オリンピックまでに出演強要を罰する法律ができます。被害の回復措置も講ぜられます。香西咲さんの正義によっていま、多くの被害者が救われようとしています

先日より、2015年5月13日におこなわれた衆議院法務委員会の参考人質疑をみています。

(参考。当ブログ)
2018年9月14日
2018年9月15日
2018年9月16日
2018年9月17日

同委員会では、以下の方々が発言をしました。

<参考人>
望月晶子 弁護士
大城聡 弁護士
荻野美奈子 松戸事件被害者遺族
<国会議員>
若狭勝 議員(自由民主党)
遠山清彦 議員(公明党)
階猛 議員(民主党【※現在は国民民主党】)
井出庸生 議員(維新の党【※現在は無所属】)
畑野君枝 議員(日本共産党)

昨日は、階猛議員の質疑を途中までご紹介しました。
もう一度、引きます。

音声の文字化は、筆者。)

階猛 衆議院議員(民主党【※現在は国民民主党】)

望月参考人からは、
性犯罪については(裁判員裁判から)除外すべきだ
という御意見がありましたけれども、議論の前提として望月参考人にうかがいたいんですが、こういった性犯罪であり、なおかつ、死刑に相当するような重大事件。
こういったものについては、先ほどのご趣旨から敷衍(ふえん)すれば、被害者のプライバシーを重視して対象犯罪から除外すべきか。
それとも、一般市民の感覚を裁判に反映するために裁判員裁判の対象とすべきか。
どちらの方向性がよい、というふうにお考えになりますでしょうか。

望月晶子 参考人(弁護士)

わたしも先ほど、わたしの個人的な意見としては、性犯罪は(裁判員裁判の)対象犯罪から外すべきではないか、というふうに考えております。

ただ、まあ、先ほどの荻野さんのお話をうかがっていて、やはり、裁判員裁判の意味というのは非常にあるのだな、というふうに思いました

で先ほど私の意見の中でも、外す、ないしは、選択制にしていただきたい、というふうに申し上げました。

そこでまあ、選択制について、外すのか、選択制なのか、というところについては、私もまだ意見が定まっていなくて。

といいますのは、やはり選択制というのが、美しいこう理想の選択制ができるのであれば望ましいとは思うんですけれども。
実際にこう枠組みを考えていったときに、では被害者がいつまでに決めなければいけないのか、とか、被害者が選択できるとなったら被告人の方はどうなのか、といった全体の枠組みを考えますと、どうしても私の中でまだ選択制というものについて詰め切れていないので、もしそこでよい枠組みができるのであればまあ、選択制ということになって、被害者ないし遺族はそういったことが選べるのであれば、それが理想的なのかもしれません。
そういうふうに今は思っています。

本日は、階猛議員の質問をさらにみてみます。

音声の文字化は、筆者。)

階猛 衆議院議員(民主党【※現在は国民民主党】)

あの、荻野参考人にも同じようなことをお聞きしますが、おはなしのご趣旨からすると、(性犯罪を裁判員裁判の)対象事件に含めるべきだ、というお立場だと思いますが、今、望月参考人からあったように、選択制、という考え方もありますが。
「選択制」
か、
「全部対象にするか」
この2つで比べた場合は、どういうふうにお考えになりますか?

荻野美奈子 松戸事件被害者遺族

たぶんあの、被害に遭われた方のこころの選択、というのはとてもむずかしいと思います。

わたしの場合はあの、選択制も何も、
「裁判員裁判ですよ」
と言われて、それで参加して、受けて。

結果的にはあの、第一審の場合はよかった、と思いましたが、結果こうなってしまったら、ものすごく後味の悪い、というか、つらいものになっていました。

それで、あの、そのとき、私たちと一緒にね、あの、(別の件で犯人に)強姦された女性もね、3名、若い女性ですね、あの、一緒に、もちろん遮蔽(しゃへい)されて、あの、来られたんですね。
で、その方たちはとても勇気があったな、と思います。
ものすごく悔しかったとー

だから、先ほどその、望月弁護士がおっしゃったその、選択制というのは、性犯罪に関して、その本人さんが生きておられて、そういう場合は選択制というのもいいのかなと思います。

それからもっと、性犯罪プラスもっとひどいことをしたことに対しては、やっぱり裁判員裁判がいいのではないか、と私は思います。

——————————————————–

国民の感覚に近い判決を期待できるのは、裁判員裁判です。
裁判員は凶悪犯罪に対して真剣な姿勢で臨んでいます。
松戸事件のときもそうでした。

(参考。当ブログ)
2018年9月14日

いっぽう職業裁判官による裁判の場合は、マニュアルどおりの判決しか出ません。

(2017年3月24日 荘司雅彦の最終弁論「AIに最も適した職業は裁判官」より、引用。)

荘司雅彦 弁護士
昨今、AIによって人間の仕事が奪われるのではないかという議論が盛んになされています。
(略。)
ところで、私はAIにとっての適職(?)の一つが裁判官だと思っています。
膨大な過去の判例や事実認定のデータを全て吸収できるという点だけでも人間より優れていますが、何と言っても公正な判断ができるという点がAIの最大のメリットだと考えます。
(後略。)

職業裁判官よりもAIのほうが安上がりです。
裁判官は、職をうしないたくないのであれば、気概をもって職務に精励すべきでしょう。
つぎに、井出庸生議員と望月晶子弁護士のやりとりをみてみます。

2015年5月13日 衆議院 法務委員会
(動画 衆議院インターネット審議中継)

<参考人>
望月晶子 弁護士
大城聡 弁護士
荻野美奈子 松戸事件被害者遺族
<国会議員>
若狭勝 議員(自由民主党)
遠山清彦 議員(公明党)
階猛 議員(民主党【※現在は国民民主党】)
井出庸生 議員(維新の党【※現在は無所属】)
畑野君枝 議員(日本共産党)

音声の文字化は、筆者。)

井出庸生 衆議院議員(維新の党【※現在は無所属】)

(前略。)
最初に望月参考人にうかがいたいのですが、あの、性犯罪がその、ひとに知られたくない、と。
そのことはわたしも理解はしているつもりです。

ただ、まあ、わたしは、そういう被害に遭われたかたと、まあ、その、接したことも、あの、はなしをですね、したこともないので、それに対する理解というものがやはり欠けていると思うんですけれど。
性犯罪の被害者がひとに被害を知られたくないという思いはよくわかるんですが。

ただ、その、被害に遭われたかたに、裁判所でですね、しっかりそのことを言っていただく。

あの、こういう言いかたがよいのかわからないんですけれど、そういうその、苦しい思いをして言っていただいている。
まあ、そういうお姿を見て、たとえば裁判員のかたが、
「このひとは本当に大変な思いをされたんだな」
という、そのまあ、真実に迫るといいますか、被害者の思いを感じることも、あの、あるのではないかと思うんですね。

で、まあ、(望月晶子弁護士は)
「裁判員裁判からその性犯罪を除くべきだ」
と。
(中略。)
(略)、もうやはりその、
「性犯罪のその被害の状況をできるだけひとに知らせたくない」
っていうその考え方というのは、もうほかの犯罪とはもう、ぜんぜん種類が違って、もう別で考えていくべきだとお考えかどうか、そのところをあの、教えていただきたいと思います。

望月晶子 参考人(弁護士)

ええと、強姦罪というのは、年に1,000件以上、起きています。
警察が認知しているだけで。

で、内閣府の調査によれば、警察にあの、異性から無理やり性交されて警察に相談した女性というのは、3%程度にすぎません。

どれほど、まあ、先ほど、
「誰にも相談していないひとが67.5%」
と申し上げましたけれども。
ですから、どれほどの女性、ひとが、強姦ないし無理やり性交されて黙っているのか、ということです。

で、いま、(自分は強姦被害の)実態をご存じない、というふうにおっしゃっていただきまして、それはもう、ほとんどのかたがそうなんだと思います。

ですのでひとつ、あの、参考のために、わたしのレジュメのなかに、2ページ目の上のところに、性犯罪被害者のかたがご自身の体験を、あの、本当にわかりやすく、赤裸々に書かれたご本の一部を紹介しておきましたのでぜひ、この本については被害の実態を知っていただくために、皆さんに読んでいただければと思います。

で、ええと、いまおっしゃっていただいた、まあ、
「被害者がはなししてこそ、裁判員につたわるのではないか」
ということですけれども。
まあ、確かに、あの、いま、先ほど荻野さんがおはなししてくださったように、被害者のかたの生の声というのがまあ、一番響きますし、つたわります。

ですが、たとえば荻野さんのケースでは、一番、一番つらい思いをしたお嬢さん自体が亡くなっていて声をあげられない。

性犯罪でも、どんな被害者でも話せるわけではなくて、本当にもう、家から一歩も出られない、入院してしまう。
一番ひどい被害者というのは、はなせないんです。

で、さらにその、
「被害者がはなすことがつたわる」
ということを被害者に言ってしまうと、
「わたしが裁判所に行かなければいけないのか」
「わたしが自分の身を挺(てい)さなければいけないのか」
という激しいプレッシャーをあたえることになります。

ですので、おっしゃることはあの、確かにごもっともではあるんですけれども、そういうこと(「被害者がはなすことがつたわる」ということ)は被害者にはつたえるべきではない、とわたしは思って、ふだん支援活動をおこなっています。

被害者のかたが、自分でつたえたい、という積極的な元気や、まあ勇気を回復してきた時点では、ぜひはなしていただきたい、とは思いますけれども、
「あなたがはなすことが、(裁判の関係者に)つたわるんだよ」
というのは、被害者に対してプレッシャーをかけてしまうので、するべきことではないと思います。

ですので、あの、
「そういうふうに被害者が出てきて、裁判員のかたが性犯罪を審理することによって、つたわるのではないか」
というご趣旨だと思うんですけれども、私が思うのはやはり、
「個々の事件を見て、個々の被害者を見て、そして学ぶ」
というのはもちろんありますけれども、そうではなくて、あの、そうするということはやっぱり、個々の事件の被害者をさらに犠牲にしているわけですよ。

そうではなくて、性犯罪がいかに悲惨でひどいものなのか、ということは、学校教育や社会の中の啓蒙活動で一般に広くおこなっていくべきことであって、個々の被害者を犠牲にするべきことではない、と思います。
(後略。)

——————————————————–

(再掲。望月晶子 弁護士)
『被害者がはなすことがつたわる』ということを被害者に言ってしまうと、(略)『わたしが自分の身を挺(てい)さなければいけないのか』という激しいプレッシャーをあたえることになります

香西咲さんは身を挺しました。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年2月18日

AV強要の件に触れられたらフラッシュバックしてしまった…
6~3年も経つのに。

フラッシュバックに耐えられなくて、去年の秋以来この件に関しては取材を控えて居たのですが…まだまだ傷は癒えていませんでした。

怖い。

一生の傷にならない様に治療に人生を託します。

(再掲。望月晶子 弁護士)
『個々の事件を見て、個々の被害者を見て、そして学ぶ』。(略)そうするということはやっぱり、個々の事件の被害者をさらに犠牲にしているわけですよ

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年7月4日

#AV強要 問題が上がった頃には、
知る人、知らぬ人、沢山の方から相談のメールを頂きました。
私は少なくとも現役AV女優として、削除を受けて頂くまで現場でも叫び続けました。自分の為だけではなく皆の為に頑張ったと自負しています。

ですが誰一人として『ありがとう』の連絡もなく、(続く)

香西咲さん
2018年7月4日

皆様は今や削除要請をメーカーが受付ける事を、あたかも当然の様に申請し、過去を精算されていますね。
削除までの経緯として、
貴方達が知らない所で、私は業界人を敵にまで回し、『東京湾に沈められる』とまで脅されながら戦いました

(続く②)

香西咲さん
2018年7月4日

結果、削除に関しては寛容になりましたが、
この波に乗って『私も』という女優が増え続けた様ですが、
残念な事に私の所には『ありがとう』の一言すら連絡を頂いておりません。

