香西咲さんの勇気ある出演強要の告発が日本を変えようとしています

昨日、親川智子さんの生涯について書かせていただきました。
参考文献は、親川智子著「鳥になって」(ニライ社刊)です。
ちなみにアマゾンでこの本を検索したら、なぜか絶版となっていました。
変です。
他のネット書店や、出版元のニライ社には、在庫があるのですから。
「鳥になって」は、現在もひきつづき、刊行されています。
お間違いのないように。
それにしても、「鳥になって」は哀しい本です。
昨日は久方ぶりに手にしました。
開くと、智子さんのほほえむ写真や、ご自身の描かれたカラーのイラストが目に映ります。
当ブログでは紹介できなかった詩や作文も多数掲載されています。
智子さんにまつわる関係者のかたがたの証言もあります。
読了後、ぼくは、やりきれない思いにつつまれました。
つらくなったので、別のことを考えて気を紛らわせようとしました。
だめでした。
ふと、ある逸話を思い出しました。
仏教の「バーリ経典」のなかに、つぎのようなことが書かれています。

※注 リライトをしています。)
コーサラ国(かつてガンジス川流域に成立した都市国家)のシュラーバスティー(舎衛城)という町に、ゴータミーという婦人が住んでいました。
女性には、おさない一人息子がいました。
この子の成長を唯一の生き甲斐にして、日々の生活をおくっていました。
ある日のことです。
この子が突然、病気で亡くなりました。
ゴータミーの嘆きは尋常ではありませんでした。
死んだ子の死体を抱きかかえて、狂ったようにして走りまわります。
「この子が生き返らなければ私も死ぬ」
と。
食事もとろうとしません。
見かねた近所のひとが、こういいました。
「祇園精舎(シュラーバスティーの郊外にある寺院)におられるブッダがあなたの悲しみを救ってくれるかもしれない。行って相談をしてみなさい」

ブッダと対面したゴータミーは、すがるように叫びました。
「どうかこの子を生き返らせてください。わたしはどんなことでもします」
聞きおえたブッダは、
「婦人よ。その子を生き返らせたいと思うなら、町へ行ってだれも死人を出したことのない家からケシの実をもらい、それを飲ませなさい」
とつたえました。
歓喜した女性はいわれたとおりに、一軒一軒、死人の出したことのない家を訪ねて歩きました。
残念ながら、何十軒、何百軒と探しても、そのような家はみつかりませんでした。
なかには非難をするひともいました。
「そんな家などあろうはずがない。ご先祖の代から今日まで、死んだものは数え切れない」
と。
時が過ぎ、しだいに心が落ち着いてきたゴータミーは、死はだれにも避けることができないと気づきました。
ふたたびブッダを訪ねました。
自分の思いをつたえました。
肯(うなず)いたブッダが諭(さと)すようにいいました。
「婦人よ。死はあなたの子だけにあるのではない。世に生きているすべてのものの定めである。財産を誇り、世のさまざまなわずらいに心をおいているひとを死はたちまちにして奪い去るだろう。それはちょうど村々を襲った洪水のように」
ゴータミーは、自分の心が静まっていくのを感じました。

ぼくは宗教を否定しています。
仏教についても同様です。

上述の寓話を聞いて、実際に、死の哀しみがやわらぐのでしょうか。
昨夜のぼくにはまったく効果がありませんでした。
仏教とは所詮、この程度の宗教です。
いっていることのどれもが綺麗事です。
諸行無常、ということばがあります。
すべてのものはいつかこわれる、という意味です。
これを死にあてはまると、人間の命は永遠ではなくいつか消滅の日をむかえる、となります。
ここから、死は人間が避けてとおることのできない定めである、といいたいわけです。
仏教とは枯れた思想です。
そこからは生命の息吹も躍動感も感じるとることができません。
人が死ぬということは、哀しいことです。
逃げずに、それを受けいれて、自分の人生を生きていく。
できるのはそれだけです。

話題はかわります。
本日は時間がありましたので、いろいろなかたのツイッターを拝見していました。
そのなかから関心のあったツイートを引用させていただきます。

 伊藤和子弁護士のツイッター

(2016年9月5日の伊藤和子弁護士のツイートより引用。改行を施しています。)

昨夜発表したHRN児童ポルノ調査報告、ヤフー個人に配信します。
多くの方に知っていただけると嬉しいです。
日本の児童ポルノをめぐる実情について調査報告書を公表。子どもたちを守るために何が求められているのか。

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リンク先をクリックして読んでみました。
日本には、児童ポルノ、という由々しい問題があるようです。
再認識しました。
この文章のおかげで、「着エロ」の意味がはじめてわかりました。
記事のなかで、詳説されていました。
これまで、ごくたまに、この活字を目にしたことがあります。
その都度、これはいったい何なのだろうかと思案したものです。
検索をすれば氷解するのでしょうけれども、くだらないので調べたことがありません。
本日はありがとうございました。
積年の疑問が解消しました。
ただ、まだわからないことがあります。
「着エロ」は何と読むのでしょうか。
エロ?」
それとも、
ちゃくエロ?」

(2016年9月7日の伊藤和子弁護士のツイートより引用。改行を施しています。)

