香西咲さんに紹介したい歴史のエピソード ~ハーメルンでの出来事

香西咲さんを勝手に応援するサイトの管理人の「焼酎好き」です。よろしくお願いします。

ドイツに、ハーメルンという名の町があります。

(以下の地図は、ウィキペディアから引用)
ハーメルン

(以下の地図は、地図紀行から引用)
ハーメルン2

かつて、ドイツのハーメルンという町で、奇妙な事件が起きました。
その後、グリムが書いた「ドイツ伝説集」によって、多くのひとが知ることとなりました。
有名なはなしですので、ご存じのかたも多いかと思います。
簡単にご紹介します。

1284年、ハーメルンで、ネズミが大量に発生しました。
人々は駆除のために、労力を割きました。
効果はありませんでした。
すべてが徒労に終わりました。

あるとき、奇妙なまだらの服を着た男がネズミの件で、町長との面会を求めてきました。
男は応接室に招かれました。
町長と向かい合いました。
男が口を開きました。
私はすべてのネズミを退治することができると。
町長は相手の顔を眺めました。
本当にそのようなことが可能なのだろうか。
旅芸人とのふれこみです。
みるからに怪し気な人物です。
男がつづけました。
「ただし、条件があります」
「何でしょうか?」
と町長が訊きました。
「成功したあかつきには、報酬として金貨一袋をいただきたいのですが」
町長は逡巡したものの、承諾しました。
ネズミをこのまま放置しておくわけにはいきません。
町の責任者として隘路(あいろ)に追い込まれていました。
「わかりました」
と応えました。
男がほくそ笑みました。

男は広場へ出ると、懐から笛を取り出しました。
それを唇にあてると、楽しげな曲を吹き始めました。

(以下の画像は、ヨーロッパの絶景を求めて一人旅より引用)
ハーメルンの笛吹き男1
しばらくすると、ネズミが集まってきました。
しだいにその数が増えていきます。
男はそれを確認すると、ネズミを引き連れて歩き出しました。
前方に川がみえてきました。
男はためらわずに川を渡ります。
ネズミもあとからつづきます。
川の流れは急でした。
ネズミはすべて流れていきました。
これをみていた人々は歓喜しました。

翌日、男が町長のところへやってきました。
報酬を受け取るためです。
町長はお金を支払うのが惜しくなりました。
町にはまだネズミが残っているかもしれない、などと難癖をつけました。
「それがはっきりとしないうちは、支払うことができない」
と町長がいいました。
住民も掌を返したようにして、冷たい態度を示しました。
得体の知れない男にお金を渡すことはない、と。
男は怒って町から出て行きました。

それから数日が経ちました。
6月26日の朝、男が再び町に姿をあらわしました。
前回とはうって変わり、恐ろしい形相をしていました。
怒気をあらわにしています。
男は笛を取り出すと、前回と同じ曲を吹きはじめました。

ネズミは一匹もあらわれませんでした。
男のまわりに集まったてきたのは、4歳以上の少年や少女でした。
その数は130人にふくれあがりました。
それを見届けた男は、笛の音色とともに、その子たちを先導します。

(以下の画像は、ヨーロッパ旅の素材集より引用))
ハーメルンの笛吹き男2
一行は東の門を通り抜けました。
近くの山でみかけたのが最後でした。
男と130人人の子供は姿を消しました。

後日、ジーベンビュルゲン(今のハンガリー東部)で子供たちをみかけたというひとがあらわれました。
現地へいって調べてみたものの、手がかりを得ることはできませんでした。

1284年6月26日に、130人の子供が消えました。
ハーメルンのひとたちはいまでも、次のようにして年月を数えます。
子供たちがいなくなってから、今日で何年と何か月、というふうに。

これは物語ではありません。
実際にハーメルンで起きた出来事です。
1284年6月26日、130人の子供たちはどこへ消えたのでしょうか。
いろいろな説があります。

6月26日は、「ヨハネとパウロの日」というお祭りがありました。
そこで、このような推理をするひとがいます。

この日、130人の子供たちは、近くの山の崖の上に、火をともそうとして出かけた。
やがて山の麓にたどり着いた子供たちは、崖を登った。
不幸にも途中で、次々と底なし沼へ落ちた。
子供たちはそこから抜け出すことができずに、全員が死んだ、と。

このような仮説もあります。
消えた130人は、子供ではなかった。
集団結婚式をあげたばかりの65組の男女であった、と。
それではこのひとたちはなぜ、消えたのでしょうか。
仮説の論者はこのように主張します。
このひとたちは新しい土地を求めて東方へと旅だって行ったのだ、と。

記録によりますと、この頃のドイツでは、東方への植民が積極的におこなわれていたようです。
笛吹き男は、植民希望者を集める係であったというのですが、どうなのでしょうか。

いずれにしても、不思議なはなしです。



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