とても悲しいことです。

おやすみなさい。

(再掲。香西咲さん)
自分の為だけではなく皆の為に頑張ったと自負しています

(再掲。望月晶子 弁護士)
個々の事件の被害者をさらに犠牲にしているわけですよ

オリンピックまでに出演強要を罰する法律ができます。
あわせて政府は、被害の回復措置を講ずると言っています。

(2017年5月19日 第3回関係府省対策会議「今後の対策」より、引用。)

内閣府、関係府省

被害の防止及び救済等のための新たな対応策の検討

アダルトビデオ出演強要問題や「JKビジネス」問題等が深刻な性的な暴力で、重大な人権侵害であるとの考え方に立ち、関係者による自主的な取組の進捗状況や実態把握の状況も踏まえ、性的な暴力の被害につながる行為の規制、被害の回復、被害者の保護及び支援等について、有識者等の意見も参考に、法的対応を含め、必要な対応策を検討する。

(内閣府、関係府省)〔平成 29 年4月~〕

香西咲さんの正義によっていま、多くの被害者が救われようとしています。
香西咲さんは21世紀のマザー=テレサです。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

被害者の方々のことばは、頑なこころをも穿ちます。香西咲さんの真実のうったえによって世の中の情景がかわりました。出演強要問題の解決まであともうすこしです

3日前から、3年前の衆議院法務委員会の参考人質疑についてみています。

2015年5月13日 衆議院 法務委員会
(動画 衆議院インターネット審議中継)

(参考。当ブログ)
2018年9月14日
2018年9月15日
2018年9月16日

同委員会では、以下の順で、3人の参考人が意見をのべました。

<参考人>
望月晶子 弁護士
  
②大城聡 弁護士
  
③荻野美奈子 松戸事件被害者遺族

望月晶子参考人は最初に、強姦被害の実相について論及しました。

音声の文字化は、筆者。)

望月晶子 参考人(弁護士)

おはようございます。
弁護士の望月ともうします。
本日は貴重なお時間をいただきましてどうもありがとうございます。
わたくしは弁護士16年目で、当初より犯罪被害者支援業務にたずさわってまいりました。

また3年前にNPOを立ち上げまして、性犯罪の被害者のために公的支援にかぎらず、総合的な支援を提供するような活動をおこなっています。

(参考)
特定非営利活動法人レイプクライシスセンターTSUBOMI

ツイッター
フェイスブック
ホームページ

そういった経験等をふまえて、おもに性犯罪に関する観点から今日は意見をのべさせていただきます。
それにあたりましては皆さまに今一度、強姦罪というもの、それが被害者にあたえる影響についてよく考えていただきたいと思います。

強姦というのは、嫌な相手に無理やり服を脱がされ、裸にされて、からだをさわられ、もてあそばれ、性器を挿入されるもので、加害者と長時間いちじるしく密着します。

その間、被害者は殺される恐怖や、汚(けが)されていく屈辱感、無力感等を感じ、その体験は事件後も長期にわたって被害者を苦しめ、事件から何年経ってもフラッシュバックやパニックを起こしてまともな社会生活を送れなくなったり、自殺してしまう被害者すらいます。

そんなひどい被害体験でもあるにもかかわらずその実態がなかなか表に出てこないのは、ほかの事件とはちがって、性犯罪の被害者は、できるだけ事件のことを知られたくない、という思いがとても強く、苦しみを外にあらわすことができないのです。

内閣府の調査でも、異性にむりやり性交されてもだれにも相談していない女性が67.5%にのぼっています。

そういったことをわたくしのレジュメの1ページ目から5ページ目に簡単に書いておきましたのでぜひあとでご覧ください。

この被害者の、知られたくない、という強い思いを前提に、以下、お聞きいただければと思います。

望月晶子 参考人(弁護士)
レジュメの3ページ目の下にわたしくが申し上げたい11項目を書きました。
これからその順に沿っておはなしをさせていただきます。

まず、今回の改正案の4点目、
「秘匿決定があった事件では正当な理由がなく裁判員候補者に被害者特定事項をあきらかにしてはならない」
とされた点ですが、わたくしはこの、正当な理由なく、というのは不要ではないかと考えます。

いただきました衆議院調査局法務調査室の解説によれば、
「正当な理由とは、候補者が不適格事由に該当しないかなどの判断をするために候補者に対して被害者の氏名等あきらかにせざるをえない場合」
とありますので、つまり、候補者に対し被害者の氏名等あきらかにすることで、候補者に自分に不適格事由があるか判断してもらう、という立て付けであると思われます。

そして、候補者が判断するような不適格事由、というのは被害者との一定の身分関係にもとづくものですから、判断にあたっては被害者の氏名等あきらかにしなければ実際は無理ではないか、と思います。

つまり、この正当な理由というのはつねに存在しうるため、限定する機能をもちえず、ほぼ意味がないのではないか、と思います。
ですからこの、正当な理由なく、は削除して、つねにあきらかにしてはならない、としていただきたいと思います。

そのようにしても不適格事由自体はきわめて限定的ですから、候補者名簿によって被害者のほうで確認可能であると思います。

つぎに、ですが仮に、いまわたくしが申し上げた正当な理由というのが残った場合、いまの法案のままの場合、このときには守秘義務に違反した場合について、さらに罰則規定を設けるべきだと思います。
義務をまもらなくてもなんの制裁もない、ということですと、ただの訓辞になってしまい、実効性がどこまで担保されるのか、被害者の不安は解消されません。
この点、先日のこの会議で、守秘義務違反の行為があった場合には民法709条の不法行為や刑法の名誉毀損の対象となりうるのでそれらで対応、というおはなしがありましたが、性犯罪の被害者に、事件に遭って刑事裁判を経てさらに民事裁判をおこなえばよい、というのは被害者の負担が増すばかりで、立法のありかたとして無責任だと思います。
被害者としてはプライバシーが露呈されてしまったあとに、民事裁判を起こして慰謝料をもらっても意味はありません。

望月晶子 参考人(弁護士)

また、性犯罪の被害に遭ったということはプライバシーの問題ではありますが、名誉毀損にはあたらないとわたしは考えます。

名誉というのはひとの社会上の地位や価値を言いますが、性犯罪の被害に遭ったという事実は、社会上の地位や価値を損なうものではないからです。

——————————————————–

性犯罪の被害に遭ったという事実は、社会上の地位や価値を損なうものではない

重要な視座です。

望月晶子 参考人(弁護士)
守秘義務を破られた場合にうける被害者の深い傷についていま一度お考えいただき、そのようなことが起こらないようにするために、ぜひ罰則を設けていただきたいと思います。

(中略)

以上、いろいろな問題点を述べてまいりましたが、性犯罪を裁判員裁判で審理することについては、解決できない問題はまだまだ残ります。
知人等が裁判員に選ばれなかったとしても、裁判員を務めた人と将来、出会ってしまう可能性は残ります。
また、裁判員等に守秘義務や罰則があっても、いったん、はなされてしまえば、被害者の受けた傷というのは慰謝料で回復できるようなものではありません。
さらに現実に起きている問題として、裁判員裁判を避けるために、強姦致傷ではなく強姦罪にしてもらう、といったケースもあったと聞いています。
それでは、加害者に適切な刑罰を科すことができず、事件が潜在化してしまいます。
また、そこまでして裁判員裁判を避けようとしても、被告人が別に強姦致傷事件を起こしていて事件が併合された場合には、裁判員裁判になってしまう、ということも起こり得ます。
ですので、私は、やはり、性犯罪は裁判員裁判から外す、もしくは、選択制にしていただきたい、と強く思います。
裁判員裁判は、性犯罪の被害者にとってはまだ多くの問題があり、今回の法案ではほぼ未解決のままです。
被害者の視点を入れてさらに改正作業を続けていっていただきたいと思っております。
(後略。)

——————————————————–

望月晶子参考人は、
性犯罪は裁判員裁判から外す、もしくは、選択制にしていただきたい
と、力説しました。

<参考人>
①望月晶子 弁護士
  
②大城聡 弁護士
  
荻野美奈子 松戸事件被害者遺族

最後に、松戸事件の被害者の遺族である荻野美奈子さんが、事件をふりかえりました。

(参考。当ブログ)
2018年9月14日

荻野美奈子さんは裁判に関して、つぎのようにのべました。
平成23年(2011年)6月8日、千葉地裁でおこなわれた第1審の裁判員裁判は、1か月間、本当に丁寧にしっかりと審議され、きびしく的確な裁判でした
裁判官はもちろん、裁判員の方々も、事件の核心をしっかりとらえながら、被告人に対してどのような刑を科すべきか、考えに考えて公判に臨まれていたのは、ひしひしとつたわってきました。裁判員裁判で被害者参加したことで、娘やわたしたちの無念さが裁判員や裁判官の皆さまにつたわった、と思いました
わたしは、裁判員裁判が導入された意義があった、と心底、思いました
と。
このあと以下の5人の国会議員が順に、質疑をおこないました。

<質疑者>
①若狭勝 議員(自由民主党)
②遠山清彦 議員(公明党)
階猛 議員(民主党【※現在は国民民主党】)
④井出庸生 議員(維新の党【※現在は無所属】)
⑤畑野君枝 議員(日本共産党)

階猛(しなたけし)議員は最初、望月晶子参考人に訊(たず)ねました。

階猛 衆議院議員(民主党【※現在は国民民主党】)

望月参考人からは、
性犯罪については(裁判員裁判から)除外すべきだ
という御意見がありましたけれども、議論の前提として望月参考人にうかがいたいんですが、こういった性犯罪であり、なおかつ、死刑に相当するような重大事件。
こういったものについては、先ほどのご趣旨から敷衍(ふえん)すれば、被害者のプライバシーを重視して対象犯罪から除外すべきか。
それとも、一般市民の感覚を裁判に反映するために裁判員裁判の対象とすべきか。
どちらの方向性がよい、というふうにお考えになりますでしょうか。

望月晶子 参考人(弁護士)

わたしも先ほど、わたしの個人的な意見としては、性犯罪は(裁判員裁判の)対象犯罪から外すべきではないか、というふうに考えております。

ただ、まあ、先ほどの荻野さんのお話をうかがっていて、やはり、裁判員裁判の意味というのは非常にあるのだな、というふうに思いました

で先ほど私の意見の中でも、外す、ないしは、選択制にしていただきたい、というふうに申し上げました。

そこでまあ、選択制について、外すのか、選択制なのか、というところについては、私もまだ意見が定まっていなくて。

といいますのは、やはり選択制というのが、美しいこう理想の選択制ができるのであれば望ましいとは思うんですけれども。
実際にこう枠組みを考えていったときに、では被害者がいつまでに決めなければいけないのか、とか、被害者が選択できるとなったら被告人の方はどうなのか、といった全体の枠組みを考えますと、どうしても私の中でまだ選択制というものについて詰め切れていないので、もしそこでよい枠組みができるのであればまあ、選択制ということになって、被害者ないし遺族はそういったことが選べるのであれば、それが理想的なのかもしれません。
そういうふうに今は思っています。

望月参考人は、
わたしも先ほど、わたしの個人的な意見としては、性犯罪は対象犯罪から外すべきではないか、というふうに考えております
と答えました。
つづけて、
先ほどの荻野さんのお話をうかがっていて、やはり、裁判員裁判の意味というのは非常にあるのだな、というふうに思いました
とのべました。
被害者の遺族である荻野美奈子参考人の言辞が、望月参考人の考え方に影響をおよぼしたようです。
いまここで再認識させられました。
実際に被害に遭われた方のことばに優るものはない、と。
被害者の方々のうったえは世の中をかえるちからをもっている、と。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年6月28日

圧力凄いきてる。
正攻法ではない場所から。

香西咲さん
2016年7月4日

同業内部の方々から探りを入れられてたり、
わたしが殺されかねないと言う言葉を使って脅迫されたり、
あの手この手をつかって圧力・脅迫をかけてくる。
本当に人間不信。
でもそんなのに動じないけど。

仮に私に何かがあった場合、結局そういう事なんだと察してください。

香西咲さん
2016年7月14日

今まで人間とは思えない仕打ちを受け続けてきた事、やっと吐き出す事ができました。
こんな私ですが今も変わらず好きでいてくださる方、本当にありがとうございます。
何度も言うけれど今後私はその人たちを大切に生きていくのみです。
「おまえ明日死ぬかもしれないんだから(←青木亮の口癖)」

香西咲さん
2018年2月6日

私は下記の方々を訪問する度に『よく生きてたね!』と言われる程です。
それは #能川拓也 氏が『ひと1人消えてもおかしくない。東京湾に沈められる。そろそろ自分の立ち位置考えた方が良いのでは?』
と散々命に関わる脅迫をしてきてたからですね。アタッカーズやオルガ、セクシーJのカメラマン。

香西咲さん
2018年5月14日

海外で沢山の人に話を聞いてもらう。
2020年迄に原稿、映像化して残す。
私の役割は終わり。

圧力をかけてくる所からは距離を置く。

香西咲さん
2018年7月2日

私に何かあったらどういう報道をされるのだろう?
登場人物と契約書類は全てネットにUPしておきます。
大きな圧力がかかって、一切スルーされるのかな?

