すべての女性がもっとも望むことは何か ~「アーサー王物語」より(その2) 

香西咲さんを勝手に応援するサイトの管理人の「焼酎好き」です。よろしくお願いします。

昨日のつづきです。
ぼく流にリライトをしてご紹介します。

邪悪な騎士から、
すべての女性がもっとも望むことは何か?
と問われたアーサー王は、答をみつけるため、旅にでました。
猶予は1年間です。
もしも正解を答えられなければ、王はすべてを失います。
邪悪な騎士にイギリスを渡さなければなりません。

王は行き交うすべての女性に同じ質問をしました。
「すべての女性がもっとも望むことは何か?」
と。
百人百様の答が返ってきました。
国の存亡を賭している王にとってみれば、どれもが凡庸な感じがします。

約束の期日が明日に迫ってきました。
王は悄然となっている自分に気がつきました。

いつの間にか王を乗せた馬は、鬱蒼とした森の中へ足を踏み入れていました。
王は行き先を馬に委ねました。
前方に大きな木があることに気がつきました。
その根本に誰かが座っています。
王は通りすぎる途中に相手の顔を確認しました。
醜い面相の老婆でした。

王は関わりをもとうともせず、足早に通り過ぎました。
自分の背中に怒気を帯びた声が当たりました。
「そこの騎士よ、お待ちなさい」
王は馬をとめて、声の主のほうへ向き直りました。

老婆がゆっくりと立ち上がりました。
「立派な鎧を身にまとっているあなたは、さぞかし身分の高いかたなのでしょう。そのようなかたが女性を無視して通り過ぎるとは、あまりにも無礼じゃありませんか」
王は不意をつかれたような気分となりました。
騎士道精神というのがあります。
騎士は常に、女性を守らなければなりません。
女性を崇拝して保護するのが男性の役目です。
王は馬からおりました。
「申し訳ありませんでした」
機嫌を直した老婆が、口を開きました。
「私はあなたの探しているものをあたえることができますよ」

王は相手を凝視しました。
唇が動きました。
「ただし、条件があります」
老婆のしわがれた声が森の中をこだましました。
王は自分の両手を握りしめました。
「何でしょうか?」
老婆が薄く笑いました。
「私にはほしいものがあるのです」
王は声の主を一瞥しました。
このような老人がほしいものとはいったい何だろうか。
特段、欲のありそうな人物にはみえないが。
相手がいいました。
「私は夫がほしいのです」
王は安堵しました。
なんだ、そういうことか。
わかりました。
そう口にしようとしたとき、先に老婆がことばを発しました。
「私は若くて健康的な騎士と結婚がしたいのです」
王は驚きました。
この老婆はいったい何を考えているのだ。
分をわきまえろ。
王は自分の内心を悟られないようにして、肯きました。
「わかりました」
それを聞いた老婆の顔に、醜悪な笑みが浮かびました。
「それでは答を教えましょう」

翌日、王は、1年ぶりに邪悪な騎士と対峙しました。
居丈高(いたけだか)な態度で訊かれます。
「おまえは答をみつけたのか?」
「はい」
と、王が肯首しました。

相手の眼が怪しい光を放ちました。
「それでは言ってみろ」
「わかりました」
と王が応えました。
邪悪な騎士が付け加えます。
「答はいくついってもかわまわない。どれかひとつ正解がでたらおまえの勝ちだ」
それならば、と王は、旅先で出会った女性たちから聞いたことばを口にしていきます。
そのたびに、邪悪な騎士は、
「違う」
と返します。
やがて王は押し黙りました。
自分が聞いた答はここまでです。
語ることをやめた王を眼下に置いて、邪悪な騎士が高笑いをしました。
「それでは約束通り、イギリスをもらうとしよう」
アーサー王が手で制しました。
「私にはもうひとつ答が残っています」
怪訝な色を浮かべる相手に向かって、王がいいました。

「すべての女性がもっとも望むこと。それは、自分の意志を持つこと、です」

邪悪な騎士の顔が歪みました。
「さてはあの女に教わったな。あいつはおれの妹のくせに」

難問を解いたアーサー王は、帰路につきました。
喜んだのも束の間、徐々にその高揚感が薄らいでいきます。
憂鬱な気分が自分のなかで大きく広がっていきます。
老婆との約束を果たさなければならない。
いったい誰を夫にしたら良いのだ。
ため息をつく間隔がしだいに狭まってきました。

このはなしのつづきは、明日のブログでご紹介したいと思います。

 すべての女性がもっとも望むこと = 自分の意志を持つこと

最高の箴言(しんげん)です。

ぼくは香西咲さんのこのブログの文章が好きです。

ホンネ」(2014年10月8日)より引用。


今まで
「香西咲」はこうありたい!っていう
イメージというかキャラ付けがあったので、

人前に出ている時は
「香西咲」を演じていると思えば

誰に何と言われようが

ポジティブ(←普通に。)
アホ(←ちょっと?)
エロ(←かなりw)

の三拍子で、
辛くても乗り越えられたんだけれど、

今は普通に女子やってます。
なんの鎧もまとってない、普通~の女子。

香西咲さんはいま、自分の意志を持って、人生を生きておられるようです。



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