香西咲さんの純情を利用した悪徳事務所のやつらに司直の手が及ぶことを願っています

出演強要をおこなう悪徳事務所の実態に肉迫した記事があります。
まぐまぐニュースに掲載されました。
筆者は、T.I.U.総合探偵社の代表を務めている阿部泰尚さんです。
緊迫感のある内容でした。
ぼくは息苦しさを感じながら、活字を追いました。
事件のはじまりはこうです。
概要を記させていただきます。

A子さんという17歳の高校生がいます。
千葉県東部の学校に通っています。
ある日、友人の男子学生と一緒に、渋谷の道玄坂のあたりを歩いていました。
突然、見知らぬ男から、声をかけられました。
「芸能界に興味ない?」
と。
その男は、
「話だけでも聞いてよ」
ともいいます。
まあ、それくらいならばいいか。
肯(うなず)いたAさんたちは、ある雑居ビルの一室に案内されました。
場所は渋谷駅を横のほうに通り過ぎたところの先です。
事務所のなかへはいると、壁に芸能人のポスターが貼ってありました。
女性の社員もいます。
飲み物は何がいいかと訊(き)かれました。
入れ替わりに中年の男性がやってきます。
チェック表のようなものを差し出します。
「よかったらサインを」
受け取ったA子さんは、軽く眺めたのちサインをしました。
その後、宣材写真(宣伝材料用写真)も兼ねたグラビアの写真を撮ることになりました。
A子さんは部屋の隣のスペースで、水着に着替えました。
撮影がはじまります。
その最中に、
「もうすこし際どい感じの写真を撮れるなら、3万円をあげる」
といわれます。
周囲は男性ばかりです。
怖くなったAさんと友人は、
「トイレにいきたい」
といってその場を抜けます。
撮影の場所にはもどりませんでした。
水着の上に服を着て、事務所から脱出しました。

遁走(とんそう。逃げるとの意味)している途中でAさんは、鞄と私物を置き去りにしていることに気づきます。
警察に寄り、相談しました。
水着は返さなければいけない、といわれます。
事務所への同伴をお願いしました。
断られます。
そういうのはやっていない、と。
Aさんは困窮します。
みかねた警察は、いくつかの団体を紹介しました。
そのなかからAさんは、T.I.U.総合探偵社を選びました。
依頼を受けた探偵社の代表の阿部泰尚さんは、Aさんの母親と連絡をとりました。
一緒に事務所へ赴くことになりました。

(2016年8月12日 まぐまぐニュース「なぜ少女はついていったのか? 探偵が見た「悪徳AVスカウト」の生現場【3頁】」より、引用。改行を施している箇所があります。)

<T.I.U.総合探偵社代表の阿部泰尚さん>
社長だという人物は名刺も差し出すことはなく、彼女らと同行した母親に”撮影代を賠償してほしい。”と凄んできた。
それは、それこそ闇金のそれに似た慣れた感じの追い込みであった。

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やはり、こいつらは普通のひととは違います。
事務所の社長は、こういって脅しました。

(引用)
「家も連絡先も知っているぞ」
「写真をネットに掲載してもいいのか?」
「水着を盗んだのは犯罪だろ!」
「親なら責任を取るのが筋だろ!」

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これを読んでいるぼくは手を強く握りしめました。
ところが、これを黙って聞いている阿部泰尚さんは、現役の探偵だけあって、海千山千(したたか)でした。

<T.I.U.総合探偵社代表の阿部泰尚さん>
ちなみに私はこの場で秘密録音と秘密撮影をしている。
できれば、もっと凄んでもらい、誰もが心証を悪く持ってもらいたいと本音では思っている。

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場慣れしています。
ぼくは唸りました。
また、下準備も周到です。

<T.I.U.総合探偵社代表の阿部泰尚さん>
彼らの事務所の外には、T.I.U.総合探偵社のスタッフが1名のみ車で張り付き、通話状態になっている携帯電話の音声を聞いて待機している。
何かあれば、すぐに通報、脱出の手助けをすることになっている。

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緊迫感のある展開です。
阿部泰尚さんが母親に合図を送りました。
事前の手はずどおりに、母親が口を開きます。
契約を取り消す、と。

<T.I.U.総合探偵社代表の阿部泰尚さん>
未成年者の保護者は、未成年者がした契約を取り消すことができる。
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民法の第5条にはこう書かれています。
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 1.未成年者が法律行為をするには、その法定代理人(親や後見人など)の同意を得なければならない。
 2.前項の規定に反する法律行為は、取り消すことができる。
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<T.I.U.総合探偵社代表の阿部泰尚さん>
A子さんらに水着を返させる代わりに、データの削除と目の前で契約書を破棄するように私から話をした。
社長と名乗る男の筋が切れるような、そんな表情であったが、ここから先でゴネるようなら、流石の警察も動くんじゃないかという話をすると、彼は私の提案に応じたのだ。