——————————————————–

香西咲さんは、わいせつビデオ(適正AV)業界の闇をあきらかにしました。
身の危険を顧慮せずに。
香西咲さんの真実のうったえによって人々は認識をあらたにしました。
わいせつビデオ(適正AV)業界は人身売買の巣窟である、と。

(再掲。望月晶子参考人)
先ほどの荻野さんのお話をうかがっていて、やはり、裁判員裁判の意味というのは非常にあるのだな、というふうに思いました

被害者の方々のことばは、頑(かたくな)なこころをも穿(うが)ちます。
香西咲さんによって、世の中の情景がかわりました。

(2018年6月12日 参議院 法務委員会より。)
(※参考。当ブログ) 

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

(出演強要は)犯罪である、というふうにも思っているところでもございます。

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

このことにつきまして、法的対策もふくめてしっかりと検討し、そして実現してまいりたいというふうに思っております。

解決まであともうすこしです。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

政府はかねてより、出演強要の被害を回復すると言っています。法律ができたとき香西咲さんたち被害者は復活します。わいせつビデオ(適正AV)業界は頓死します

一昨日から、2015年5月13日の衆議院法務委員会の参考人質疑をふりかえっています。

(参考。当ブログ)
2018年9月14日
2018年9月15日

昨日は、若狭勝議員と参考人のやりとりを途中までご紹介しました。
本日はそのつづきです。

2015年5月13日 衆議院 法務委員会
(動画 衆議院インターネット審議中継)

音声の文字化は、筆者。)

若狭勝 衆議院議員(自民党)

最後に荻野さんにもう一度、お訊(き)きしたいのですが、今日は非常に本当におつらい思いをさせてしまって申し訳なくこころがいっぱいでございますが、率直にですね、いまこのように1審で死刑、2審で無期、最高裁で無期、という結果になった。

先ほど、こんな裁判員だったらもういらないんじゃないか、というようなことをおっしゃられました。

荻野美奈子 参考人(松戸事件被害者遺族)
裁判員裁判をつづけるのであれば、高裁も最高裁も裁判員裁判にして、きちんと皆が納得する、納得できるようにするべきです。
さもなくば、1審の裁判員裁判をもっと重く真摯にうけとめるべきです。
すべてを無駄にしないでください。
荻野美奈子 参考人(松戸事件被害者遺族)
法律家の積み重ねてきた判決理由では、世の中のひとたちには通用しません。
もっと一般のひとたちに寄り添った共感してもらえる裁判にしないといけない、と導入された裁判員裁判ではないですか?
せっかく導入された制度をより良い方向に進めていく気があれば、いまからでももう一度、裁判をやりなおしていただきたいと思います。
先例重視で、自分たちプロが正しい、と言うのなら、こんな制度はないほうがいいです。

そういうような思いっていうのは非常につたわってはくるんですが、具体的にですね、いま裁判員裁判というのがあってそれのいま法改正をいまここで議論しているんですが、どうしたらですね、いいか。
たとえば、裁判官のですね、教育だとか、いろいろそういうことがあると思うんですけれども、裁判官にもっとわかってもらえるひとになってもらいたい、とかいろいろとあると思うんですけれども、何か日頃、こうすべきだったんじゃないか、こうあったらよかったんじゃないかと、こういう結果をさけるためには何かどのようなものがあったのか、ということを何か考えたことはございますか?

荻野美奈子 参考人(松戸事件被害者遺族)

即座に、どうしたらよいのか、っていうのはわからないですが、まず若い司法修習生たちにはわたしは、被害者の家に行って殺人事件の被害者の家に行ってその司法修習生が1か月でもなんでもその経験をしたらいいのにな、と思いますね。
実際、肌で感じないとわからないと思います。

それから、高裁とか最高裁の上に行けば行くほど、なんか事件の本質はぜんぜん見極められていないと思うんですね。
ただ自分たちのいままでのそのポイントポイントで、これは死刑か、これは無期になるのか、っていうそこだけをピックアップして、それでその事件の中身までちっとも踏み込まないで、ただ表面的にとらえている。
それだけのような気がします。

だから、もっと高裁の裁判官もそれから最高裁の裁判官も被害者に直接意見を訊(き)いて、被害に遭った子はどんな子やったのか、どんなひとやったのか、そこまでしっかりと考えていただきたいと思います。

若狭勝 衆議院議員(自民党)

ありがとうございます。
いずれにしてもわたしも予算委員会の分科会で、性犯罪被害者に対する保護というのをもっと強化すべきだ、という意見ものべておりますが、今回の裁判員裁判においても裁判員裁判法の改正においてもやはり性犯罪被害者の保護というのを今後とももっともっと考えていく必要があるというふうにわたしが思っている、っていうことを最後にわたしの質問をおわらせていただきます。
ありがとうございました。

——————————————————–

つぎに公明党の遠山清彦議員が質疑をおこないました。

遠山清彦 衆議院議員(公明党)

公明党の遠山清彦でございます。
まずはあの本日は、3人の参考人の皆さんおこしををいただきまして、貴重なご意見をたまわりましたことをこころから感謝を申し上げたいとおもいます。

また、あの、荻野参考人におかれましては、先ほど奥野(信亮)委員長からございましたとおり、

(奥野信亮 衆議院法務委員会 委員長)

凶悪な犯罪で最愛の娘さんをなくされたというそのご遺族のご沈痛は察してあまりあるものでございますし、わたしくもこの場をお借りしてあらためて娘さんのご冥福をこころからお祈り申し上げたいと思います。
本日はたいへんありがとうございました。

で、あの、順序が逆になりますが、最初にあの、荻野参考人に2点おうかがいをしたいと思います。

あの、もう参考人ご承知のとおり、この裁判員裁判というのは国民のですね、一般の国民の市民感覚をこの裁判のなかに反映をしていく、と。
そしてあの、いまでも最高裁のホームページに明確に書かれておりますけれども、この普通の国民とプロの裁判官が一緒になってこの判決を出していく。
これによってより国民の感覚に近い裁判を実現しよう、というのがこの裁判員裁判が導入されたときに最大の目的でありますし、いまもその目的は同じなんですね。

(参考。最高裁判所

これまでの裁判は、検察官や弁護士、裁判官という法律の専門家が中心となって行われてきました。丁寧で慎重な検討がされ、またその結果詳しい判決が書かれることによって高い評価を受けてきたと思っています。
しかし、その反面、専門的な正確さを重視する余り審理や判決が国民にとって理解しにくいものであったり、一部の事件とはいえ、審理に長期間を要する事件があったりして、そのため、刑事裁判は近寄りがたいという印象を与えてきた面もあったと考えられます。
(中略。)
そこで、この度の司法制度改革の中で、国民の司法参加の制度の導入が検討され、裁判官と国民から選ばれた裁判員が、それぞれの知識経験を生かしつつ一緒に判断すること(これを「裁判員と裁判官の協働」と呼んでいます。)により、より国民の理解しやすい裁判を実現することができるとの考えのもとに裁判員制度が提案されたのです。

そういう点からまさに被害者のご遺族というかたちで不本意ながらかかわられたと思いますけれども、実際に被害者参加制度をおつかいになって、裁判員裁判を1か月、とおっしゃっていましたがね、ずっとつぶさにご覧になってですね、率直にこの裁判員裁判というものが自分の目からみてどういうものだったのか。
その点をまず、お訊(き)きしたいと思います。
あの、あらためてのご説明になるかと思いますが、よろしくお願いいたします。

荻野美奈子 参考人(松戸事件被害者遺族)

あの、先ほど、わたしの意見のなかでも申し上げましたが、わたしは裁判というものはもちろんはじめてですし、裁判員裁判に被害者参加制度で参加する、っていうのも、もちろんはじめてです。

しかしながら裁判員の一般のひとたちですね、裁判員の6名のかたたち、それから補助裁判員のかたが2名いらっしゃった、と思います。
そのかたたちは、公平に審議をしないといけない、とおそらく職業裁判官からは言われているんでしょうけれども、被告人のその裁判における態度とか言動とかふるまいとかをみていたらだんだん、だんだん、日に日にと本性が出てくるというか、あの刑事弁護人におそらく、これは言ったらいけない、とかいろいろ入れ知恵をされている様子もなんかわかってきたんですね。
わたしはぜんぜん裁判の素人ですが。
だからそういうことも、裁判員のかたはきちっと見極めておられました。

それで、友花里の事件に対しても、
「嘘ばっかり言っているな」
「本当のところはどこなんだろうな」

いくら被告人質問を裁判員のかたがされても、なんかつじつまが合わないようなことばかり言うので、そういうことが重なっていったら、
「これはおかしい」
「おかしい」
っていうような結論になったと思うんですね。

で、わたしたちも発言の機会をいただきましたし、わたしたちの心情がおそらくその裁判員のかたたちにつたわっていったことは、裁判員のひとたちが(被告人に対して発する)被告人の質問内容を聞いていると、つくづく感じました。

だから本当に、
「裁判員裁判ってすごいもんやな」
「日本ってすごい制度を導入してくれたんだ」
「これはぜったいわたしらが願っている死刑判決、出してもらえるんじゃないかな」
って、日に日にそういう思いで参加しておりました。

遠山清彦 衆議院議員(公明党)

ありがとうございます。
あの、わたくし娘はいないんですが、以前、大学の教員をやっておりました。
よってあの、松戸事件が起こったときにですね、わたしおぼえておりますのは、わたし自身が強烈な衝撃をうけたんですね。
ちょうどわたしの教え子と同い年ぐらいの友花里さんがああゆうかたちで犠牲になったわけでございますので。
もし自分の教え子がああゆう目にあったら自分はどういう行動をとっただろうか、と思いながら新聞の記事を読んだことをおぼえております。

で、あの、いま荻野参考人からは、
「裁判員裁判という制度を導入して本当によかった」
というおはなしがございました。

わたくしも今日、はなしをうかがってですね、あらためてその思いを強くしたわけでございますけれども、これからですね、荻野さんの今日のご発言、それからこれまでのさまざまな場所でのご発言は、わたくしは、むだにはならない、と思っております。

というのは、プロの裁判官たちもですね、
「被害者が1人だから」
とか、
「計画性がなかった」
とか、
「いままでの死刑の判断基準に照らし合わせてどうか」
とか、そういう観点から判断をされたと。
で、その判断に対して、高裁、最高裁での判断に対して、荻野さんはもう率直に、被害者の母親として納得できない、と。

それはわたくしは、おおきな当事者としての市民感覚でございますし、またそれをまわりの国民がですね、わたくしども国会議員もふくめて、どう感ずるのか、ということが、今後のですね死刑判断の考え方等に影響をしていく、とわたくしは思っておりますのでそのことはぜひご理解いただきたいと思います。

で、そのうえで最後に、荻野さんに対する最後の質問なんですが、先ほどあの、
「被害者参加制度を利用したけれども、交通費等の支援、実はなかった」
ということをあえておっしゃっておりました。

