ゲーテと、情報リテラシー(情報活用能力)

香西咲さんを勝手に応援するサイトの管理人の「焼酎好き」です。よろしくお願いします。

12月13日のブログで、ゲーテの格言についてご紹介をしました。

ゲーテ、というキーワードでインターネットを検索しておりますと、よく、
涙とともにパンを食べたことのある者でなければ、人生の本当の味はわからない
という文言に行き着きます。
ご自身のブログ等で引用されているかたも多いようです。
ぼくには他人のブログを読む習性がありませんので、記事の中身まではわかりません。
ヒット数から勘案しますと、みなさん、特別の思い入れがあるようです。

このことばですけれども、ぼくはかねてより、つまらない言辞であると思っていました。
ゲーテにしては凡庸な言い回しです。
どこか浅薄(せんぱく)な感じがします。
別に、涙を流しながらパンを食べなくても、人生の本当の味を知ることはできます。
個人的には、
「うまい焼酎を飲んだことのある者でなければ、人生の本当の味はわからない」
といってほしかったです。

12月13日のブログのブログを書くにあたり、(高橋健二編訳「ゲーテ格言集」(新潮社刊)を読み直しました。
「涙とともにパンを食べたことのある者でなければ、人生の本当の味はわからない」
というくだりは見当たりませんでした。

あとがきで、編者の高橋健二さんは次のように叙しています。

(引用)
ゲーテのことばを集めた本は、ドイツでも数十種ある。
訳者が座右にしているものでも数種ある。
しかし、ドイツ人とわれわれとでは感じ方が違うので、本書ではそういうものを離れ、直接ゲーテの著作から、われわれに興味深く感じられるものを選んでみた。

日本人には知られていないゲーテの格言も存在するようです。
上述した名言は、そのたぐいなのかもしれません。

偶然、「絶望名人カフカ」頭木ブログというサイトを知りました。
興味深いことが書かれていました。
執筆者は頭木弘樹さんというかたです。
「絶望名人カフカの人生論」(飛鳥新社刊)、「希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話」(飛鳥新社刊)という本も出されています。

くわしい中身につきましては、当該サイトでご確認をしていただければさいわいです。
一部を引用させていただきます。

■この言葉は、
ゲーテの『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』の
第2巻の第13章に出てきます。
老人の歌う「悲痛な嘆きの歌」の詩句です。
ざっと訳すと、こんな感じになります。

 涙とともにパンを食べたことのない者は、
 苦しみに満ちた幾夜を
 ベッドに座って泣きあかしたことのない者は、
 あなた方を知らない、天の力よ

 あなた方は、私たちを人生へと引き入れ
 あわれな者に罪を負わせ
 そうして、苦しみの手に引き渡す
 すべての罪は、この世で報いを受けるのだから

原文には「人生の味はわからない」という文はないのです。
そうではなく、「天の力を知らない」ということになっています。

■とすれば、
「涙とともにパンを食べた者でなければ、人生の本当の味はわからない」
(略)。
すごくゆるやかに言えば、意訳と言えるかもしれません。

ただ、原文にまるでないことを言っているわけで、
超訳と言うべきかもしれません。

ゲーテの名言を紹介している別のサイトには、このような注意事項が書かれていました。

当サイトでは、読みやすくわかりやすくするために、一部の名言に独自の略や翻訳や意訳等を施しています。

まあ、そういうことなのかもしれません。

このようなこともありました。
某投稿サイトに、ゲーテに関する書き込みがなされていました。
ぼくは掲示板等にはいっさい立ち寄らないのですが、つい入って読んでしまいました。
ある示唆に富む童話があります。
その内容が簡単に紹介されていました。
わずか数行の記事です。
瑕疵(かし)はありませんでした。
作者名を間違って、ゲーテ、と書いている以外は。
インターネットは残念ながら、コピー・アンド・ペーストの世界でもあります。
別のかたのブログにもまったく同じものがそのまま掲載されていました。
驚くべきことに、ある寺の法話というコーナーにもこれがそっくりそのまま載っていました。
作者はゲーテでなく、別のかたなのですが。

この童話は意外と知られていないのかもしれません。
近々ご紹介をしてみたいと思います。

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昨日、香西咲さんのTwitterのツイートをうけまして、「好感持てる女性のポートレート写真」を掲載しました。
本日も引き続き、ご紹介します。
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ため息しかでません。



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