他人のことを一生懸命に考えるとしあわせになれるそうです。香西咲さんはいつも他人のことを考えています

2016年8月26日 と2016年8月27日 のブログで、ミルの幸福論についてふれました。
その思想の根幹部分を再掲します。

(ミル著「自叙伝」より、引用。)
自分の幸福でない、例えば他人の幸福人類の向上、あるいは芸術とか研究とかをそれ自体として追求する過程の中で、いわば副産物として幸福が得られるというように考えるに至ったのである。
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2016年8月26日のブログでぼくは、つぎのように書いています。
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自分以外のひとのことを考えると幸福になれる-
このことは、アメリカの小説家が著したある作品のなかにも書かれています。
長くなりましたので、これにつきましては、そう遠くないうちにご紹介をしたいと思います。
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その作品のタイトルは「ミッキーと医学生」です。
短編小説です。
アメリカの作家のマックスウェル・ウェルが著しました。
日本ではほとんど知られていないかたかもしれません。
以下に、当該作品の概略を記してみます。
※注 原作を参照せずにまとめますので、表記法や言い回しはオリジナルと異なります。)

主人公のミッキーは大学生です。
威風堂々とした体躯(たいく)の持ち主で、強健です。
性格は快活で、スポーツが大好きです。
学校ではラグビー部に所属していました。
あるとき、ミッキーは、風邪をひきます。
とりたてて気にするようなことでもありません。
この程度のものならば放っておいても治ります。
その後は特に薬も飲まずにすごしました。
それからしばらく経った日のことです。
突然、息が苦しくなりました。
我慢できずに、病院へ駈け込みました。
喉に炎症があると診断されました。
不養生のため、風邪をこじらせてしまったのです。
ミッキーは入院することになりまいました。
鬼の霍乱(おにのかくらん)ということばがあります。
いつもは極めて壮健な人が病気になることのたとえです。
ラグビー部の仲間たちは、このことばを口にして囃(はや)しました。

友人たちは練習をおえると、毎日、見舞いにやってきます。
それぞれがお菓子や飲み物を持参して。
愉しそうに談笑をしては、満足げな表情で帰っていきます。
入院生活は単調で退屈です。
一時でも気が紛れるので、友人たちの来訪は歓迎でした。
あるとき、ミッキーの内に、何か割りきれないものが生じました。
もしかしてこいつらは、自分たちの歓談の場所としてここを利用しているのではないだろうか、と。
部員たちはいつも、ラグビーの話題などを楽しそうに語りあっています。
自分はいつの間にか、聞き役の立場に鎮座していました。
なかなか会話に入っていくことができません。
おれはかれらと違う。
入院患者なのだ。
そう思うと、淋しさが込みあげてきました。
ベッドの横には、友人たちが残していった菓子類がたくさん置かれています。
消沈したミッキーは、やってきた女性の看護師にお願いをしました。
「ここにあるものを全部捨ててくれませんか」
と。
曖昧に返事をした看護師は、ミッキーの変貌ぶりに戸惑いました。
突然、どうしたのかしら。
あんなに明るかったのに。
もしかするとこれは危険な兆候かもしれない。

看護師が口を開きました。
「ねえミッキー、今日、ある少女が入院したの。実はその子、とても重い病気に罹っていて、近いうちに手術をしなければならないの」
病状等を聞きおえたミッキーが、心配そうな顔をしました。
「助かるの?」
「わからない」
と看護師が応え、目を伏せました。
ミッキーがため息をつきました。
看護師がいいました。
「それで、ミッキーにお願いがあるの」
相手が肯(うなず)いたのを確認して、看護師がつづけました。
「偶然、この病室から、その少女の姿をみたということにして、その子に励ましの手紙を書いてくれない?」

その日から、ミッキーは、その少女のために文字をしたためました。
「ぼくは大学でラグビーをしています。あなたが退院したら、ぼくたちの試合に招待しますから、ぜひ見にきてください。とてもおいしいアイスクリーム屋さんを知っているので、試合がおわったらそこへ寄って一緒に食べましょう」
また、ある日は、
「あなたの容態が良くなったら、大学の近くの公園を散歩しませんか。そこには大きな池があって、ボートを楽しむことができます。ぼくはラグビーだけでなく、船を漕ぐのも上手なんですよ」
このような感じでミッキーは、毎日、まだ見ぬ少女に、励ましの気持ちをつたえました。