荻野美奈子 参考人(松戸事件被害者遺族)
それから最後に、被害者参加制度を利用して参加をしましたが、わたしたちの負担は心身ともに相当なものです。
そして、それだけではなく、経済的な面もずいぶんちがいます。
自分たちで弁護士を雇わないといけません。
先ほど、複数の弁護士、とおっしゃいましたが、なかなか複数の弁護士さんはお願いはできません。
そういうことも、そして、高裁や最高裁に行く交通費は残念ながら出ません。
そういうことも皆さんはじゅうぶんご存じだとは思いますが、念のために申し付け加えます。

わたくしも公明党の法務部会長も3年やっておりまして、ずっと公明党としてもですね、犯罪被害者支援制度の拡充を実はおこなってきております。

平成18年(2006年)に法律をつくりまして、21年(2009年)23年(2011年)と2回、改正をして、いま政府の内閣府現在は警察庁)のホームページをみていただきますと、犯罪被害者等施策というページがございまして、で、たとえばそこには、犯罪被害給付制度というものが、警察庁が窓口で給付金を出す、という制度があります。

それから法務省、裁判所が窓口で、(荻野さんが)おっしゃっていた被害者参加制度というものもございます。

それから、ご遺族が望めば、損害賠償命令制度というものもまあ、用意をされているわけでございますが。

あのちょっとあらためてですね、被害者参加制度を利用して裁判に参加するなかで、その、じゅうぶんな支援だったのかどうか。
あるいはもう、率直にですね。
当事者ですから。
当事者じゃないとわからないことが多いですから。
あの、当事者として、
「もうちょっとこういう支援がですね、あったら実際助かった」
ということを率直におっしゃっていただきたいと思います。

荻野美奈子 参考人(松戸事件被害者遺族)

ありがとうございます。
わたしたちはあの、第1審のときには検察官のご配慮で、裁判中の宿泊費と、それから1回の兵庫県から千葉までの往復の交通費は支給はされました。
あの、しかしながら、1回だけですよ、ということでした。

で、あの、高裁、最高裁になると、参加しても、被害者参加制度を利用して参加しても、いっさいなんの補助も出ないんですね。

で、わたしたちは、千葉県で起こったものですから、千葉の支援センターのほうから、
「こういうサポートの金額が最高で1回、5万円ぐらい出ますから」
っていうことで、私と夫と、それから夫はちょっと目が不自由になってしまいましたので、常にもう1人だれか家から連れてくるんですが。
だから3人の交通費とかそれから宿泊費は全部、自己負担でがんばってきました。

それは友花里が、国家賠償制度っていうのがありまして、被告人がわたしたちに何も弁償できない場合は国がかわって賠償制度をしようやないか、ということで、2年以内にそれも申告しないといけなくて、ちょうど裁判の時期と重なりましてね。
第1審の裁判の時期と重なりまして。
で、裁判のことでもう、あたふたしているのに、警察のほうからは、
「早くこの書類を出さないともう2年で反故(ほご)になっちゃうから(そうなると賠償金を)もう出せませんから」
と言われて。
そしたら、金額は本当に、皆さんがご想像になるよりもたぶんすくないと思います。
交通事故で亡くなったかたは、単位がちょっと何千万、とかそういうのが出ますが、うちの娘の場合は大学生で、まだ社会人としても何もないから。
アルバイトはいちおうね、しておりましたから。
なんかそれでも最高の金額で、200数十万、という金額をいただきました。

で、それを反故(ほご)にするっていうのはやはり友花里に対して申し訳ないから、それをじゃ
「裁判の費用に使おう」
とか、
「お葬式の費用にいった分に補充しよう」
とか、そういうかたちで、それをつかってまいりましたから、いま現在もね、やりくりはできておりますが、あの、本当にそのあたり考えていただけたらと思います。

それから、サポートをしていただける、補助をしていただける、といっても、弁護士の先生をお願いしたときにね、
荻野さんのとこ、100万円貯金ありますか?
と言われて。
そりゃ、100万円はあるでしょ。
主人、一生懸命はたらいてくれて。
ね、一生懸命はたらいてくれて、100万ぐらいの貯金はあります。
じゃ、残念ながら国選というか国からの費用で弁護士は雇えません。だれかお願いしてください。それは自費です
ということで。
さいわいわたしたちを支援してくださる弁護士の先生は「VSフォーラム」、被害者側の弁護士でしたから。

(参考)
VSフォーラム(犯罪被害者支援弁護士フォーラム)

(引用)
私たちは、犯罪被害者の権利を守る弁護士の集まりです。

1. 被害者の刑事裁判への参加を支援します。

2. 被害者の加害者に対する賠償請求を支援します。

3. 日本弁護士連合会の「死刑廃止」の立場に異議を唱えます。

何百万というお金はお支払いできないので、うん十万でお願いすることができました。
で、ただ、そのとき、
兵庫県でも雇ってもらえませんか
って言われたんですが、
「えーっ、そんなん」

ね、本当に、
「そんだけお金をいっぱい出して雇って、よい先生を雇って、死刑を勝ち取れて、私たちの無念を晴らせるの。そしたら、わたしらどこからでもお金をかき集めてね、しますよって」
そういうふうに本当は言いたかったんです。

だけど、兵庫県、ちょっとだめです。
「千葉だけではだめですか」
って言ったら。
じゃ、がんばってやります
っていうようなことをおっしゃっていただきました。
そんな具合です。

遠山清彦 衆議院議員(公明党)

あの荻野参考人、言いづらいこともふくめて全部おはなしいただいてありがとうございました。
今後のわれわれのですね、立法府におけるまた施策の改善に活用させていただきたいと思います。
ありがとうございました。
(後略。)

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現在、遠山議員は、出演強要問題にとりくんでいます。

(遠山清彦衆議院議員のツイートより、引用。)

遠山清彦 衆議院議員
<2017年6月6日>

「まだまだ徹底的に取り締まってもらいたい」

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遠山清彦 衆議院議員
<2017年11月30日>

「政府の対応が大きく前進したが、まだ被害が続いている。さらに努力を重ねたい」

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(再掲。遠山清彦議員。衆議院法務委員会)
あの、わたくし娘はいないんですが、以前、大学の教員をやっておりました
もし自分の教え子がああゆう目にあったら自分はどういう行動をとっただろうか、と思いながら新聞の記事を読んだことをおぼえております

相手の立場を慮(おもんぱか)る。
思いを馳せる。
これが人間です。
残念ながら世の中は、善人ばかりでありません。
精神に障害のあるやつらも存在します。
代表的なのが、わいせつビデオ(適正AV)業界人です。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年6月23日

皆に、今の私の立ち位置は危ないと言われました。
チンピラは何を仕出かすか分からないと。
東京湾に沈められるかも知れないし行方不明になるかも知れない。
色んな人から言われる。
そんなに脅されたらぶっちゃけ、
本当に不安で不安で眠るのも恐ろしい。

香西咲さん
2016年7月22日

色んな所でから『情報操作して下さい』『こう発言して下さい』と言われるけど、思ってもいない事は書きません。
今後は特に。

香西咲さん
2016年9月19日

AV強要の告発をしても 業界側の人はスルー
『そんな事ありえない』の一言で終わらされる。
逆に親身になって下さるのは、娘を持つ親御さんだったりする。
(後略。)

香西咲さん
2018年1月9日

#青木亮 に #AV強要 を受けていた時代の事実はアタッカーズ丸山チーフも私の事を指差して笑っていました。

そしてメーカーからは『当時の契約書も無ければプロデューサーも退職しているのでいつ、何のタイトルの為に撮り下ろした作品か分からなければ削除に応じられない』と。

香西咲さん
2018年4月8日

最近#料理にハマっています
最悪な時期は乗り越えましたが、
膵炎は #食生活 で改善出来るよう頑張ります。
まぁ、AV業界と関わらないことが一番健全なのですが。

#AV強要 犯人…
https://www.instagram.com/p/BhR7Jlqgi-l/

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わいせつビデオ(適正AV)業界人は、犯罪者であるとともに、精神障害者でもあります。
昨日のブログでもふれました。
2015年5月13日の衆議院法務委員会で、望月晶子参考人がつぎのようにのべています。
性犯罪の加害者の場合には、(略)、むしろもうある意味、病んでしまっている。何度も何度も犯行をくりかえす、そういう加害者がやはり多い
と。
わいせつビデオ(適正AV)業界人は全員、例外なく、頭がいかれています。
何度も何度も、犯行(撮影)をくりかえしています。

(2018年5月31日 CBCラジオ「北野誠のズバリ」より、引用。)
(全文については、2018年6月1日の当ブログを参照。)
音声の文字化は、筆者。)

阿曽山大噴火さん(ニュースウオッチャー)

そうなんです。
検察官としては、のちのちアダルトビデオにもメスをいれるぞ、っていう意思表示があったんです。
(5月22日の)裁判で。

わいせつビデオ(適正AV)業界人を野放しにしておくことはゆるされません。
いま政府は、こいつらを牢屋に打(ぶ)ち込むための法律をつくっています。
法律案のお披露目が待ち遠しいです。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年7月14日

契約書を縦に止めさせてもくれない、かと言って事務所に居続けたら、V撮影と性接待(勿論金銭のやり取りなし)に都合良く使われて青木亮に飼い殺しになる…
本気で死にたかった。
あの頃の私はトラックに突っ込んで欲しかった。

そう遠くない将来、わいせつビデオ(適正AV)業界人は政府によって抹殺されるでしょう。
楽しみです。

明日は、望月晶子参考人の論説についてふれさせていただきます。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

青木たちは香西咲さんに対して、人間の尊厳を根底から踏みにじる重大犯罪をおこないました。こいつらは常習犯でもあります。一生、刑務所から出してはなりません

昨日は、荻野美奈子さんの胸懐(きょうかい)をご紹介させていただきました。
荻野さんは松戸事件の被害者の母親です。

(参考。当ブログ)
2018年9月14日

荻野さんは3年前の衆議院法務委員会で、
1人でも殺人を犯したものは、まずは死刑から出発すべきです
とうったえました。

2015年5月13日 衆議院 法務委員会
(動画 衆議院インターネット審議中継)

本日は、同委員会における若狭勝議員の質疑をみてみます。
3年前のやりとりですから、すでに会議録が公開されています。
残念ながら国会の会議録は、いわゆる要約です。
実際に本人が口にしたことばとは異なる箇所があります。
当該委員会では誠実な言辞がかわされました。
なるべく正確につたえたいので、昨日にひきつづきぼくのほうで音声を文字にさせていただきます。

音声の文字化は、筆者。)

若狭勝 衆議院議員(自民党)

自民党の若狭勝でございます。
本日はおいそがしいところ、本当にありがとうございます。
特に荻野さまにおかれましては本当に、昔の娘さんのことまで思い出させてしまいまして、本当にもうしわけなく思います。

わたしくもですね、最近テレビに出まして、
「今回の最高裁の判決は裁判員裁判の制度趣旨、導入趣旨を没却する」
ということを明言しました。
きわめてわたしも、荻野さんの思いというのは、あるいは検察が死刑求刑をしたにもかかわらずということでありますから、まったく荻野さんの気持ちはわたくしも痛いほどつたわってきます。

さてですね、今日は裁判員裁判ということでありますが、実はわたしは、裁判員裁判というのは非常に思い入れがあります。
と申しますのは、東京地検の公安部長をやっていて、裁判員裁判を広く定着させたい、という思いで、その検事の職を辞めました。
ですから、裁判員裁判そのものについては非常に思い入れがあります。

それからですね、今日は望月さん(望月晶子弁護士)がおこしいただいて、性犯罪のはなしをしていただきましたけれど、この強姦罪をはじめとする性犯罪についても非常にわたしは思い入れがあります。
と申しますのは、わたしが政治家に立候補したときの公約として、
「強姦罪をきちんと見直そう」
と。
「その本質を見直そう」
ということを公約にかかげて立候補したしだいであります。

(2017年5月12日 ダイヤモンド オンライン「『性犯罪』厳罰化の法改正がなかなか審議入りしない理由」より、引用。)

ダイヤモンド オンライン

自民党の中では特に上川陽子議員、若狭勝議員らが性犯罪刑法の改正に強い関心を示してきた。

若狭勝 衆議院議員(自民党)

