香西咲さんのブログ「ホンネ」を読んで(2)

香西咲さんを勝手に応援するサイトの管理人の「焼酎好き」です。よろしくお願いします。

小説の善し悪しは、書き出しの3行までで決まるといわれています。
この部分がつまらないと、読者は、それ以降に目を通す意欲がわいてきません。
すぐれた書き手は、このわずか数行に全力を傾注するといわれています。
ぼくも時折本を読みますけれども、最初の書き出しが凡庸のものは、途中で閉じることが多いです。
本棚には読み終えずに積んだままの本がけっこうあります。

香西咲さんのブログの「ホンネ」は、出だしからいきなり、暗澹たる事実が提示されます。
ぼくにはブログのなかへと引き込まれていく自分を止めることができませんでした。
なぜ香西咲さんは哀しい思いをする事態に陥ったのだろう。
鬱蒼(うっそう)とした森のなかを彷徨(ほうこう)している気分となりました。
突然、「楽しかった」との文章が出現します。
安堵させられます。
軽く息を吐きました。
写真に目がいきました。
見直しました。
美しい。
柔和です。
表情に険がありません。
ぼくはミニスカートの姿であることに気がつきました。
眩しい。
一瞬、目をそらしました。
もう一度写真を俯瞰(ふかん)しました。
愉しそうです。
心のほほえみを感じました。
過日のブログ(香西咲さんに紹介したい歴史のエピソード~オーストリアのマリア=テレジア)でもふれました。
香西咲さんの体調が恢復に向かってきているようです。

香西咲さんのTwitter(2014年9月29日)より引用。

2年半、
病院から処方された胃薬を毎日欠かさず飲んでても
一向に治る気配なかった私の身体が、、、

最近漢方の勉強初めて、
ここ1ヶ月くらい飲んでいたらみるみる良くなってきた

どゆこと?
回復通り越して元気漲りそうだわ☆

ブログの様子では、完全回復が近そうです。
ぼくには、胸がときめいている自分を抑えることができませんでした。

2枚目の写真も美しかったです。
ただ、正視にはたえられませんでした。
香西咲さんと、もうひとりのかたが、あまりにも接近しているので。
こういうときはため息をつくしかありません。
それにしても、生命の息吹を感じさせる表情をうかがい知ることができて、うれしくなりました。

このあとの文章が衝撃的でした。
香西咲さんはこれまで、つらいことがあっても、「香西咲」という役を演じつづけてきたそうです。
いたたまれない気持ちになりました。
その笑顔の陰で香西咲さんは、どれだけの涙を流されてきたのか。
昨日のブログ(香西咲さんのブログ「ホンネ」と、デカルトの合理論 )でも言及しました。
いま香西咲さんは、ペルソナ(劇などで使用される仮面)をはずされました。

(引用)
今は普通に女子やってます。
なんの鎧もまとっていない、普通~の女子。

ぼくはこの文章に救われました。
人間は過去を変えることができません。
未来は、変えることができます。
これからの香西咲さんの幸せを願うばかりです。

香西咲さんの「ホンネ」では、このあと、葛藤が繰り広げられます。
ぼくはそのくだりを読んだとき、とてもつつましいかたであると感じました。
私に優しくしないで、というようなことを繰り返しのべられています。
それは、優しさを拒否をしているのではなく、相手への気遣いからでていることばです。
純粋なかたです。

自分のはなしで恐縮です。
以前のぼくは、相手に隙をみせることが嫌でした。
ある意味、虚勢をはって生きていました。
無謬(むびゅう)を貫いていました。
完全主義者のぼくが、あるとき、痛恨のミスをしました。
狼狽しました。
ぼくは謝罪と後始末におわれました。
矜恃を失った自分など、本来の姿ではありません。
これを期にして、ぼくのなかから誇り高い自分自身の存在が消滅すると思いました。
惨めでした。
意に反して、周囲の反応は、それほど辛辣ではありませんでした。
当然、声を荒げるひとはいます。
反面、かばってくれたひともいました。
むしろ、こちらのほうが多かったです。
それぞれ、いいかたは違いますけれども、
「めずらしいな、おまえがミスをするなんて」
とか、
「これくらいのことでくよくよするなよ」
などといってくれました。
「あまり肩肘を張らずにやろうぜ」
といわれたときには、思わず落涙しそうになりました。
ぼくはこのとき、人間はひとりで生きていけない、ということばの意味がわかりました。
同時に、一匹狼のような強さだけではだめということも知りました。

ぼくはあのとき、まわりからの激励や助言を拒絶することができました。
これまでのように強い自分を繕うことも可能でした。
ぼくは、周囲からの好意を受け入れました。
弱かったからではありません。
ぼくは、相手の優しさを受け入れることも、強さの一部と思ったからです。

香西咲さんは強いかたです。
ぼくは、香西咲さんの強さをもってすれば、相手からの優しさを受け入れることは可能だと思います。

香西咲さんのブログ「ホンネ」からぼくは、抒情(じょじょう)と余情を感じ取ることができました。
まだ書き足りないところがあります。
また明日のブログでつづきを書くかもしれません。
とりあえず今日のところはこれで失礼します。
テニスからの帰りなので、ダウン寸前というのもあります。
すみません。



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