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阿部泰尚さんはスタッフに命じて、この社長の素性を探ります。

<T.I.U.総合探偵社代表の阿部泰尚さん>
なんと、この男は、千葉県の一戸建てに住宅ローンを組んで家族と普通に暮らしていて、奥さんは夫が映像関係の販売の仕事をしていると聞かされていた。
子どもは小学生の女児と幼稚園に通う男児の4人家族であった。

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驚愕の事実です。
このような男がごく普通の社会生活を営んでいたとは。
その後、阿部泰尚さんは、事務所の社長から事情を訊くことができました。

<T.I.U.総合探偵社代表の阿部泰尚さん>
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この社長と名乗る男は年代としては40代前半。
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構成するメンバーは、およそ30人前後。
ナンパやブラブラしている若者のグループに、キャッチをしてきたら、いくら払うという成功報酬システムを取っている。

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ちなみにテレビ出ているとか、芸能をやっているという在籍者はおらず、せいぜいいて、アダルトビデオの企画物の女優、つまりは数足し要員のような子がいるレベルであり、業者としての繋がりは、「風俗系」「アダルト系」「テレビに出ない雑誌に出ないグラビア系」などだった。
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彼の立場は、法人の管理とお金の管理であるが、どうやらその先にも統括する人物がいるような口ぶりだった。
指南役として法律家がいるのは、契約書を見ればよくわかる。

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阿部泰尚さんは他にもいくつか文章を書かれています。
(参考)まぐまぐニュース ~「阿部泰尚の検索結果」
いじめに関する話題が多いようです。

ぼくの親しい先輩はよく、つぎのことばを口にします。
「人間に悪いやつなんていない。かならずこころのどこかによい面をもっている」
と。
孟子のようなかたです。
これを日々聞かされるものですから、ぼくもかなり影響を受けています。
「氷点」の作品で有名な三浦綾子さんの小説にでてくる人物は皆、こういうタイプです。
だれもが善人です。
真逆なのが、曽野綾子さんです。
小説のなかの登場人物は基本、悪人です。
ぼくはどちらかというと、三浦綾子さんがつくりあげる世界が好きです。
悪人のいない世界です。
「泣ける2ちゃんねる」というシリーズがあります。
ベストセラーになりました。
本のなかで、つぎのような体験談が紹介されています。

(「師走・・・夜逃げ・自己破産・差し押さえ」より、引用。)

3年前の話。
当時、金融屋をやっていたんだけど<裏金>その年の夏。
いつものように追い込みかけに行ったら、親はとっくに消えていたんだけど子供が2人置いてかれてた。
5歳と3歳。上は男の子、下は女の子。俺はまだぺーぺーで、周りの兄さんらと違って顔も怖くなかったらしく家に行ったときすぐに下の子になつかれた。
ボロボロの服で風呂にも入っていなくて、「いつから親はいないんだ?」って聞いても答えなさい。
「何食ってたんだ?」って聞いたら、上の子は下を向いて泣いた。
下の子が「こっち」って手を引いて裏庭に俺をつれていった。
破れた金網を通って出たところは、小学校の裏庭だった。
「あのね、みーちゃんこれ食べたの」って池を指す。
嫌な予感がした。
だってさ、その池って金魚がウヨウヨ泳いでるんだよ・・・・・・。
2人を抱きかかえて家に戻ると、テーブルに小さいボウルと茶碗。
「お前ら・・・・・金魚食ってたのか・・・・・」って聞いたら「・・・・・うん」
すっげーやるせなくて涙がでて、俺もその場にいた兄さんらも泣いた。
すぐに兄さんがたくさん食べ物と洋服を買ってきた。
近くの銭湯で体を洗ってやった。
その後、俺らじゃどうしようもないから施設に連絡をいれた。
連れていかれる時に「お兄ちゃんありがとう」っていってた。
・・・・・全然ありがとうじゃねーよ・・・・・俺たちがお前らの親を追いつめたのに。
俺を含めて何人かは、この後仕事を抜けた。
ただ、救われたのは、こいつらの親がきちんと出てきた事だった。

筆者は違いますけれども、三浦綾子さんの世界です。
ぼくはこれまで、人間というのは皆、このような感じだと思っていました。
2016年7月7日に週刊文春が発売されました。
ぼくのなかの常識が覆(くつがえ)されました。
世の中には善人でないやつらもいるのです。

香西咲さんもおそらく、三浦綾子さんの世界観の持ち主であろうと思惟(しい)します。
「人間に悪いひとはいない」
そう思われていたのかもしれません。
もしもそうだとすれば、あいつらは、香西咲さんのその清らかなこころを利用して、あの世界へ引きずり込んだのです。
香西咲さんの純情を悪用したのです。
良いこころをもちあわせていないあいつらに、司直の手が及ぶことを願っています。
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2016年7月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年7月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年7月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年7月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年7月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年7月29日 香西咲さんのインタビュー記事が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
 --出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは
 A氏 当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年8月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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