ですからその両方が本日、まさしく一緒になっているということで、今日の質問の機会をあたえていただいたことについて非常に感謝もうしあげております。

それれですね、まず、いまの性犯罪についてなんですが、特に強姦罪についてはですね、まあ本来ですね、わたしは明治時代につくられた刑法、その強姦罪を規定しているわけですが、これはきわめて男尊女卑の思想が強くいまだにそれが残っている、と。
しかもですね、強姦罪の本質あるいは保護法益は何か、ということについて、学者や裁判例では、
性的自由に対する侵害
というような位置づけをしているんですよね。
性的自由の侵害、というのは、
被害者がだれと性交渉をするか自由
その自由を、選択する自由を脅かされた
ということで、強姦罪っていうのは、これまで学者をふくめてずっとうけつがれてきているんですよね。
しかしながらわたしは、強姦罪っていうのはやはり、先ほどの望月さん(望月晶子弁護士)のおはなしのごとくですね、個人の尊厳、人格的尊厳に対する侵害の重大犯罪、だということで、その保護法益あるいは本質をとらえなければいけない、という思いでずっとうったえつづけてきております。

本日はいみじくも望月さんのほうから強姦罪のはなし、その被害者の思い、というのを非常に強く聞かしていただきました。
そのこともふまえてですね、いろいろ質問させていただきたいと思います。

まずですね、望月さんにお訊(き)きしたいのですが、いまわたしが申し上げた強姦罪の本質、保護法益についてはどのようにお考えか。
これについてはですね、このへんの、要するに根っこの部分を、基礎の部分というか根っこの部分をきちんと国民的に意識を高めないと、いろんな裁判員裁判における、性犯罪被害者の保護、だかとか言っても、いわば1個1個の項目についていくら議論をしてもですね、根っこの部分の意識がかわらないと、これはなかなか、おおきな変更、改革にはならない、というふうにわたしは思っているんですよね。
そこで性犯罪、特に強姦罪の保護法益、本質というものについては、どのようにお考えでしょうか。
お聞かせねがえれば、と思います。

望月晶子 参考人(弁護士)

ありがとうございます。
わたしくも先生がおっしゃいましたように性的自由の侵害ということではなくて、だれと性交渉をするかといったことが害される、そんな簡単なことではなく、本当に、魂の殺人、と言われますように、人間の尊厳、これを根底から踏みにじるような犯罪
そういう意味で、保護法益としてはもう一度考え直す必要がある、というふうに考えております。

若狭勝 衆議院議員(自民党)

強姦罪をはじめとする性犯罪の、やはり本質というのを、きちんとそこから考え直す。
それを国民的にきちんと共有するということによって、今回の裁判員裁判法におけるいろんな被害者保護の問題あるいはそれ以外の性犯罪被害者の保護の問題というのが全部解決されていく方向性を見い出せられる、というように思うんですよね。

それでですね、たとえばですね、この強姦罪をめぐる非常に刑法のいまの問題点について若干、申し上げたいんですが、それについてもご意見を聞かせていただきたいんですが、まずですね刑法には、強盗強姦罪、というのがありまして、強盗がその同じ被害者に対して強姦をした場合、強盗強姦罪、という特別の罪があって、それは無期懲役もあります。

しかしながら強姦を先にして、被害者が怖がっているのをみて強盗をはたらいた場合、強姦強盗罪、という特別の罪はないんですよね。

しかも、強盗強姦罪、というのは無期(無期懲役)があるけれども、強姦が先の場合は無期もない。
いわゆる、有期懲役刑で処罰されてしまう、と。

被害者、女性にとってみると、単なる順番がちがうだけでどうして無期が、強盗が先だと無期があって強姦が先だと無期が、ないのか。
これ、きわめて不合理な、まったく説明がつかない。
被害者女性にとってもですね。
そういうようなことが刑法にいま、現存しているんですよね。
それについてはまず、根っこの部分のはなしとしてお聞かせ願いたいのですが、望月さん、いかがでしょうか。

望月晶子 参考人(弁護士)

いまおっしゃっていただきましたとおり、非常にあの、強盗強姦があるのにもかかわらず強姦強盗がない、というのはアンバランスですし、女性にとって、強姦された人間にとって、どちらがつらいかというと、やはり強盗よりも強姦のほうが断然つらいわけですよね。

そうしますと、強盗しました。
そこで被害者がおびえている。
それに乗じて強姦をする。

というよりもむしろ、強姦をしました。
そこでおびえている被害者の態様のほうが、より怖がっている、恐怖を感じているわけですので、どちらのほうが重いのかということをあらためて考え直して、強姦強盗罪というのはぜひあらたに規制する必要があるのではないか、というふうに思います。

若狭勝 衆議院議員(自民党)

あと、先ほどの望月さんのおはなしのなかで、強姦というのは加害者とずっと、まあこのレジュメによると、数10分から数時間一緒に、ということでしたけれど、わたしの検事としての経験で言いますと、一昼夜にわたっていわゆる強姦をしまくるという事案もありました。

そのようなことを考えますとですね、
強姦罪っていうのはきわめて重大悪質なので、無期懲役とかいうことも、やはり規定上あってもよいのではないか
というふうに言うひともいるんですが、その点については望月さん、いかがでしょうか。

望月晶子 参考人(弁護士)

強姦罪の刑につきましては、罰則の検討会のほうでも強盗罪とのバランスなどが言われていますし、刑罰について見直す必要がある、というふうにわたくしも思いますけれども、わたくしが一番考えておりますのは、特に性犯罪の加害者の場合には、単なる欲求というよりも、むしろもうある意味、病んでしまっている。
何度も何度も犯行をくりかえす、そういう加害者がやはり多いので、刑罰を重くするということはもちろんひとつの方法ではありますけれども、もうすこしこう全体的な視点をもちまして、加害者に対しては、治療、処遇プログラムの充実、そういったことも視野に入れてぜひ検討していただきたい、というふうに思っております。

若狭勝 衆議院議員(自民党)

望月さんのいまのご指摘は、そのとおりだと思います。
ただ、連続強姦ですね、何人もにわたって強姦罪を犯している場合、すくなくても無期懲役刑というのを規定のうえでは設けていたほうがよい、という考え方もあろうかというふうに思います。

それで、そうしますとですね、それこそ裁判員対象事件に仮に無期懲役を設けると、裁判員対象事件になってしまうわけですけどもね。

で、先ほど、望月さんのおはなしですと、強姦罪、性犯罪は裁判員対象事件から外したほうがよいのではないか、というご意見だったと思うんです。
そういう意味ではですね、今後、そうした性犯罪に対する見方、とらえかたをふくめて、裁判員裁判法をどのようにかえていくかというのはきわめて密着している問題だと思うんですよね。
それでその後、やはり今後、いろいろと見直しやなんかをふくめて考えていくべきだ、というふうには思われますでしょうか。
見直し規定を置く、ということについて思われますでしょうか。
望月さんにお訊(き)きしたいと思います。

望月晶子 参考人(弁護士)

先ほど意見でのべさせていただきましたけれども、対象犯罪の再検討、というのは必要だと思っております。
そして先生がいまおっしゃったように、強姦罪の刑が重くなった場合には、いまの裁判員法ですと強姦罪自体が裁判員裁判の対象になってしまう。
そのことについて、わたくし個人としては、やはり強姦罪、強姦致死傷は裁判員裁判から外したほうがよい、と思っておりますので、対象犯罪の見直しもふくめ今後は改正が必要だ、というふうに思います。

——————————————————–

若狭議員はこのあと、松戸事件の被害者の遺族である荻野美奈子さんに質問をします。
つづきは明日のブログでご紹介をさせていただきます。

(2016年9月18日 AbemaTIMES「【AV出演強要問題】元カリスマ女優・川奈まり子氏が業界健全化のために奮闘」より、引用。改行を施しています。)

香西咲さん

香西は、当初はモデルとしてスカウトされたはずだったのに蓋を開けたらAV出演ということになっていた。
(略)、AV撮影のために富士山の麓に連れていかれて、3時間泣いたこともあるという。
その時、自分をスタッフ全員が待っている状況にあった。
これには

遠いところですから……。
よっぽど強い子でないと(撮影を中止させるのは)無理だと思いますし。
私さえ泣いておけば丸く収まると思った。
結局AV撮影に応じることになりました。
あとは、違約金などを理由に辞められないです。
(後略。)

と語った。

青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
メーカー関係者
T総研のY
その他

青木たちが香西咲さんに対しておこなったことは、
「人間の尊厳を根底から踏みにじる重大犯罪」
です。
強姦です。
若狭議員は、
連続強姦ですね、何人もにわたって強姦罪を犯している場合、すくなくても無期懲役刑というのを規定のうえでは設けていたほうがよい、という考え方もあろうかというふうに思います
とのべました。
青木たちは強姦魔です。
重大犯罪をくりかえしています。
こいつらにふさわしいのは無期懲役です。
一生、牢屋から出してはなりません。
そう遠くない将来、出演強要を処罰する法律ができます。
酷烈な刑罰が設けられることを期待しています。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

そう遠くない将来、香西咲さんたち出演強要の被害者に対する裁判は、裁判員裁判でおこなってほしいです。「松戸事件」をみてもわかるように、裁判員裁判は信頼できます

昨日のブログでもふれました。
2005年2月23日の衆議院法務委員会で、松島みどり議員が慨嘆しました。
性犯罪に対する、法律も甘いんですけれども、判決の甘さは目に余ります
と。
判決が甘い。
巷間、裁判官はマニュアルに沿って判決を下している、と言われています。
おそらくはそうなのでしょう。
かならず似たような判決が出ます。
「松戸事件」のときもそうでした。
3年前の衆議院法務委員会をみてみます。

2015年5月13日 衆議院 法務委員会
(動画 衆議院インターネット審議中継)

音声の文字化は、筆者。)

荻野美奈子 参考人(松戸事件被害者遺族)
おはようございます。
荻野美奈子です。
失礼いたします。

ちょっと感情が高ぶって。
自分でもびっくりしています。
いま。

今年も母の日がやってきました。
残念ながら娘からのことばかけは、6年前の母の日を最後に、何もありません。
わたしはいちおう、「松戸事件」と言われています平成21年(2009年)10月21日に殺害され、そのあとからだに火を放たれて部屋もろとも焼かれた(娘の)母親でございます。

わたくしたち家族にとっては、娘の存在は、夫やわたし、息子が、それぞれが、安心して人生をおくっていけるおおきなおおきなちからでした。
特に自立がむずかしい自閉症という発達障害がある息子にとっては、わたくしたちがいなくなったあと、娘にささえてもらえる。
娘がいるというだけで、とても安心して暮らしておりました。

平成18年(2006年)4月に、おおきな夢をいだいて、千葉大学に入学をしました。
はじめての一人暮らしに親子ともども不安はあり、とりあえず1年目は経済的なことも考えて、大学の寮からスタートしました。
2年生になって専門学部のある松戸キャンパスに生活拠点を移しました。

充実した学生生活をおくり、あと5か月で卒業、というときに、大学近くに借りていた自宅アパートで無惨な最期を遂げました。
殺人犯が自分の部屋で待ち伏せをしているなんて、だれが想像できたでしょうか。
前の日は友人の家に泊まって、事件当日の21日は、授業に出るために一度自宅にもどってから学校に行くつもりだったんです。
まさかそこに、前夜からベランダの窓をこわして入ってきて、若い女性の部屋だからだとわかると、じっと帰るのをまっている犯人がいる。
包丁とストッキングを手元に置き、娘が帰るやいなや、自分のやりたいほうだい。
包丁で脅かされつづけ、とてつもない恐怖のなかで、すべてをうばわれました。
裸にされ、手足を縛られ、女性として、ひととしての尊厳も傷つけられ、金品を取られ、キャッシュカードの番号を言わされたあげくに、3度も深く胸を刺されました。
そしてその一撃目は、胸骨がまっぷたつに折れておりました。