こうした行為と比例するかのようにして、ミッキーの病状が快復に向かってきました。
まもなくして退院が決まります。
病室を辞去する当日のことでした。
ミッキーが、看護師にお願いします。
「あの少女会って行きたいのですが」
看護師がミッキーを一瞥しました。
「ごめんなさい。あの少女は実在しないの」
「そんな」
声を失った相手に向かって、看護師がことばをつなぎました。
「嘘をついたことは謝るけど、その嘘のおかげであなたは病気を克服することができたのではなくて?」
悟ったミッキーが、肯(うなず)きました。
それを確認して、看護師がいいました。
「人間は、他人のことを一生懸命に考えると、しあわせになれるのよ」
その後、ミッキーは別の大学の医学部に入り直して、医学生となりました。

ここでもう一度、ミルの言説をみてみます。

自分の幸福でない、例えば他人の幸福人類の向上、あるいは芸術とか研究とかをそれ自体として追求する過程の中で、いわば副産物として幸福が得られるというように考えるに至ったのである。
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香西咲さんは他人の幸福を願っています。

 業界に対して

香西咲さんのツイッター(2016年7月7日)より、引用。

私は今自分が関わるAV業界現役の方々が大好きです。
丸5年業界にいても、業界の事なんて僅かしか知らないでしょう。
でも蚊帳の外からこの業界の事を言う方々との重みは違うと思って頂けたら幸いです。
現状を認め、少しでも業界が更に良い方向に向かう様に微力ながら努めます。

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香西咲さんのツイッター(2016年7月7日)より、引用。

仰る通りです。
業界に対して恨みしかなかったら私もとっとと去って終わる所でした。
私は業界に対する愛があります、
本気で改善に取り組みたい、
だから実名報道を選びました。

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香西咲さんのツイッター(2016年7月22日)より、引用。

変わらないと思いますよ。
個々の営利ばかりに走らず、皆が一丸となって業界の為を思い行動しない限り。
※あくまでも個人的な意見です。

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 女優さんたちに対して

香西咲さんのツイッター(2016年6月27日)より、引用。

世の中変えたいし女の子の働きやすい環境整備、性教育…
やりたかったからあえてこの業界に残ったのに…

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香西咲さんのツイッター(2016年7月17日)より、引用。

気にしないでください(*´ω`*)
普通の女優さんはこの議題には入りません。
皆自分が売れる事で精一杯だから。
でもその子達否定している訳ではなく、そういう子達は応援したいと思います。
私はそういう役目で良いと思います。

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真面目にAV女優を頑張りたい人は応援します。
但し今後不本意な形での出演が減って頂けたら私も報われます

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 業界と女優さんたちの両方に対して

香西咲さんのツイッター(2016年6月23日)より、引用。

私が独立してまで業界に戻ってきたのはそこ!
同じ被害者も出したくないし、メーカー制作女優…
皆が納得して同じ方向を目指し良い物を作って行きたい。
後の私は女優、一般女性のサポートに徹したい。
だからフラッシュバックが酷くても今が踏ん張り所。

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ミルはこういっています。
「自分の幸福でない、例えば他人の幸福、人類の向上をそれ自体として追求する過程の中で、いわば副産物として幸福が得られる」
と。
香西咲さんはしあわせになれます。

(アランの「幸福論」(岩波文庫)から、引用。『憂鬱』の章の24ページ。改行を施しています。)

「悲しみなんて、病気にすぎない。だから、病気を我慢するように我慢したらいいのだ。そんなに、なぜ病気になったのかと、あれこれ考えないで」。
そこから、つぎつぎ出てくる辛辣なことばをけちらすのだ。
心の悲しみをおなかの痛みのように考えるのだ。
そうすれば、憂鬱はもう何ともいわない。
まるで茫然自失状態で、ほとんど何も感じないようになる。
もう何事をも責めない。
耐えているだけだ。
でも、からだは休めること。
こうして、悲しみを相手にふさわしい戦いをすることになる。

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2016年7月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年7月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年7月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年7月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年7月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年7月29日 香西咲さんのインタビュー記事が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
 --出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは
 A氏 当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年8月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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