某業界のひとたちは香西咲さんから人としてどう生きるのかを学んでほしいものです

昨日のブログで、T.I.U.総合探偵社代表の阿部泰尚さんが著された探訪記をご紹介しました。
タイトルは、「なぜ少女はついていったのか? 探偵が見た「悪徳AVスカウト」の生現場」です。
2016年8月12日のまぐまぐニュースに掲載されました。
そのなかの文章の一部を再掲させていただきます。

(引用。改行を施しています。)
<T.I.U.総合探偵社代表の阿部泰尚さん>
なんと、この男(悪徳事務所の社長)は、千葉県の一戸建てに住宅ローンを組んで家族と普通に暮らしていて、奥さんは夫が映像関係の販売の仕事をしていると聞かされていた。
子どもは小学生の女児幼稚園に通う男児の4人家族であった。

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このことを知ったときぼくは、ことばを失いました。
同時に、寂寥感(せきりょうかん)をおぼえました。
この社長は子どもがいるのにもかかわらず、日々、錯誤(あやまち)を犯していたのです。

ぼくには子をもつ親の気持ちはわかりません。
あえて一般論でいうのならば、普通は、子どものことを思って混濁(にごり)を排した生き方を志向するのではないでしょうか。
清廉(せいれん。心が清くて私欲のないことの意味)とまではいかなくても、悪徳(悪いおこない)を忌避する(きらって避ける)はずです。

突然ですけれども、夜間中学をご存じでしょうか。
夜に通学する中学校です。
なぜかこの日本に、このような学舎(学問を修める所)が存在します。
文部科学省のホームページをみると設置状況が確認できます。

(文部科学省のサイトから引用。改行を施しています。)
中学校夜間学級(いわゆる夜間中学)とは、市町村が設置する中学校において、二部授業が行われる学級のことをいいます。
平成28年4月現在、8都府県25市区31校の中学校に夜間学級が設置されています。

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夜間中学に通学しているかたは皆、大人です。
家庭の事情によって小学校や中学校へ通えなかったひとたちが、発起して、ここで学んでいます。
その夜間中学生が以前に、自身の心情を文章にしたことがあります。
どれもが短文です。
後日、それがまとめられて、文集というかたちで公開されました。
そのなかのいくつかをご紹介させていただきます。
なお、これは孫引きです。

<19歳。女性>
自分でも、よおくここまで、字一つ読めずにやってこられたなあとふしぎなくらいです。
(略。)人中(ひとなか)に入り、人から集まりのあんないとわたされても読むことができず、よおく、かくれて泣いたものでした。「くやしいな、今の若い子がこんな字一つ書けずに、ほんとうにくやしいなあ」と、思うばかりでした。

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<20歳。女性>
私の場合は、中学校の卒業証書がないために、美容学校に入学することができません。私の勤めているお店の御主人が、いろいろな所に聞いてくれたのですが、結局どこもだめでした。私の家庭は母一人子一人なので、私は、自分自身に技術を身につけて生活してゆこうと考えていたので、だめだといわれた時は、目の前がまっ暗になりました。
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<40歳。男性>
学問がないと言う事は、本当に頭が狂うほど辛い苦しいものです。私は顔で笑って心で泣くことをこの30年続けてきた。
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<35歳。女性>
私は働くことが好きで長い間働いてきました。けれどもせっかく大きな会社にはいれても中学校を出ていない私は、いつもパートとか臨時工です。
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哀切な響きです。
行間から筆者の懊悩が浮かびあがってきます。
高瀬広司さんというかたがいます。
上述のかたがたと同様に、かつて夜間中学に通っていました。
36歳のときに、つぎのような文章を書かれております。

(引用。改行を施しています。)
俺は、小学校2、3年しかいっていない。
親は、戦後なにをやってもうまくいかず、俺は13歳でおばさんの魚に。
3年間まじめにつとめましたが、読み書きができないのでみじめになり、やけになり、16歳からてんてんとあそび、酒、タバコ、女とちんぴら生活がはじまった。
いろいろとわるいこともした。
17歳でねりかん(練馬の少年鑑別所)におくられた。
(略。)26歳でてんぷらやをはじめた。
はじめはできないでふあんだったが、おかげでなんとかせいかつできるようになりました。
しょたいをもって9年目に男の子が生まれた。
子どものかおをみているうちに、俺はなんにもおしえてあげられない。
子どもをみているうちに、なみだがとまらなかった。
このままなんにもできないのが、残念でたまらない。