娘は、助けをもとめつづけたにちがいありません。
「おかあさん」
「おとうさん」
「おにいちゃん」

わたしは自分が生きているかぎり、絶対、犯人をゆるしません。

娘、友花里を殺した犯人は、強盗、強姦、強盗致傷等で、懲役7年の刑をおえて、娘、友花里を殺したときには、その1か月半前の9月1日に、2度目の7年の刑をおえて満期出所してきておりました。

出所から逮捕にいたるまでの2か月半のあいだに、住居侵入、強盗、強姦、強盗強姦未遂、強盗致傷、強盗監禁、窃盗、窃盗未遂、強盗殺人や建造物侵入、建造物等放火、死体損壊。
一部を書いただけで、こんなにいっぱい立て続けに凶悪犯罪を重ねていました。
根っからの悪人です。

娘の事件は、それでも殺されから1年8か月後にやっと裁判員裁判でおこなわれ、わたしと夫は被害者参加制度を利用して、物言えぬ娘にかわり、いっしょに臨みました。

平成23年(2011年)6月8日、千葉地裁でおこなわれた第1審の裁判員裁判は、1か月間、本当に丁寧にしっかりと審議され、きびしく的確な裁判でした。
わたしも夫も意見陳述をし、被告人質問もしました。
裁判官はもちろん、裁判員の方々も、事件の核心をしっかりとらえながら、被告人に対してどのような刑を科すべきか、考えに考えて公判に臨まれていたのは、ひしひしとつたわってきました。
裁判員裁判で被害者参加したことで、娘やわたしたちの無念さが裁判員や裁判官の皆さまにつたわった、と思いました。
そして、判決の日、
「主文は後回し」
と裁判長が言われたときは、この国にはまちがいなく正義はある、と思いました。
そして、裁判長は、
裁判所は、死刑が究極の刑罰であってその適用には慎重を期さなければならない、ということをじゅうぶんに念頭においても、被告人を死刑に処することはやむをえない、との判断にいたった。そして、もっとも考慮すべき『松戸事件』の犯行態様が悪質極まりないことを指摘しなければならない。死刑が人間存在の根源である生命そのものを永遠に奪い去る冷厳な究極であり極刑でありまことにやむをえないという場合における究極の刑罰であるとしても、被告人に対しては死刑をもって臨むのが相当である

わたしは、裁判員裁判が導入された意義があった、と心底、思いました。
そして、公判中には、死刑の判決が出たらそれにしたがう、と何度も言っていた被告人ですが、すぐに控訴をしてきました。

裁判は東京高裁に移りました。
1審の裁判のあと、2年またされました。
そして、平成25年(2013年)6月4日、高裁はたった1回の公判でこれといった審議もなされず、その4か月後の10月8日に判決を言い渡しました。
そのとき、被告人は、出廷もしませんでした。
どこに向かって裁判長は判決を言ったのか、と思います。
長いあいだまたせたあげくに、
死刑は破棄。無期懲役にする
と村瀬裁判長は言いました。

その瞬間、わたしも夫も、なぜそんなことになるのか。
頭のなかがまっ白になり、悔しさと無念と憤りでいっぱいになり、判決理由など聞いていてもぜんぜん頭に入ってきませんでした。
何度も何度も娘の最期を思うと、このままでは終わらせない、終わらせられない。
何もうったえることのできない娘にかわって、娘の思いの何分の1かはわからないけれど、わたしが正義を、ひとの道を強く広くうったえつづけないといけない。

被害者みずからが上告をできないいまの裁判の制度は、被害者にかわって検察に上告をしてもらわないと、その上での審議はしてもらえない。
上告をした
と後日、検察から連絡があり、最高裁がひらかれることを、弁論の機会を信じてまっていました。
いつ弁論がひらかれるのだろうか、と一日千秋の思いでした。

それなのに今年(2015年)の2月4日に、最高裁の、
上告棄却
の報せが被害者弁護士をとおしてありました。
上告棄却
高裁の判決支持
そういう決定でした。

殺害直前の経緯や殺害の動機がどうであったか、問われるところであり、松戸事件の非難の程度に直接影響する重要な情状のひとつである
本件ではこの点もあきらかになっていないと言わざるをえない
法廷意見がのべるとおり、死刑の適用にはつねに慎重さと公平さがもとめられることからすると、犯行態様が執拗で冷酷非常なものであるとしても、前記の事情からすると、第1審が本件につき、死刑の選択はやむをえないものとみとめた根拠は合理的なものとは言い難いところである

何の非もない抵抗をできない娘を残虐に殺した犯人に対して、
「殺したのは何か理由があるんだろうからそれがわからないと死刑にはできない」
「ましてや、殺したのはたった1人じゃないか」
「それも、なりゆきで殺しただけじゃないか」
と、そんなふうに言われたような高裁、最高裁の裁判官の判決です。

あなたたちこそ、ひとの命をなんだと思っているんですか。
被害者の命は殺人者の命よりもそんなに軽いものなんですか。
そんな判決しか出せない高裁や最高裁に被害者の命の尊さはとうていわかるはずもないと思います。

1人でも殺人を犯したものは、まずは死刑から出発すべきです。

強い殺意をもって殺したことは、計画性以上におそろしいことです。

裁判員裁判をつづけるのであれば、高裁も最高裁も裁判員裁判にして、きちんと皆が納得する、納得できるようにするべきです。
さもなくば、1審の裁判員裁判をもっと重く真摯にうけとめるべきです。
すべてを無駄にしないでください。

凶悪な犯人の人権をまもって、また被害者が出たら、だれが責任をとるのでしょうか。
無責任な判決は出さないでください。
司法に対する不信感ばかりが募ります。

法律家の積み重ねてきた判決理由では、世の中のひとたちには通用しません。
もっと一般のひとたちに寄り添った共感してもらえる裁判にしないといけない、と導入された裁判員裁判ではないですか?
せっかく導入された制度をより良い方向に進めていく気があれば、いまからでももう一度、裁判をやりなおしていただきたいと思います。
先例重視で、自分たちプロが正しい、と言うのなら、こんな制度はないほうがいいです。

どれほど殺されたものやわたしたちが苦しんで生活をしていかなければならないのでしょうか。

裁判員裁判は一般の国民ともに考えながら築き上げていくのではないでしょうか。
被害者の無念は裁判でしか果たせないのをどれだけわかっているのでしょうか。
裁判員裁判の意義、役割、今回見直しをされるというのなら、被害者側の意見をしっかり聞いていただきたいと思います。

法律や裁判は、まちがいなく正しいものの味方、社会的弱者に寄り添ってくれるもの、ではなくてはならないと思います。
けっして悪いことをしたものにやさしくあってはならないのです。
そして皆が安心して暮らしていける社会に役立つ法律改正をしていただきたいと思います。

それから最後に、被害者参加制度を利用して参加をしましたが、わたしたちの負担は心身ともに相当なものです。
そして、それだけではなく、経済的な面もずいぶんちがいます。
自分たちで弁護士を雇わないといけません。
先ほど、複数の弁護士、とおっしゃいましたが、なかなか複数の弁護士さんはお願いはできません。
そういうことも、そして、高裁や最高裁に行く交通費は残念ながら出ません。
そういうことも皆さんはじゅうぶんご存じだとは思いますが、念のために申し付け加えます。
ありがとうございました。
——————————————————–

2009年5月21日から裁判員制度がはじまりました
同制度を導入するきっかとなったのが、裁判官の常識のなさ、です。
職業裁判官の出す判決は、人々の感覚とあまりにもかけ離れています。
これを是正するため、国民が裁判官とともに判決を考えることとなりました。

(再掲。荻野美奈子さん)
千葉地裁でおこなわれた第1審の裁判員裁判は、1か月間、本当に丁寧にしっかりと審議され、きびしく的確な裁判でした
裁判官はもちろん、裁判員の方々も、事件の核心をしっかりとらえながら、被告人に対してどのような刑を科すべきか、考えに考えて公判に臨まれていたのは、ひしひしとつたわってきました
この国にはまちがいなく正義はある、と思いました
わたしは、裁判員裁判が導入された意義があった、と心底、思いました

裁判員裁判は信頼できます。
そう遠くない将来、出演強要ならびにわいせつビデオ(適正AV)の製造を罰する法律ができます。
この種の裁判につきましてはぜひ、裁判員裁判でおこなってほしいものです。

(再掲)

2015年5月13日 衆議院 法務委員会
(動画 衆議院インターネット審議中継)

本日、動画をみながら、荻野美奈子さんのことばを文字にしていました。
途中で何度も、パソコンのキーボードから手を離しました。
嘆息しました。

(再掲。荻野美奈子さん)
けっして悪いことをしたものにやさしくあってはならないのです

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年11月29日

#MeToo
#青木亮 から出された契約書にはアダルト内容の記載は一切ありませんでした。私が自由に契約内容を変えて良いよとまで言われ信頼
2日後東京から車で富士山の麓まで連れていかれ #AV強要
後日AV契約書の存在を知らされ、サインする様に強要されました。
#アットハニーズAV強要
#性的搾取

香西咲さん
2016年10月15日

メーカーと事務所が先に結んでいたらしく、私は撮影後にその契約書の存在を知らされました。

日付は撮影前に遡って記載されてました。

契約場所には行ってません。

青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
メーカー関係者
T総研のY
その他

昨年、刑法が改正されて性犯罪が厳罰化されました。
判決につきましても、峻厳なものとなることを期待しています。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

いま性犯罪は厳罰化の方向に進んでいます。香西咲さんに対して魂の殺人をおこなったやつらがのさばっていられるのもあとわずかです。政府はかならず捕らえます

3日前の当ブログで、松島みどり議員が2005年におこなった国会質疑についてふれました。

2005年2月23日 衆議院 法務委員会

松島議員は質問のなかで、強姦犯の23%が執行猶予になっている点を問題にしました。

(松島みどり議員。2005年2月23日)
強姦及び未遂でさえ23%は、これは初犯、累犯、とにかく全部合わせてでございますけれども、執行猶予つきの判決となっています

松島議員は翌2006年に、ふたたびこの問題をとりあげました。

(2006年2月24日 衆議院 法務委員会「会議録」より、引用。)

2006年2月24日 松島みどり 衆議院議員(自民党)

(前略。)
次に、最高裁に伺いたいと思います。

基本的に、優秀な裁判官というのはどういう人なんでしょうか、そういう質問でございます。
と申しますのは、横浜裁判所で判決文が短くて関係者にメッセージが伝わらないと問題になった裁判官がいるという指摘を新聞で見ました。


しかし、私は、この問題というのは、判決文が長い短いではなくて、量刑が適切かどうかだと思っております。

実は、これは執行猶予つきの判決の問題なんですが、執行猶予つきの判決が非常に多くてけしからぬと私は思っているんですけれども、昨年、この委員会での私の質問に対する答弁で、強姦23%執行猶予がつく、強制わいせつで72%執行猶予がつくことが明らかになりました。
性犯罪に対する、法律も甘いんですけれども、判決の甘さは目に余ります。

この中で性犯罪の再犯率の高さも指摘されているところです。
青森で自分のことを王子様とか御主人様と呼ばせていた男、この男は複数の女性を監禁した罪で捕まり、執行猶予中に再逮捕されました。
このときの問題ですが、執行猶予中に黙って移動していたということで保護観察所の責任が問われるなどいたしましたが、そもそも悪いのは、保護観察所以前の問題で、執行猶予つきの判決を出した裁判官の判決こそ問題ではないかと私は考えております。

(再掲。松島みどり議員)
青森で自分のことを王子様とか御主人様と呼ばせていた男、この男は複数の女性を監禁した罪で捕まり、執行猶予中に再逮捕されました

どのような事件なのでしょうか。
社会心理学の碓井真史さんのブログを参照します。

(2005年5月15日「東京都少女監禁事件の犯罪心理学」より、引用。改行を施しています。)

