正義を貫くひとたちと香西咲さんのツイート

香西咲さんを勝手に応援するサイトの管理人の「焼酎好き」です。よろしくお願いします。

本日も正義について書いてみたいと思います。

正義感をもった登場人物が痛快に活躍するドラマや小説があります。
その種のものをみたり、読んだりすると、溌剌とした気分になります。
ただ、実際は、そう単純ではありません。
正義を貫くというのは、大変なことです。
相当な覚悟が必要となります。

高野達夫さんの場合もそうでした。

東北大学を卒業した高野達夫さんは、三菱樹脂に入社します。
この会社の試用期間は、3か月間です。
高野達夫さんは優秀な人物で、勤務全般において瑕疵(かし)はありませんでした。
試用期間が終了する直前に高野達夫さんは、会社の上役から呼び出されます。
目の前の上役が口を開きました。
あなたを正式に採用することはできない、と。
面食らった高野さんは、理由を問いただします。
相手の唇が動きました。
きみは入社試験のときに、大学在学中に学生運動をしていた事実を隠していた、と。
本採用をしない理由はこれだけでした。
他にはありません。
たしかに高野さんは、熱心に学生運動をおこなっていました。
面接のときはこのことを伏せていました。
高野さんは学生のとき、社会で虐げられているひとたちが幸せになれるような世の中にしたい、戦争のない社会を実現したい、と思って活動していました。
これがなぜいけない。
会社側が高野さんの解雇を撤回することはありませんでした。
高野さんは打ち拉(ひし)がれます。
三菱樹脂は大企業です。
影響力は多方面に及んでいます。
へたに逆らえばこれからの自分の人生が台無しになるかもしれません。
仮に裁判となっても、判決が確定するのはかなり先のことです。
何年かかるのかはわかりません。
勝てる保証もありません。
苦悩しました。
逡巡したあげく、高野さんは、裁判に訴えることを決心します。
そのときの心境については、「石流れ木の葉沈む日々に」のなかでくわしく紹介されています。
ぼくは憲法学の講義でこの訴訟のことを知りました。上記の本は図書館で読みました。
予想していた通り、裁判は長期化しました。
裁判は三審制です。
第一審と第二審は、高野さんが勝ちました。
会社側は最高裁に上告します。
裁判がはじまってから13年後、会社側と高野さんは、和解します。
高野さんは13年ぶりに職場へ復帰することとなりました。
同期入社のものたちは皆、管理職になっています。
会社側は高野さんを同期のものたちと同等の役職に就けました。
やがて高野さんは、三菱樹脂の子会社の社長に就任します。

この話を知ったとき、ぼくは圧倒されました。
当ブログでは、高野達夫さんの紹介だけにとどめますが、同種の話は他にもまだたくさんあります。
もしもぼくが、正義を貫くためにそのひとたちと同じ生き方をすることができるのかといいますと、ちょっと自信がありません。

話は変わります。
男女雇用機会均等法は2006年に大幅な改正がおこなわれ、職場におけるセクハラ防止措置が盛り込まれました。
ぼくは画期的なことだと思いました。
以降は、セクハラを公にしたり、訴訟をおこなう女性が増えてきました。
もちろん法改正が後押しをしている面はあります。
ただ、それ以前にも、裁判に訴える女性は存在しておりました。
上述した高野さんの件と比べると、小さなことかもしれません。
これは規模の問題ではありません。
こと正義に関しては、女性のほうが勝っているのではないでしょうか。
セクハラをされても、泣き寝入りをせずに闘う。
ここには崇高な正義感が存在していると思います。
高野さんは別として、男性はいざ争うとなると、尻込みをしてしまいます。

正義<ことを荒立てたくない

正義<保身や実利

男性と比べると、女性のほうがずっとピュアです。
男はなさけないです。
打算が働きます。

いまの世の中は、
正義<大人の事情
なのかもしれません。
セクハラを許さない女性たちのように、少しずつでも不善を許さない動きが広がっていけば、この日本も変わっていくと思います。
そのためにもぼくは、理不尽なことに対して、「No」といえる人間でありたいです。
小さな正義の積み重ねが、
正義>大人の事情
の実現につながっていくと考えます。

香西咲さんは正義感がとても強いかたです。
今回ぼくは裁判のことに焦点を当てて書きました。
裁判で勝つことだけが正義を成就させる方法ではありません。
香西咲さんがツイートされたこともまさしく正義の行動でした。
ぼくは訴訟よりも価値のあることであったと考えます。
真摯に生きるひとが幸せになれるような社会をつくっていきたいものです。



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