た、見た、勝った」
なんとなく伊藤弁護士の記述と似ています。
ちなみにカエサルは、かつて小アジア(トルコのアジア側)に存在したポントスという小国を破ったときに、このことばを記しました。
「来た」(今日は内閣府)
「見た」(AV強要問題)
「勝った」(しっかり取り組んでいただけそうです)
やはり、なんとなく似ています。

香西咲さんのツイッター(2016年7月7日)より、引用。

仰る通りです。
業界に対して恨みしかなかったら私もとっとと去って終わる所でした。
私は業界に対する愛があります
本気で改善に取り組みたい
だから実名報道を選びました。

——————————————————–

香西咲さんの思いがそう遠くないうちに成就しそうです。
——————————————————–
2016年7月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年7月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年7月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年7月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年7月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年7月29日 香西咲さんのインタビュー記事が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
 --出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは
 A氏 当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年8月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。