碓井真史 新潟青陵大学大学院教授
24歳無職の男性が、昨年3月インターネットのチャットで知り合った当時18歳の兵庫県の女性を3ヶ月以上にわたって足立区内の自宅マンション、ホテルなどで監禁、犬の首輪をつけ、鎖でつなぎ、裸の写真をとり、「ご主人様」などと呼ばせていたとして逮捕された(2005.5.11)。
(略。)
この男性は、以前にも同様の犯罪を犯しており、執行猶予つきの有罪判決を受けていた。
今回の事件は、執行猶予中、保護観察中に、無断転居をしてでの犯行だった。
報道によると、容疑者の男性は少女の首輪につけた鎖をドアノブなどにつなげ、少女が命令に口ごたえするたびに、殴るけるの暴行を加えていた。
(後略。)

(再掲。松島みどり議員)
執行猶予つきの判決を出した裁判官の判決こそ問題ではないか

そのとおりです。

2006年2月24日 松島みどり 衆議院議員(自民党)

そこで、提案とともに、最高裁から御返事をいただきたいんですが、深く反省しているとか、再犯のおそれは少ないと言って執行猶予つきの判決を出した被告が再犯を犯した場合、どの裁判官のこういう判決に対して再犯率が幾らかということがわかるような形で国民に情報開示をしていただきたいと思っております。
そういう資料はあるんでしょうか。

また、無罪にした、無罪判決を出したけれども控訴審で有罪になり確定した、この場合も一審の裁判官の判決は間違っていたということになるわけですから、こういったことを明らかに国民に示すとともに、裁判所の世界ではこれが人事考課に反映されるんでしょうかという疑問と提案でございます。

最高裁の判事については国民審査の制度があります。しかし、ある意味では、一般国民にとっては、身近な恐ろしい事件に対する判決というもの、地裁の裁判官の判決というものはより一層関心の深いものです。国民が点検できるようなデータの情報公開がされているか、今後されていくおつもりがあるか、教えてください。

松島議員は、
無罪にした、無罪判決を出したけれども控訴審で有罪になり確定した、この場合も一審の裁判官の判決は間違っていたということになるわけです
とのべました。
さらに、
裁判所の世界ではこれが人事考課に反映されるんでしょうか
とつづけました。

園尾隆司 最高裁判所 事務総局総務局長

ただいま裁判官の量刑の問題、それから人事評価の問題についてお尋ねがありました。

刑事裁判における裁判官の量刑判断につきまして、ただいま御指摘のような観点も含めましてさまざまな御意見がありますことは、私どもも十分に承知をしておるところでございます。

裁判官が判決において刑罰の決定をするという場合に、実刑判決に対する再犯率や、あるいはただいま御指摘がございましたような、執行猶予にした場合の再犯の実情がどうなっているかというようなことにつきましても、これを深く洞察いたしまして適正な判決を下すということは、裁判官にとって必要なことでありますし、裁判官がしっかりと研究をすべき課題の一つであるというように認識しておるところでございます。

ただ、これを裁判官の人事評価に反映させることができるかどうかということになりますと、裁判所当局の人事評価は、個別の裁判の内容の当否に立ち入ってはならないという裁判の独立の観点からの原則に基づきまして、それはやるべきではないということになるわけでございます。
これは、裁判官の職務の独立性を最大限尊重するということが裁判の独立を保障するという観点からは最も重要なことであるというところから出る結論でございますので、この点については御理解をいただきたいというように考えております。

2006年2月24日 松島みどり 衆議院議員(自民党)

私は、立法者として、司法の判断に対して介入したいとかどうこう思ったりはしておりません。
しかし、司法の範囲の中で、どの裁判官が正しい判決をしたかの検証をして、その人の、裁判官に対する価値判断を行うということをやってもらわないと、国民にとって裁判への信頼性が失われることになると思います。

今度、司法制度改革ということで裁判員制度を設けて、そして国民の目線で裁判を行うということになっておりますけれども、裁判官に対して、この判決はちょっとおかしいんじゃないのということを国民が感じたりする場合もある。
それを裁判所というものがしっかりと受けとめて、きちっと指導していただかないと困ると私は思っております。

今答弁にございましたように、裁判所では裁判官のチェックをしてくれません。
量刑が甘い、あるいは執行猶予がついておかしいことが多々あると思います。
(後略。)

一昨日のブログでもふれました。
強姦犯の執行猶予率は漸減(ぜんげん)しています。

(法務省 平成27年版 犯罪白書より、引用。)

平成27年版 犯罪白書

(略)、21年(2009年)以降は10~12%台で推移していたが、26年(2014年)9.4%(前年比1.4pt低下)であり、通常第一審における終局処理人員総数(59.5%)と比べて顕著に低い。

2014年には、9.4%まで減少しました。
それでも依然として、9.4%の強姦犯が刑の執行を猶予されています。

(2013年6月8日 琉球新報「義父性的暴行 日本の法制度を見直そう」より、引用。改行を施しています。)

2013年6月8日 琉球新報

性暴力に対する日本の量刑が低すぎることはつとに指摘されている。
2005年施行の改正刑法で法定刑は引き上げられたが、それでも強姦罪は3年以上の有期懲役にすぎず、執行猶予が付くこともある。
強盗罪は5年以上だから執行猶予は原則あり得ない
千円を強盗した犯人の方が往々にして刑が重くなる。
女性の尊厳より金銭に重きを置いているのは明白だ。

(再掲。松島みどり議員)
量刑が甘い、あるいは執行猶予がついておかしいことが多々ある

2013年6月8日 琉球新報

被害者は
「暴力をふるわれた。泣いてもやめてくれませんでした」
「犯人へ。絶対に許せない。死ぬまで刑務所に入っていてください」
と懸命に訴えた。
その結果の減刑に、納得できる人がいるだろうか。

(再掲。琉球新報)
女性の尊厳より金銭に重きを置いているのは明白だ

2014年9月4日のことです。
法務大臣に就任した松島みどり議員は、法務省の職員に対して訓辞をおこないました。

(2014年9月4日 法務省「大臣就任に当たっての松島法務大臣訓示」より、引用。改行を施しています。)

2014年9月4日 松島みどり 法務大臣

今朝の新聞などを見ていただいた方はお分かりいただいたと思うのですけれども、私は以前から自分の選挙の公約にまでしてきたことが一つあります。
それは性犯罪に対する法定刑が甘い

(中略)

正しいことは一挙にやればよいと私は思います。
是非、検討ではなくて、私は一つだけ、これはこの役所で実現させたい。
(後略。)

昨年(2017年)、刑法が改正されました。
強姦罪(強制性交等罪)は、
「3年以上20年以下の懲役」
から、
5年以上20年以下の懲役」
になりました。


改正後、強姦罪は原則、実刑になる


この引き上げにより執行猶予がつきづらくなったという意味もあります

世の中の潮流は、性犯罪の厳罰化です。
出演強要についても然(しか)りです。

(2018年6月12日 参議院 法務委員会より。)
(※参考。当ブログ) 

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

(出演強要は)犯罪である、というふうにも思っているところでもございます。

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

このことにつきまして、法的対策もふくめてしっかりと検討し、そして実現してまいりたいというふうに思っております。

出演を強要された方々は皆、つぎのように思っていることでしょう。

暴力をふるわれた。泣いてもやめてくれませんでした
犯人へ。絶対に許せない。死ぬまで刑務所に入っていてください

と。

(2016年10月17日 AFP「出演強要の罠、警告する日本のAV女優たち」より引用。改行を施しています。)

香西咲さん

ただ泣くしかできず。
周りで20人くらいの大人たちがせかすように構えて待っている。
あの中で、女性1人で囲まれても、私じゃなくても断れない。

先述のとおり、性犯罪はいま厳罰化の方向に進んでいます。

青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
メーカー関係者
T総研のY
その他

暴力をふるわれた。泣いてもやめてくれませんでした
犯人へ。絶対に許せない。死ぬまで刑務所に入っていてください

香西咲さんに対して魂の殺人をおこなったやつらがのさばっていられるのもあとわずかです。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

昨日、消費者庁がわいせつビデオ(適正AV)業界に発した2回目の通知文が公開されました。これで青木は香西咲さんにおこなったような犯罪ができなくなります

4月23日に、第92回女性に対する暴力に関する専門調査会が開催されました。
この席で消費者庁の担当者が、出演強要問題について以下のようにのべました。

(第92回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)

<9~10ページ>
2018年4月23日 消費者庁

(前略。)
消費者契約法とは、ここに書いてありますとおり、消費者と事業者との間の情報・交渉力の格差に鑑みて、消費者契約、つまり消費者と事業者との契約について適用される民事の包括的なルールがあります。

これはどういうことが規定されているかといいますと、例えば、消費者が退去したいと言っているのに退去させずに無理やり契約を締結させてしまったような場合、こういう不当な勧誘があった場合には、その契約を取り消すことができるだとか、解除に際して平均的な損害を超える高額な違約金を取るような不当な契約条項というものが無効になるとなっています。
(中略。)
では、アダルトビデオ出演強要問題でどのように適用されるか。
昨年(2017年)5月に取りまとめられましたアダルトビデオ出演強要問題と「JKビジネス」問題等に関する今後の対策においては、消費者契約法の適用がある場合については契約が取り消されたり無効になる場合があり得ることを業界関係者に周知するとうたわれました。

(参考。2017年5月19日 第3回関係府省対策会議「今後の対策」より。)

消費者庁〔平成29年度〕
業界関係者に対する法令等の周知
被害者が締結している契約が消費者契約に該当する場合は、消費者契約法(平成12 年法律第 61 号)において、例えば、退去を妨害して勧誘を続ける等第4条に該当する不当な勧誘が行われた場合は、消費者契約の申込み又はその承諾の意思表示を取り消すことができることや、不当に高い違約金を定める等第8条から第 10 条に該当する不当な契約条項については無効であること等について、業界関係者に対して、周知を行う。

どういう場合に消費者契約法の適用があるかについては、この※3

に書いてあるとおり、これまでアダルトビデオに出演したことのない女性が街を歩いていたところ、突然スカウトされて、継続する意図なくアダルトビデオに出演する契約を締結したような場合については、消費者契約法の適用があると考えられます。

これを業界関係者に周知ということでしたので、昨年(2017年)9月に周知のための通知文を発出しているところでございます。
消費者契約法なのですが、現在、改正法案を国会に提出中でございます。

改正法が成立した際には、改めてその通知文を発出して、業界関係者に周知することを考えています
(後略。)

6月8日、消費者契約法の改正案が国会で可決、成立しました。

消費者庁のサイトより、引用。改行を施しています。)

消費者庁

消費者契約法の一部を改正する法律(平成30年法律第54号)

標記法律については、平成30年3月2日に国会に法案を提出し、同年5月24日に衆議院において修正議決され、同年6月8日に参議院において全会一致で可決され、成立しました。
その後、同月15日に平成30年法律第54号として公布されました。
この法律は、公布の日から起算して1年を経過した日(平成31年6月15日)から施行されます。

(再掲。消費者庁の担当者。2018年4月23日)
改正法が成立した際には、改めてその通知文を発出して、業界関係者に周知することを考えています

消費者庁は12日前(8月31日)に、IPPA(特定非営利活動法人知的財産振興協会)へ通知文を発しました。
昨年にひきつづき2度目の伝達です。
当該通知文は、昨日、消費者庁のサイトで公開されました。
今回の文面をみてみます。

アダルトビデオ出演強要問題と消費者契約法の適用について(周知)より、引用。改行を施しています。)

2018年8月31日 消費者庁

(前略。)
昨年9月、アダルトビデオ出演強要問題と消費者契約法の適用について、別添1を差し上げたところですが、平成30 年通常国会において、消費者契約法の一部を改正する法律(平成30 年法律第54 号)が成立し、平成31 年6月15 日より、改正された消費者契約法が施行されます(別添2)。

今回成立した消費者契約法の一部を改正する法律は、取り消しうる不当な勧誘行為、無効となる不当な契約条項の追加等をするものです。

(参考。消費者庁の別添資料より)
例えば、事業者が、出演契約を締結する前に、出演契約の締結を目指して撮影の準備をし、出演をしないのであればその費用を支払うよう告げて勧誘したため、女性が困惑し、契約を締結してしまった場合などには、消費者契約法が適用されるのであれば、その女性はその出演契約を取り消すことが可能になります。

