香西咲さんの出演強要の告発を週刊文春が報道することの意味

昨日も書きました。
現在、週刊誌のなかで、スクープ報道に徹しているのは週刊文春だけです。
かつては、週刊現代と週刊ポストの後塵を拝していた(後れをとっていたとの意味)ときもあります。
あるときを境にして、両雄は、スクープ合戦から撤退しました。
相次ぐ訴訟に耐えきれなくなったからです。
結果、二誌の印刷部数は漸減(ぜんげん。だんだんに減るとの意味。)します。
現在はどういった状況になっているのでしょうか。
日本雑誌協会のサイトで調べてみました。
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 <週刊誌部門>
 (※2016年4月1日~6月30日に発売された1号あたりの平均印刷部数)

 ・1位 週刊文春  659,208
 ・2位 週刊現代  491,667
 ・3位 週刊新潮  478,241
 ・4位 週刊ポスト 384,208
 ・5位 週刊朝日  149,508
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週刊文春が独走しています。
1位と2位との間には、大きな隔たりがあります。
週刊現代と週刊ポストの栄華を知っているひとたちにとっては、寂寥(せきりょう。さびしいという意味)とした思いがあるのかもしれません。
いまから年半ぐらい前に、つぎのような記事が書かれました。

 「なぜ『週刊現代』と『週刊ポスト』の部数は凋落したのか?」( 2009年3月25日 ITmedia ビジネスオンライン)

(引用。1ページ目
『週刊現代』は7万部減、『週刊ポスト』も4万8000部減というのはかなりショックな数字である。
両誌ともにかつて100万部を軽く超え、ライバルとしてしのぎを削ってきただけに非常に寂しい。

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(引用。4ページ目
総合誌の凋落(ちょうらく)はまず月刊誌に表われ、2000年ころより週刊誌に波及し、まず『週刊現代』と『週刊ポスト』の部数が減りはじめた
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週刊文春の新谷編集長は、つぎのように語っています。

(2016年4月1日 産経ニュース「スクープは狙わないと取れない、続けないと筋肉は衰える」「本当に読みたいものなら売れる」より、引用。)

(引用。3ページ目
 --(略。)コストのかかるスクープ報道よりも、高齢者の性の問題や資産防衛術といった手堅い企画物に力を入れる週刊誌が目立つ気がします。
新谷編集長
(前略。)
(略)、どうしても組織としては減点主義になってくる。
リスクを果敢に取りにいくよりも守りの経営で、数字が取れるものを手堅く仕上げて安心安全な形で回していこうと考える。
あえてスクープを狙う発想はなかなか出てこないですよね。
とくにタブーになるような相手に闘いを挑むのは経営上のリスクにもなります。

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同旨のことをYahoo!ニュース特集でものべています。

2016年3月7日「なぜスクープを連発できるのか  新谷学・週刊文春編集長を直撃」より、引用。)

新谷編集長
多くのメディアはスクープ記事のリスクとコストを考えて、数字が見込める「企画物」に行くことが多いように思う。
読者、視聴者の関心が高そうで、安心安全なことを書くとか、発生もの(事件)をすこし詳しく書くばかりで、独自ネタに伴うリスクをとることに及び腰な気がします。

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週刊文春は他誌と違って、スクープ報道の路線を変えませんでした。
部数が落ちなかった要因はここにあります。

(2016年06月13日 WEB RONZA「スクープ連発 「週刊文春」編集長に聞く」より、引用。)

新谷編集長
(前略。)
世間で週刊誌離れが進むなか、他誌は取材にかける人や取材費を減らし、頭で考えた企画もので数字をとる路線に変わったように思います。
それでも文春は人も経費も減らさず、同じ戦い方を続けてきた。
(後略。)

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スクープ路線は、諸刃の剣(もろはのつるぎ。成功すれば得も大きいが失敗すればとんでもなく損をするという意味)、でもあります。
つねに訴訟というリスクを内包しているからです。

(2016年5月24日 東洋経済「週刊文春編集長が明かすスクープ連発の裏側」より、引用。)

新谷編集長
名誉毀損で裁判になることもある。
最近は裁判で勝つのがメディア側も難しくプライバシーを守ることに対して裁判所が重きを置くようになった
調査報道といういままで闘っていた土俵から、かなりいろんなメディアが降りているように思います。

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(2016年3月7日 Yahoo!ニュース特集「なぜスクープを連発できるのか  新谷学・週刊文春編集長を直撃」より、引用。)

