有形の贈り物と、無形の贈り物ー

香西咲さんを勝手に応援するサイトの管理人の「焼酎好き」です。よろしくお願いします。

昨日は、オー=ヘンリーの「賢者の贈り物」についてふれました。
大切なひとには、できる限りの贈り物をしなければならない、というおはなしです。
物語に登場する妻と夫はそれぞれ、心ひそやかに現金を工面します。
おたがいに自分が大切にしていたものを売り払いました。
その思慮は、高価な櫛(くし)と鎖(くさり)、という形で具現化されます。
作者は最後に、
「贈り物をやりとりするすべての人の中で、 この二人のような人たちこそ、最も賢い人たちなのです」
とまとめています。
プレゼントの作法を教授してくれる箴言(しんげん)的な作品です。

昨日も書きました。
「賢者の贈り物」における最高のものとは、物質のことです。
それは目にみえるもののことです。
世の中には、目にみえないものもあります。
無形物です。
最高のものの中にこれは含まれないのでしょうか。

スーザン=バーレイの作品に、「わすれられないおくりもの」(評論社刊)という絵本があります。
昨日、本棚を探してみました。
奥のほうにありました。
久方ぶりに取り出しました。
内容を簡単にご紹介します。

舞台は、イギリスです。
ある森に、皆から頼りにされている高齢のアナグマが住んでいました。
動物たちにとっては心の拠り所でもありました。
あるとき、このアナグマが亡くなりました。
動物たちは皆、悲嘆にくれました。
その夜は雪が降りました。
冬ごもりをはじめる動物たちの心の中に、寂寥(せきりょう)とした情が広がりました。

春になりました。
雪がとけて、おたがいの家を行き来することができるようになりました。
動物たちはアナグマの思い出を語りはじめました。

 モグラの場合
モグラは切り絵が得意です。
どのような複雑な絵柄でも、ハサミを使って切り抜くことができます。
そのやり方はアナグマが教えてくれました。

 カエルの場合
カエルは氷の上を滑るのが上手です。
最初は転んでばかりいました。
アナグマはそんなカエルのそばにいて、ずっとあたたかく見守ってくれたのです。

 キツネの場合
キツネは幼少のころ、自分でネクタイを結ぶことができませんでした。
いまは華麗に結わえることができます。
アナグマがやさしく丁寧に教えてくれたからです。

 ウサギの奥さんの場合
ウサギの奥さんは料理の名人です。
その評判は森中に鳴り響いていました。
料理の手ほどきをしてくれたのはアナグマです。
最初に教えてくれたのは、しょうがパンの焼き方でした。

皆はそれぞれ、アナグマが自分たちに残していってくれたものを思い出しました。
心が満たされ、いつしか悲しみも消えていました。

丘の上にのぼったモグラがつぶやきました。
「ありがとう、アナグマさん」
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「わすれられないおくりもの」の中で描かれているプレゼントは特に、クリスマスのためのものではありません。
幼少のころ、ぼくの親は毎年、クリスマスになると枕もとに本を置いてくれました。
朝、それを手にして感激したのを覚えています。
その本はいまでも大切に保管してあります。
「賢者の贈り物」の中で書かれていることは正しいと思います。
形になっているものをいただくことはとてもうれしいです。

ただ、近年は、アナグマがおこなった行為に心を奪われている自分がいます。
今日はこのブログを書くにあたり、自分がこれまでに、多くのかたからいただいた目にみえないおくりものについて考えてみました。
思い出すたびに沸き上がるものがありました。
自分ひとりで生きてきたわけではありません。
多くのひとたちからたくさんのことを学んできました。
どれもがぼくにとって大切なおくりものです。

自分自身の行為についても考えてみました。
これまでにぼくは他人に対して、どれだけのことをしてきたのだろうかと。
馳せてはみたものの、漠として鮮明になりませんでした。
自分のことは良くわかりません。

ひとはいつか死にます。
肉体は滅びても、自分の思いはだれかの心の中で生き続けていく。
「わすれられないおくりもの」からそのようなことが読みとれるのかもしれません。

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香西咲さんのTwitter(2014年12月9日)より引用。

昼間のtweetの続きだけど、
こんな私でも頑張ってるし楽しんでるんだから、
今辛い思いをしてる人や悲観的な人は私を見て元気出してくれたら嬉しいな

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香西咲さんのTwitter(2014年11月16日)より引用。

正直しんどい時もあるけど、そういう時こそギリギリの所でチャンスが巡ってくる
ありがとう。

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このツイートから、勇気や希望をいただいたかたは多いと思います。
アナグマと香西咲さんの姿が重なりました。
香西咲さんは絶対に、幸せな人生を送ることができます。
多くのひとにあたえつづけているのですから。



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