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(再掲)
俺はなんにもおしえてあげられない
このままなんにもできないのが、残念でたまらない

これが、子をもつ親のごく自然な感情の発露である、とぼくは考えます。
上述した悪徳事務所の社長は、目の前の子どもに対して、正義を語ることができるのでしょうか。
人としての正しい生き方を口にすることができるのでしょうか。
「俺は正義や正しい生き方をおしえてあげられない」
「このままなんにもできないのが、残念でたまらない」
なぜ、このような気持ちになれないのでしょうか。

ここで、過日、自身の出演強要を告発されたくるみんアロマさんのインタビュー記事をふりかえってみたいと思います。

(2016年9月3日 弁護士ドットコム「『騙されてAV出演』ユーチューバー・くるみんアロマさん動画公開『抑止力になれば』」より、引用。改行を施しています。)

<くるみんアロマさん>
撮影スタッフからは
「あなたみたいに時間のかかる人は初めてだ」
みんな家族がいるんだ。あなたが頑張らなかったら、みんなの家族全員の生活がなくなるんだよ。あなた背負えるの?」
って怒鳴られました。
事務所のプロデューサーも「ここのメーカーは大きいから、あなたがちゃんとやらなかったら、ほかの女の子も出演できなくなるでしょ」って。
だから、死ぬ気でやりましたよ。
朝から深夜まで撮影がつづいて、最後はタクシーで帰りました。

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(2016年7月14日 withnews「AV出演強要、ユーチューバーの過去 『音楽デビュー信じた自分』」より、引用。改行を施しています。)

<くるみんアロマさん>
慣れない性行為に「痛い痛い」と叫んだ。
「無理です」と叫んで撮影が中断しても、撮影側は「できるまで終わらないよ。こんなに時間がかかるのは、あなたぐらいだよ」と冷淡だった。
「ここにいる大人全員子どももいるし生活もある。あなた1人でみんなの生活を台無しにするのか」とも言われた。

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(再掲)
ここにいる大人全員、子どももいるし生活もある

このことばは誰が発したのでしょうか。
だれも否定していないところをみると、まわりのひとたちもこれと同意見であろうと類推します。
洗練されたいいまわしではありませんが、「親の背を見て子は育つ」という俗語があります。
子どもは親から親炙(しんしゃ)されるのではなく、私淑(ししゅく)するという意味です。
親炙(しんしゃ)とは、直接教えを受けるという意味です。
私淑(ししゅく)は、直接に教えを受けてはいないがその人を慕いその言動を模範として学ぶ、と解されます。
子どもは親を私淑(ししゅく)しています。
親から直接に教えを受けてはいないがその人を慕いその言動を模範として学んでいます。
その親はというと、撮影を嫌がる女性に対して、
「あなたみたいに時間のかかる人は初めてだ」
「みんな家族がいるんだ。あなたが頑張らなかったら、みんなの家族全員の生活がなくなるんだよ。あなた背負えるの?」
「あなた1人でみんなの生活を台無しにするのか」
と、自分さえよければ他人のことなどどうでもよいという言動をとります。
子どもは親のこうした生き方を学びます。
と書きましたが、安心してください。
子どもはあなたたちのような人間からは何も学びませんから。
「反面教師」という名言があります。
子どもは内心こう思います。
「あんな人間にはなりたくない」
と。
だから安心して反面教師に徹してください。
もっとも、老後の面倒はみてもらえないと思いますけれども。

もう一度繰り返しますけれども、お子さんをおもちのかたはなぜ、こういった気持ちになれないのでしょうか。

<高瀬広司さん>
しょたいをもって9年目に男の子が生まれた。
子どものかおをみているうちに、俺はなんにもおしえてあげられない。
子どもをみているうちに、なみだがとまらなかった。
このままなんにもできないのが、残念でたまらない。

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くるみんアロマさんの件ですけれども、おそらく香西咲さんがスタッフのひとりとしてその場にいたら、絶対にとめると思います。
クビになるのを覚悟で。
進退を賭して。
某業界はいま、改革を迫られています。
あなたたちは香西咲さんから、人間の生き方について教えてもらうといいでしょう。
それが改革への第一歩につながると思います。
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2016年7月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年7月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年7月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年7月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年7月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年7月29日 香西咲さんのインタビュー記事が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
 --出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは
 A氏 当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年8月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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