香西咲さんが悪徳事務所から逃れる唯一の方法は、突っ込んでくるトラックに身を委ねることだった

一昨日と昨日に引き続き、本日も、蓋然性(がいぜんせい。ある事が実際に起るか否かの確実さの度合という意味)の高い情報操作について書いてみたいと思います。

一昨日は人格の誹謗
昨日はデマ
について考察してみました。

本日はその三つ目として、もっともらしい疑問、について論じてみます。
もっともらしい、とは、いかにも道理にかなっているかのような、という意味の形容詞です。
たとえば、このことばを使って、次のような言い回しをすることが可能です。

1作目はしかたがないとしても、なぜその後もつづけて出たのでしょうね? いやならばすぐにやめればよかったのに

もっともらしい疑問です。
昨日と同様に、
現役女優から「死にたい」というメールが届く――AV出演強要の実態(下。2015年11月08日)
のなかに掲載されている記事から、その一部を引用させていただきます。
——————————————————–
(引用)

<山下真史さんによる問>
女優たちはAVに出たくて出ていると思っている人も多いと思います

<PAPS相談員の金尻カズナさんのことば>
私たちの知っている現実では、彼女たちは、実際には身バレしているので、たとえ辞めたくてもこの業界以外の就職先がないような状況です。だから、『もはや、この業界でしか生きていけない。(後略)

また、プロダクションが用意したマンションの部屋に引っ越しさせられて、借金を背負わされることもあります。とても高額なマンションなので、敷金・礼金が100万円くらいかかる。それをプロダクションが前払いして、初回の出演契約をさせています。つまり、債務奴隷です

また、ある相談者は「あれはカルト宗教だった」と回想していました。たしかにカルト宗教に近い問題があります。それは、甘い言葉で勧誘し、まるで家族のように親しく接近し、居住の自由を奪う家族や社会から孤立させる。「相談役」もいる。断ったり指示に従わなければ「違約金を支払え」と恐怖をあおるそうやって、女性たちに考えないようにさせ、抜け出せないようにさせています
——————————————————–

「あゝ野麦峠」(朝日新聞社刊)というノンフィクションがあります。
1968年に、山本茂実さんが上梓(じょうし)しました。
作者の山本さんは、明治時代の紡績工場で働く女性(工女または女工という)の惨憺(さんたん)たる実態を描きました。
いまから100年以上も前のはなしなのですが、その実相は上述した「AV出演強要の実態」となんら変わるところがありません。

紡績工場のスカウトは、若い女性を「甘い言葉で勧誘し」、「居住の自由を奪」い、「断ったり指示に従わなければ「違約金を支払え」と恐怖をあお」りました。
そうやって、女性たちに考えないようにさせ、抜け出せないようにさせ」ました。

どちらの場合も、女性を人間ではなく、商品としかみていません。
「あゝ野麦峠」のなかに、つぎのような場面があります。
)すべてをそのまま引用することはできませんので、ぼく流にリライトしてご紹介します。
——————————————————–
「ミネビヨウキスグヒキトレ」(みね、病気。すぐ引き取れ)」
みね(20歳)の兄の政井辰次郎は、工場からの電報を受け取った。

辰次郎は、昼夜を問わず歩き通して、2日後に工場へたどりついた。
辰次郎はみねが寝ている部屋へ入ったとたん、立ちすくんだ。
美人としてさわがれ、百円工女、ともてはやされた妹の面影は、すでにどこにもなかった。
 当時は、100円あれば、平屋の家を2軒建てることができるといわれていました。
やつれはてて、みるかげもなかった。
重篤(じゅうとく)であった。
どうしてこんな体で10日前まで働けたのか、信じられなかった。
工場側からは、
「早く連れて出ていってくれ」
と、急(せ)きたてられた。
辰次郎は憮然となり、口を開こうとしたが、先ほどみねがいったことばを思い出して、こらえた。
「兄(あん)さ、何もいってくれるな」

辰次郎は用意してきた背板に座布団を敷いた。
その上に、後ろ向きにしたみねを座らせ、背負った。
誰の見送りもなく、二人はひっそりと裏門を出た。
悲しかった。
くやしかった。
辰次郎は、泣き叫びたい気持ちを必死に押しとどめた。
みねは工場のほうに向かって、手を合わせていた。

1909年の11月20日の午後、二人は、野麦峠(岐阜県と長野県の県境)の頂上にたどりついた。            

ここへ来るまでの間、みねは、ほとんど何も口にしなかった。
時折、苦しくなると、つぶやくようにして念仏をとなえていた。       

辰次郎は野麦峠の茶屋で、そばがゆと甘酒を買い、それをみねに渡した。
受け取ったみねは口をつけずに、     
「ああ、飛騨が見える、飛騨が見える」
と、柔和な表情をみせた。
まもなくして、手にしていたそばがゆの茶碗を落として、力なくそこにくずれた。
「みね、どうした、しっかりしろ」
辰次郎が驚いて抱きおこした時には、みねはすでにこと切れていた。
みねは、飛騨を一目みて、死にたかったのであろう。  
——————————————————–

昨日のブログと同様に、香西咲さんが休養期間中に書かれた文章をご紹介します。

香西咲さんのTwitter(2014年7月6日)より、引用。

今日丸1日寝てしまったの。
そしてさっき起きた☆
いつもだったら罪悪感の塊になっちゃう所だけど、今は思いっきりダレても自分を許す!
だってこの三年間、殆ど遊びにも行かずに真面目に過ごして過ぎたから。
暫しのリフレッシュ☆

