実名で出演強要を告発した香西咲さんの崇高さと、匿名で跋扈するものたちの愚かしさ

週刊文春といえども、盛時に比べると印刷部数が減少している、との指摘があります。

日本雑誌協会のサイトで確認してみます。
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<週刊文春 ~1号あたりの平均印刷部数>

2009年4月1日~6月30日  742,000
2016年4月1日~6月30日  659,208
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7年前と比較しますと、8万部余り減っています。
週刊文春も他紙と同様に、長期凋落傾向にある、というみかたができるのかもしれません。
ぼくは、ちがうと思います。
数字だけをみればそうかもしれませんが、そこには別の要因があります。
それでは、なぜ、部数が逓減(ていげん。次第に減少との意味)しているのでしょうか。

(2016年5月30日 WWD JAPAN「「週刊文春」編集長を直撃 今の編集者に面白い雑誌を作る熱量はあるのか?」より、引用。)

(引用。4ページ目

「週刊文春」では毎週、最新号の発売前日の午後4時にウェブやSNSで一部ニュースを先出しする。
午後6時にはメールマガジンで全目次を公開。
テレビ局からは、翌日のワイドショーの番組作りのために記事使用の申請が寄せられる。
そして発売当日の午前5時に月額制の週刊文春デジタルで全文を公開し、紙媒体・電子版の販売が始まるという一連の流れがある

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(再掲)
発売当日の午前5時に月額制の週刊文春デジタルで全文を公開

価格は、1か月、864円です。
週刊誌のなかで、このようなことをおこなっているのは、週刊文春だけです。
紙媒体の部数が減ったというのは事実です。
その分、ネットで購読するひとたちの数が増えていると考えていいでしょう。
社会的影響力は従来と変わっていません。
ただ、デジタル販売によって、以下のような問題が生じているようです。

(2016年6月19日 弁護士ドットコム「『リスクを恐れず、訴訟で負けない記事を作る』週刊文春・新谷編集長に聞く(下)」より、引用。)

 --ネットの普及とその対応に伴って、どんな法的リスクが生じているのでしょうか?

<新谷編集長>
いくつかのポイントがあるんですけど、まず一つはすぐに記事がパクられてしまうということです。
記事をスキャンしてそのままネットで公開する『スクープ泥棒』がよく見られます。

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これは犯罪ではないかというケースに関しては、警察に被疑者不詳のまま刑事告訴して、最終的に犯人がつかまったこともあります。
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全文のコピーは、犯罪です。
捕まる可能性は高いです。
ネットには、それを避けるために、グレーなサイトがつくられています。
いわゆる「まとめサイト」です。

(2016年6月8日 東洋経済「週刊文春は愛されるカワイイ雑誌になりたい」より、引用。)

 --(略。)
「文春にこんなことが書かれているよ」と、かなり詳細が載っていたりする。
まとめサイト」なんて、いろいろな話題が載っているので、雑誌を買わなくてもいいや、となってしまうかもしれませんね。

<新谷編集長>
(略。)
まとめサイトに関しては、うちも対応を考えています。そこからも課金できないかとか。
(略。)
(略)、完全に他人のふんどしだけで商売されているので、なにがしかの使用料は頂いてもいいのではないかと、検討しはじめたところです。

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「まとめサイト」からの課金や、使用料を徴収する件につきましては、大賛成です。
早期に実施してほしいものです。

香西咲さんの記事につきましては、その一部が週刊文春によって無料で公開されています。

20016年7月6日
2016月7月13日

当然、これだけを読んでも全体像はつかめません。
ただ、一時期は、これをそのまま貼り付けただけのものがネットに氾濫していました。
鬱陶しくてしかたありませんでした。
週刊文春のサイトよりも先にこちらがヒットするのですから。

西咲さんのツイッター(2016年7月12日)より、引用。

仰る通りです。 私を誹謗中傷してくる人は大抵私の事を調べませんし週刊文春すら読んでません
物言いたいなら相手の情報位調べて来るのは常識ですよね。

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西咲さんのツイッター(2016年7月23日)より、引用。

私へは芸能人 事務所の契約者のまま連れてかれた現場がAVだったり、性接待させられたり、AV強要以上にされられています。
何度も同じ文章書きなくないので文春砲読んでから質問ください

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香西咲さんも苦労が絶えません。
読解力のないひとや、雑誌を買うこともできないこのようなプアな(貧しい)連中も相手にしなければならないのですから。

それにしてもネットでおかしな書き込みをしているかたがたは、死ぬまでおバカなのでしょうか。
ここからは香西咲さんとは関係がありません。
一般論です。

大巧社から出ている「私が選んだ心打つ日本一短い「母」への手紙」という本があります。
福井県丸岡町が公募をして編集したものです。
以前、実家に帰ったときに、なぜかこの本がありました。
暇だったので、略読しました。
すぐに記憶から消えましたが、なんとなく残っていた言い回しがあります。

「若い日、あなたに死ねと言った。あの日の私を殺したい」

いまネットで調べたら、合っていました。
短いことばなので、覚えていたようです。
作者は、当時32歳の八木達也さんというかたでした。

ネットでおバカな落書きをしているひとたちにも、いずれ、
「若い日、ネットの掲示板であなたに死ねと言った。あの日の私を殺したい」
といえる日がくるのでしょうか。

過日、当ブログで、「女子高校生コンクリート詰め殺人事件」につきまして、若干ふれました。
犯人は4人で、いずれも少年でした。
数年の服役を経て出所したものもいます。
しばらくして、ネットの掲示板で、根拠のない書き込みがはじまります。
あるお笑い芸人がこの事件の犯人である、と。
芸人のブログにも、同様のコメントが投稿されます。
所属事務所は2002年に、ホームページ上で、
「事件とは全く無関係」
との見解を発表しました。
効果はありませんでした。

(2009年2月5日 読売新聞より、引用。孫引きです。)

(略)、警視庁は、男性タレント(37)のブログを攻撃した17~45歳の男女18人について、名誉棄損容疑で刑事責任を追及することを決めた。
(略。)
警察庁によると、「炎上」と呼ばれる現象を引き起こす集団攻撃の一斉摘発は初めて。
匿名を背景にエスカレートするネット世界の“暴力”に歯止めをかける狙いがある。
(略。)
警視庁関係者によると、18人は大阪府高槻市の国立大職員の男(45)、千葉県松戸市の男(35)、札幌市の女子高校生(17)ら。
すでに自宅などを捜索してパソコンや携帯電話のデータを押収、近く同容疑で書類送検する。
(中略。)
警視庁で通信記録を調べたところ、数十人が書き込みをしており、その中から執拗に悪質な書き込みを繰り返していた18人を特定した。
(後略)

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これは2009年の出来事です。
いまどき、ネットに匿名性が担保されていると思っているひとはいないでしょう。
おかしなことをすれば、かならず特定されます。
逮捕されます。
それなのに、おバカな落書きをする。
ストレスの発散なのでしょうか。
爽快感と、自分が失うものとを比較衡量して、書き込みをおこなってほしいものです。
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2016年7月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年7月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年7月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016月7月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016月7月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016月7月29日 香西咲さんのインタビュー記事が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
 --出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは
 A氏 当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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