DMMが声明。
「イメージビデオ取扱い基準の見直しをし、18歳未満が出演する商品は、たとえ性的な描写がない場合でも取扱いの停止を独自に進めている最中でした」
「平成28年9月7日に18歳未満が出演する作品の取扱いを全て停止いたしました。」

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(再掲)
「イメージビデオ取扱い基準の見直しをし、18歳未満が出演する商品は、たとえ性的な描写がない場合でも取扱いの停止を独自に進めている最中でした」

これって、もしかすると「そば屋の出前」なのでは。
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(参考。Weblio辞書。改行を施しています。)

 そば屋の出前

遅延している事柄について「今、やってます」のように安易な返答をする様子。
そば屋で注文した出前が来ず、しびれを切らして電話してみると、「今ちょうど出ましたんで」と言われる、といった状況になぞらえた表現。

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穿(うが)ちすぎでしょうか。

(2016年9月8日の伊藤和子弁護士のツイートより引用。改行を施しています。)

内閣府の来年度予算概算要求優先枠としてAV出演強要被害への対応について要望を出していただきました。
ご尽力いただいた政府関係者、議員の方に心よりお礼申し上げます。
結果は年末頃とのことですので、引き続き応援をよろしくお願いいたします。

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これは快挙です。
AV出演強要に関するものが、「優先課題推進枠」のなかにはいりました。
「優先課題推進枠」とは、安倍政権が力を入れる政策に予算を重点配分するために設けられたものです。

平成29年度 予算概算要求の概要より、引用。)

(「優先課題推進枠」(「要望」事項))
<抜粋>

・政治分野における女性の参画拡大に係る若年層の性的搾取に係る相談・支援の在り方の検討のための調査研究 16,000,000円 (※7ページを参照)

若年層の性的搾取(JKビジネス、AV出演強要等)に係る相談・支援の実態を把握し、今後の相談・支援の在り方についての検討を行う。
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AV出演強要問題の防止は今後、安倍政権が力を入れる政策のなかに組み込まれていく方向のようです。
鬱積していた情が霧散しました。
着々と政治が動いています。
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(参考。概算要求に関する規定。)

<財政法17条>
2 内閣総理大臣及び各省大臣は、毎会計年度、その所掌に係る歳入、歳出、継続費、繰越明許費及び国庫債務負担行為の見積に関する書類を作製し、これを財務大臣に送付しなければならない。

<予算決算及び会計令8条>
3 財政法第17条第2項 の規定により、財務大臣に送付すべき書類は、財務大臣の定めるところにより作製し、前年度の8月31日までに、これを財務大臣に送付しなければならない。

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どれくらいの予算がつくのでしょうか。
年末の提示が待たれます。
来年の1月からはじまる通常国会も待ち遠しいです。
いよいよ予算委員会等で、AV出演強要被害が取りあげられるわけです。
すごいことになってきました。
日本が変わろうとしています。

香西咲さんのツイッター(2016年6月13日)より、引用。

女優は真っ先にギャランティに響くので頑張るのは当然ですが
業界全体がより良くなって行こうと言う“愛”か感じられない昨今です。
愛があればもっと色んな意見も出るでしょうし、切磋琢磨されてより良い環境作品が生まれるはずです。
私は業界の皆様に業界愛を持って頂きたいとおもいます。

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香西咲さんのツイッター(2016年7月6日)より、引用。

私は今自分が関わるAV業界現役の方々が大好きです。
丸5年業界にいても、業界の事なんて僅かしか知らないでしょう。
でも蚊帳の外からこの業界の事を言う方々との重みは違うと思って頂けたら幸いです。
現状を認め、少しでも業界が更に良い方向に向かう様に微力ながら努めます。

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皆様、AVが日本から完全に無くなったら…困りますよね?
でしたらAVメーカーを利用しようとする悪徳プロダクションは精査して無くした方が良い。
私はそれが未来のAV業界の為になると思います。
AVに対して異論を言えない環境を作られているのもおかしい、切磋琢磨し合う環境が重要では?

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香西咲さんのツイッター(2016年7月16日)より、引用。

同意です。
陰に追いやれば追いやる程、
無法地帯を作りかねないと危惧しています。
そして無法地帯の危険を被るのは 今後のAV業界だと思います。
自分達で自分達の首を締めかねません。
大好きな人もいる、真面目なメーカーもある。
だからこそ尚更警鐘を鳴らしたいと思います。

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香西咲さんのツイッター(2016年9月4日)より、引用。

今回は大手メディアが取り上げて下さった事もあり、
AV業界の自浄作用が働く事を祈り、私はその為に尽力するのみです。
ファンの皆様、私の過去を知っても変わらず愛して頂けたら…
私は嬉しいし、枕(貴方?)を抱き締めて涙ながら心より感謝御礼申し上げます。
どうか変わらぬご愛顧賜ります様…

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香西咲さんの勇気ある行動が日本を変えようとしています。
すごいかたです。
香西咲さんは。
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2016年7月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年7月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年7月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年7月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年7月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年7月29日 香西咲さんのインタビュー記事が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
 --出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは
 A氏 当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年8月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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