——————————————————–
香西咲さんのTwitter(2014年8月11日)より、引用。

この3年間は真面目に仕事する事しか頭になくて、
ほとんど遊んでこなかったんです。
だからここ最近ちょこちょこ友達と遊んだり、飲みに出掛けたりする様になった事に
『私こんなに遊んでイイのだろうか?』・・・

——————————————————–

あの頃、ぼくは、この後半のツイートを拝見して、香西咲さんもずいぶんと元気になられた、と安堵したものです。
うれしくなったぼくは、香西咲さんの「夏」というタイトルのフラッシュ(Flash)を作成しました。

 ・(参考)香西咲さんの「夏」

つくったのは、いまから2年ほど前のことです。
あのときのことはすっかり忘れていたのですが、昨日、ブログを書いていて、ふと思い出したことがあります。
確かぼくは、上述した香西咲さんの2つのツイートをみて、妙な違和感を覚えたはずだと。
それは、ほんの一瞬のことでした。
何かが過(よ)ぎったのです。
そのあとぼくは、フラッシュづくりに夢中となり、その漠としたものはどこかへ去っていました。
あれはいったい何だったのだろうか。
昨日、就寝の前に、2つの文章を再読しました。

わかりました。
違和感の正体が。
あのときのぼくは、2つの文章の皮相(うわべの意味)しかみていなかったのです。

今日丸1日寝てしまったの。そしてさっき起きた☆
いつもだったら罪悪感の塊になっちゃう所だけど、今は思いっきりダレても自分を許す!
だってこの三年間、殆ど遊びにも行かずに真面目に過ごして過ぎたから。
暫しのリフレッシュ☆

ぼくはこれを読んだとき、香西咲さんて、なんてまじめなひとなんだろう、と思いました。几帳面なかたであるとの認識ももちました。

この3年間は真面目に仕事する事しか頭になくて、
ほとんど遊んでこなかったんです。
だからここ最近ちょこちょこ友達と遊んだり、飲みに出掛けたりする様になった事に
『私こんなに遊んでイイのだろうか?』

こちらの文章についても同様です。真摯なかたであると感じました。

この2つの文章は、こう読みとるべきだったのです。
昨日気がつきました。
かつての香西咲さんは、悪徳事務所の手によって、社畜となるようマインドコントロールされていたと。
社畜とは、会社に飼い慣らされている家畜、の意味です。
会社の言いなりになって、つらい仕事でも文句も言わず働いている会社員を皮肉を込めてからかうことばです。
社畜は絶対に反抗しません。
従順です。
なされるがままです。

香西咲さんのTwitter(2014年7月3日)より、引用。

みんなに指摘された通り、
今までの私は自分を大事にしてきませんでした。
辛い事も理不尽な事も全部自分が我慢すれば良いと思ってました
自分で自分を痛めつけてました

それじゃいけないって気づいたのは本当に最近です。
これからは自分を労わります

——————————————————–
香西咲さんのTwitter(2014年9月21日)より、引用。

自分を犠牲にして何かをやり通しても、そこに本当の幸せはないよね
——————————————————–
香西咲さんのTwitterより(2014年9月26日)より、引用。

心なく貶められた悔しさも忘れなければ、
私が辛い時に手を差し伸べて下さった方々のご恩も一生忘れない!

——————————————————–

(再掲)
また、ある相談者は「あれはカルト宗教だった」と回想していました。たしかにカルト宗教に近い問題があります。それは、甘い言葉で勧誘し、まるで家族のように親しく接近し、居住の自由を奪う家族や社会から孤立させる。「相談役」もいる。断ったり指示に従わなければ「違約金を支払え」と恐怖をあおるそうやって、女性たちに考えないようにさせ、抜け出せないようにさせています
——————————————————–

これでは、「あゝ野麦峠」の時代と何も変わっていません。
このようなことは絶対に許してはいけません。

ブログの冒頭でぼくは、もっともらしい疑問の例として、つぎの愚問をつくってみました。

1作目はしかたがないとしても、なぜその後もつづけて出たのでしょうね? いやならばすぐにやめればよかったのに

答はこうです。
香西咲さんに唯一残されていたのは、つぎの方法だけだったのです。

香西咲さんのTwitter(2014年7月3日)より、引用。

あの時は、トラックが突っ込んできても私は避けないってマネージャーにも話してた
本当に笑えなかったよね。
もちろん今は避ける(笑)
あの時笑えなかった事がやっと笑い話にできる(笑)

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

1 thought on “香西咲さんが悪徳事務所から逃れる唯一の方法は、突っ込んでくるトラックに身を委ねることだった

  1. lars_3rd

    はじめまして、今回の週刊誌や報道(ネットTV)の前6月のイベントに参加させていただき、写真を撮らせて頂きましたが表情に曇りがあることに気づきました。「疲れているのかな」と気にはしていました。その後AV女優・香西咲・刑事民事訴訟の件が発生しました。自分の中で整理したいため色々調べていたところ「香西咲さんを勝手に応援するブログ」が復活していることを確認させて頂きました。AbemaTV(みのもんたのよるばず)7/16放送、で彼女が「会長の了解を得ています。」と聞いて訴訟は会長のためにするのか?少し疑問に思いましたがこのブログを見て彼女自身を信じてあげられる考えになりました。以前もブログを拝見させて頂き、香西咲さんはスゴイ人だなと再度思い出しました。
    ・・・・・・・・・・・・・・何がいいたいのか分からないコメントになりましたがこのブルグに感謝しています。
    変な名前なのでTwitterのアカウントを名前に入れます。

    返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。