香西咲さんの気丈さに救われます。アメリカ禁酒法の廃止について

昨日のつづきです。
かつてアメリカで、「禁酒法」が執りおこなわれました。
期間は、1920年から1933年までの13年間です。

昨日記しましたフーバーが大統領に当選したのは、1928年11月7日です。
のちになってわかりますが、このころは経済が爛熟している(熟しすぎている)ときでした。

アメリカは、第一次世界大戦(1914~1918年)がおこなわれている最中(さなか)、貿易で利益を得ていました。
戦禍が僅少だったこともあり、戦後、さらに経済が発展します。
特に禁酒法が施行された1920年以降は、「黄金の20年代」と呼ばます。
未曾有(みぞう)の好景気が長期にわたって持続しました。
工業生産は世界の4割を占めるようになります。
大戦中におこなっていたイギリスやフランスなどへの融資は、戦後も継続しました。
結果、アメリカは、世界最大の債権国となりました。
経済の繁栄は、国民の生活水準を引きあげます。
自家用自動車が、3世帯に2台の割合で普及しました。
ミッキーマウスが誕生したのもこの時代です。

1929年の3月に就任したフーバー大統領は、「永遠の繁栄」を謳(うた)いました(表明しました)。
国民の誰もがそれを疑いませんでした。
それから半年以上が過ぎた10月24日(木曜日)のことです。

この日、ニューヨーク株式取引所で、驚天動地の事態が生起しました。
これまで高騰をつづけていた株価が急落したのです。
のちにこれは、「暗黒の木曜日」と呼ばれます。
株価の下落はとどまることを知りませんでした。
これをきっかけとして、アメリカ経済は大恐慌にみまわれます。
「永遠の繁栄」の終焉です。
街には失業者が頻出しました。

「暗黒の木曜日」(1929年10月24日)から1年以上が経過しました。
1931年の1月のことです。
昨日も、当ブログで記しました。
禁酒法の実施問題を研究する委員会が、報告書をまとめます。
当該委員会は、
「禁酒法を従来どおり実施する」
と結論づけました。

翌年の1932年のことです。
5月14日、議会に、ある法案が提出されました。
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禁酒憲法のもとでも、アルコール分の少ないビールだけは酒の定義からはずして、その製造販売を認めて、税金をとり、その税金で失業者を救おう
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この法案を支持するひとたちは、すみやかに行動をおこします。
「ビール新税賛成」
と叫びながら、ニューヨークの街中をデモ行進しました。
この示威行動は、多くのひとたちの支持のもと、翌朝までつづけられました。

この年、失業者の数は、1,300万人にまで達しました。
四人のうち一人が失業者、ということになります。
各都市では、職を失ったひとたちが、政府から無償で配給されるパンを求めて、長い行列をつくりました。

大統領は、禁酒法からビールを除外する検討をはじめます。
目的はビールから得られる税金です。
当時アメリカは、税収不足に悩まされていました。
ビールはアルコールの度数が低い。
緊急時なのでこのさい、不問にしよう、というのが大方の意見でした。
ビールを許可しますと、その醸造行為が非合法でなくなります。
正規の工場がつくられます。
失業者にとっては働く機会がふえることになります。

秋に、大統領選挙が予定されていました。
候補者と、禁酒法に対する考えかたは、つぎのとおりです。

 ・共和党のフーバー(現職)      ・・・・・・禁酒法に賛成
 ・民主党のフランクリン=ルーズベルト ・・・・・・禁酒法に反対

民主党のフランクリン=ルーズベルトですが、当初は、禁酒法に対する姿勢を明確にしていませんでした。
あるとき、息子のジェームスが、父の支持者を前にして演説をおこないました。
「父が大統領に当選したら、禁酒法を撤廃する」
と。
汗顔したルーズベルトは、その後の演説で、禁酒法の撤廃を主張するようになります。

11月8日に選挙が実施されました。
結果、フランクリン=ルーズベルトが当選しました。

 ・共和党のフーバー   (禁酒法に賛成); 1,580万票
 ・民主党のルーズベルト (禁酒法に反対); 2,280万票

翌年のことです。
1933年2月17日、上院で、禁酒憲法の廃止が決議されました。
3日後には、下院でも、同様の採決がなされます。

この年の12月5日、3/4以上の州が、このあたらしい憲法案に賛成しました。
これにより、禁酒憲法の廃止が正式に決まりました。
13年間にわたって実施されてきたアルコールの禁止が、これでおわったのです。

以上、禁酒法について、書いてみました。
フランクリン=ルーズベルトですが、禁酒法の廃止で名を馳せたというわけでもありません。
大統領に当選したのは、禁酒法の廃止を訴えたからではなく、自身のニューディール政策が多くのひとたちに支持されたからです。
明日は、ニューディール政策やケインズ政策について書いてみたいと思います。
ただ、暑いですし、明日の夜はテニスの予定ですので、内容が別のものに変わるかもしれません。
そのときはご容赦ください。

ここで話題が変わります。

山崎マキコさんという作家がいます。
ぼくは作品を読んだことがありません。
著名なかたのようです。
そのかたのツイートに感じるものがありましたので、ここで引用をさせていただきます。

山崎マキコさんのツイッターより引用。)

<山崎マキコさんさん(2016年7月8日)>
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香西咲さんの身に起きたことが書き込まれていて、すーっと血が引く。
なんでこんな事態が横行しているんだ。
香西さんは以前、弁護士に相談しても誰も取り合ってくれなかったとツイートしてたけど、どうして今まで社会は被害者の訴えに耳を傾けなかったんだ。
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AV女優の人たちのスティグマを最大限に利用しているのは、AV業界そのものなのが解る。
彼女らの訴えに社会が耳を貸さないのを承知の上で、犯罪行為で食べている。
「俺たちが食う権利を奪うな」。
女優さんの食べる権利じゃない。
撮影隊は男ばかりじゃないか。
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AV強要の問題の構造は単純だ。
「ヤクザに目をつけられた一般人が脅されてAVに出演させられて、その犯罪を裁く法律がない」。
逃げられたはずだと頑迷に主張する男性、あなたがヤクザに目をつけられ、しかも法整備がなされてないとき、同じことが言えるか考えて欲しい。

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香西咲さんのツイッター(2016年7月25日)より、引用。

富士山の樹海近くのスタジオに連れていかれてどうやって逃げろと?
周り何も無いですし。
怖い人20人近くいて声も出ないですよ。
男性にはこの怖さは分かりません。

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香西咲さんはいま、とても気丈にふるまわれています。
ぼくには、そのことだけが救いです。
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2016年7月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年7月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年7月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016月7月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016月7月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016月7月29日 香西咲さんのインタビュー記事が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
 --出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは
 A氏 当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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