新谷編集長
スクープをとるためには、手間も時間もお金もかかる。
しかも、スクープ狙いの取材を始めても、事実を詰められずにボツになることもある。
あるいは、記事になっても、「際どい」スクープの場合は取材対象の政治家、経済人、企業、タレントなどから名誉毀損で訴えられる可能性もある。

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昨日のブログでも言及しました。
週刊文春は裁判に訴えられても負けません。
それには理由があります。

(2016年3月7日 Yahoo!ニュース特集「なぜスクープを連発できるのか  新谷学・週刊文春編集長を直撃」より、引用。)

新谷編集長
に毛が生えた程度の裏付けでは絶対に書かないし、「裁判で勝てる」だけの取材を重ねる
「事実はこうに違いない」ではない。
「事実はこうだ」と言い切れるまで取材を尽くすということです。

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(2016年4月1日 産経ニュース「スクープは狙わないと取れない、続けないと筋肉は衰える」「本当に読みたいものなら売れる」より、引用。)

新谷編集長
資料を集めたり、地取りをしたり、ブツ読みしたり、張り込みをしたり…
そういう基本動作が週刊文春の場合は、日常となっている。

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このたび、香西咲さんの特集記事が、2週にわたって掲載されました。
今回の件について、週刊文春は、異例の取り扱いをした、と感じました。
あれだけの分量のものをつづけて2回も、披瀝したわけです。
週刊文春がいかに力をいれているのかがわかります。

(再掲)
『裁判で勝てる』だけの取材を重ねる。」
『事実はこうだ』と言い切れるまで取材を尽くす

香西咲さんは週刊文春という権威ある雑誌から、お墨付きもらったことになります。
これほどまでに力強いことはありません。

(2016年3月7日 Yahoo!ニュース特集「なぜスクープを連発できるのか  新谷学・週刊文春編集長を直撃」より、引用。)

新谷編集長
結局、さまざまな情報提供の中から、いかに世の中に問う価値があるネタをつかみ取るかが大事なんです。
取材にとりかかった後は、情報を裏付けるエビデンス(根拠、証拠)があるのかを見極めていく。
告発者がいる場合には、丁寧にやり取りをする過程で、証拠や動機を確認しながら、証言内容にブレがないかを精査していく
それらを総合して、「いける」と判断すれば、精鋭部隊を投入して、一気に「詰め」にかかる。
週刊文春はそんな作業をコツコツと毎週続けているのです。
スクープの起点はあくまでもファクト(事実)です。

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(略)提供された情報が事実である場合、そこに違法性があるのか、あるいは、倫理的に見てどうなのか
一般的に、許されざることなのか、無視していいものかといったことを検討する。

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巨大な権力を握っている人が相手でも、何かおかしいところがあれば、世の中に知らせる必要がある
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「不都合な真実」を最初に叫ぶには、勇気が求められる
そこで私たちの背中を押してくれるのが、読者の皆さんの「知りたい気持ち」なんです。

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(2016年5月24日 東洋経済「週刊文春編集長が明かすスクープ連発の裏側」より、引用。)

新谷編集長
週刊誌の記者ってそんなに儲かるものではありません。
それでも日夜、夜討ち、朝駆け、張り込みをなぜやっているかと言えば、スクープを取りたいのもありますが、世の中の役立ちたい、こんな不正は許せない、という気持ちがある。

(2016年4月1日 産経ニュース「スクープは狙わないと取れない、続けないと筋肉は衰える」「本当に読みたいものなら売れる」より、引用。)

新谷編集長
私は編集部でずっと『弱い者いじめは絶対にやめよう』と言い続けてきた。
報じるべきは権力者の不都合な真実であり、『へえっ』と思えるような公衆の関心事です。

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香西咲さんには週刊文春がついています。
最強です。
最後に、ぼくから、ネットでいらぬことを書いているごく少数のニートや社会不適応者やひきこもりのかたがたへ、ひとこともうしあげます。
あなたたちは、ニートや社会不適応者やひきこもりなのですから、部相応な(身分や能力にふさわしい)発言をこころがけてください。
それをこえると、常識人から嗤(わら)われますよ。
本当におバカですね。

明日も週刊文春について書いてみたいと思います。
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2016年7月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年7月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年7月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016月7月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016月7月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016月7月29日 香西咲さんのインタビュー記事が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
 --出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは
 A氏 当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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