関係各位におかれましては、改正された消費者契約法の規律を御理解いただき、消費者に対して不当な勧誘行為がなされたり、不当な契約条項を用いられたりすることがないよう御留意いただいた上で、被害の防止・救済への御協力を御願いいたします。

(再掲。消費者庁の別添資料)

注文を受ける前に、消費者が必要な寸法にさお竹を切断し、代金を請求

消費者庁はこのことを以下のことばでつたえました。
例えば、事業者が、出演契約を締結する前に、出演契約の締結を目指して撮影の準備をし、出演をしないのであればその費用を支払うよう告げて勧誘したため、女性が困惑し、契約を締結してしまった場合などには、消費者契約法が適用されるのであれば、その女性はその出演契約を取り消すことが可能になります
と。
わいせつビデオ(適正AV)業界が出演を強要するさいにもちいる奸計(悪だくみ)は、違約金による脅しです。
もう一度、消費者庁が例示した文章をみてみます。

(1)事業者が、出演契約を締結する前に、出演契約の締結を目指して撮影の準備をする。

  

(2)事業者が、出演をしないのであればその費用を支払うよう告げて勧誘する。

  

(3)女性が困惑し、契約を締結する。

消費者庁は上記のような場合、のちに契約を取り消すことができる、と言っています。
被害者の女性は陥穽(かんせい。「落とし穴」)から抜け出ることができるのでしょうか。
できません。
わいせつビデオ(適正AV)業界は契約後すぐに、撮影(強姦)をおこなうはずです。
取消権を行使される前に。
前内閣府消費者委員会委員長のことばが正鵠(せいこく)を得ています。

2018年5月15日 衆議院 消費者問題特別委員会
(動画 衆議院インターネット審議中継)

音声の文字化は、筆者。)
2018年5月15日 河上正二 青山学院大学法務研究科教授(前内閣府消費者委員会委員長)

 
(前略。)
だだですね、クーリングオフとか取消権とか、契約からの離脱というのは、
「これは、はなしがちがう」
というふうにわかった時点、あるいはそういうふうに言った時点ですけれども、だいたい手遅れであります。

手遅れ、とのことです。
こうした撮影(強姦)の被害をふせぐためにはどうしたらよいのでしょうか。

2018年5月15日 河上正二 青山学院大学法務研究科教授(前内閣府消費者委員会委員長)

 
ですから、それを考えると、実効性のある被害予防のためには、こうした出演強要行為があった場合には、一定の刑事責任、刑事罰で対応することが必要ではないかと思います。

 
(柚木道義議員)

これは密室のこともあって、警察による強要罪あるいは強制性交等罪の逮捕も実務上むずかしい、とも聞いておりまして

これは要件面でいま先生がおっしゃった問題が若干あるわけですので、その部分についてすみやかに検討して刑事罰を用意するという方向をひとつ考えないといけないのかなという気がいたします。

こうした出演強要行為があった場合には、一定の刑事責任、刑事罰で対応する
その部分についてすみやかに検討して刑事罰を用意する

被害を防止するためには刑事罰を備えた新法の制定が必要です。
現在、政府は、法案の検討をおこなっています。

(2018年6月12日 参議院 法務委員会より。)
(※参考。当ブログ) 

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

(出演強要は)犯罪である、というふうにも思っているところでもございます。

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

このことにつきまして、法的対策もふくめてしっかりと検討し、そして実現してまいりたいというふうに思っております。

消費者庁による
例えば、事業者が、出演契約を締結する前に、出演契約の締結を目指して撮影の準備をし、出演をしないのであればその費用を支払うよう告げて勧誘したため、女性が困惑し、契約を締結してしまった場合などには、消費者契約法が適用されるのであれば、その女性はその出演契約を取り消すことが可能になります
との、とりくみは、用をなさないのでしょうか。
そうではありません。
女性は撮影(強姦)のあと、さらに蹂躙されます。
強姦の様子を記録した犯罪映像が晒(さら)されます。
消費者契約法が適用されることによって、撮影(強姦)後の被害をふせぐことができます。

(2016年08月27日 弁護士ドットコム「<AV出演強要>香西咲さん『今でもフラッシュバックに悩まされる』洗脳の過去を語る」より、引用。)

香西咲さん

(略)、「流通する前に止めてほしい」とAにいいましたが、「ふざけるな。お前にいくらかかっていると思っているんだ」と怒鳴り散らされました。

(2016年7月29日 毎日新聞「AV出演強要 香西咲さん『私はこうして洗脳された』」より、引用。)

香西咲さん

(AVデビュー作の)発売直前に「やっぱり嫌です」と言うと、「ふざけるな。ここまでお前にどれだけ(金が)かかっているんだ」と言う。

青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
メーカー関係者
T総研のY
その他
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すこし前まで、わいせつビデオ(適正AV)の撮影に関してはいっさいの規制がありませんでした。
野放しの状態でした。
わいせつビデオ(適正AV)業界は、犯罪の限りを尽していました。
政府のとりくみがはじまったのは、いまから約1年前のことです。

(参考)
2017年5月19日 第3回関係府省対策会議「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する今後の対策」

現在はまだ、出演強要に関する法律がありません。
このようななか、消費者庁がとりくんでいる規制は有益です。
被害の拡大に歯止めをかけることができます。
あとは、わいせつビデオ(適正AV)業界を殲滅する新法です。

青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
メーカー関係者
T総研のY
その他

そう遠くない将来、犯罪者たちは、社会から抹殺されることでしょう。
楽しみです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

北海道胆振東部地震の被災地域では、デマツイートがふえているようです。以前、香西咲さんは、Twitterはもっと規制を掛けるべき、とおっしゃっていました。同感です

昨日の朝、ラジオを聞いていました。
NHKのマイあさラジオという番組です。
いつも、午前6時43分から、社会の見方・私の視点というコーナーがはじまります。
昨日のテーマは、
「北海道胆振東部地震の現地の状況について」
でした。

2018年9月10日
NHK マイあさラジオ
社会の見方・私の視点
北海道胆振東部地震の現地の状況について
(※2018年10月8日午後6時配信終了)

本日、アーカイブ版がアップされました。
内容をご紹介させていただきます。

音声の文字化は、筆者。)

アナウンサー
この時間は、北海道胆振東部地震についておつたえします。
最大震度7の地震が起きたのは、先週の木曜(2018年9月6日)の早朝でした。
それから4日が経ちました。
これまでに39人が死亡し、1人が心配停止の状態。
怪我をしたひとは660人あまり、と、おおきな被害が出ました。
自宅で暮らせず、避難生活をしているかたも多くいます。
昨夜(2018年9月10日)10時の時点で、道内の11の市と町の、併せて76の避難所に2,544人が避難しています。
この時間は、人と防災未来センターリサーチフェローで、東北大学災害科学国際研究所助教の定池祐季さんに、現地の様子などをうかがいます。
定池さん、おはようございます。

定池祐季 人と防災未来センターリサーチフェロー
おはようございます。

アナウンサー
定池さん、先週末から北海道に入って、役場や避難所などを訪問していらっしゃいます。
現在も近隣の町から被災地に通っています。
震度7を観測した厚真(あつま)町の防災アドバイザーを2017年、去年の3月まで務めていたそうですね。
あの、現地の様子をよくご存じかと思いますが、今回はその様子をみて、何をお感じになりました?

定池祐季 人と防災未来センターリサーチフェロー
そうですね。
まず、鵡川(むかわ)町の鵡川(むかわ)のほうをうかがったときは家屋倒壊の現場を多数みかけまして、熊本地震の現場を思い出すような、そういった光景でした。

アナウンサー
はい。

定池祐季 人と防災未来センターリサーチフェロー
はい。
それからですね、あの、北海道ならでは、だと思うのですが、家の外にある灯油タンクが倒れているのをみかけて。
それが、25年前にわたし自身が、北海道南西沖地震で経験しているんですけれどもー

アナウンサー
はい。

定池祐季 人と防災未来センターリサーチフェロー
そのとき、自分の家の灯油タンク、倒れたことを思い出しました。

アナウンサー
うーん。

定池祐季 人と防災未来センターリサーチフェロー
はい、それからもうひとつは、北海道庁ですとか、鵡川(むかわ)町、厚真(あつま)町などの役場、避難所、支所などを訪問したんですけれども、町の役場の方、また道(北海道)の職員の方、またお手伝いに来られているさまざまな機関のかた、非常にがんばっておられますし、ほかの被災地でもおみかけするような支援のプロのかたたちが続々と北海道に来てくれています。
そういったがんばってくださっている職員の方々や支援に入られている方々をみて、北海道にかかわるものとして、とてもありがたくこころづよく感じております。

アナウンサー
うーん。
あの、定池さん、北海道ご出身で、いまおはなしにもあったように、25年前の北海道南西沖地震、奥尻島の津波を経験されているんですね。
あの、道内にも関係者が多い、とうかがっておりますけれども、あの大都市札幌のほう、今回の地震、どのようにとらえたとお考えになっていますか?

定池祐季 人と防災未来センターリサーチフェロー
そうですね、個人的な身のまわりの例ですが、たとえば水道でポンプを汲み上げているようなマンションの場合、もともと水は通っているんだけれども停電で断水した、ようなところもありましてー

アナウンサー
はい。

定池祐季 人と防災未来センターリサーチフェロー
そういったところも札幌の友人には、
「以前、定池さんからはなしを聞いて、飲料水とか固めるトイレなどを用意しておいて、いま役にたってよかったよ」
っていうふうに連絡をもらったりしました。

アナウンサー
はい。

定池祐季 人と防災未来センターリサーチフェロー
やっぱり札幌は特に、地震がない、地震がない、っていうふうに言われて、それでマンションをセールスするようなことがよくあって、問い合わせとかをよくうけていたんですけれどもー

アナウンサー
ええ。

定池祐季 人と防災未来センターリサーチフェロー
自分の町には災害が起こらない、とは思い込まず、やはり日ごろから備えておくということが大切だ、と実感しました。

アナウンサー
うーん。
なるほど。

定池祐季 人と防災未来センターリサーチフェロー
それからですね、厚真(あつま)とか鵡川(むかわ)とか、もともと週末に1週間分の食料を買い置きしているような方々がけっこう多くてー

アナウンサー
はい。

定池祐季 人と防災未来センターリサーチフェロー
身のまわりで畑とかで、野菜をつくっているかたもいらっしゃったりもしますし、在宅避難をしばらくつづけて、自宅の食料で持ちこたえたあとに食料がなくなって、やっぱりあとで電気とか水が通じなくてお困りになって、避難所に来ているっていうかたもみられています。

アナウンサー
あー。
短い期間のストックは、あるかたも、それなりの数いらっしゃった、ということでしょうかね?

定池祐季 人と防災未来センターリサーチフェロー
そうですね。
それで、自分たちのストックを使い切ったあとに、避難者数がふえた避難所、あの、避難所に来られた、っていうかたもあるみたいです。

アナウンサー
なるほど。
特徴的な現象、現象面からみるとそういうことが言えるということなんですね。

定池祐季 人と防災未来センターリサーチフェロー
そうですね。

アナウンサー
うーん。
定池さんがですね、最近、気になっているってことがありますか?

定池祐季 人と防災未来センターリサーチフェロー

そうですね。
あの、全道的に電気が復旧してインターネットにつながるようになってきたあとだと思うんですけれどもー

アナウンサー
はい。

定池祐季 人と防災未来センターリサーチフェロー

デマツイートのようなものがふえてきた印象をもっています。

アナウンサー
ええ。

定池祐季 人と防災未来センターリサーチフェロー

実際わたしのその北海道の友人、知人からもたとえば、

デマツイート)

通信業者のひとから何時間後に携帯電話がつながらなくなるのでいまのうちにこういうことをしておくといいよと言われました

とか

デマツイート)

自衛隊が来て何日後に地震が来る

と言っているけどこれって本当なの、とか、そういった質問がわたしのところにもきましたしー

アナウンサー
はい。

定池祐季 人と防災未来センターリサーチフェロー

厚真町役場には、

デマツイート)

地鳴りがするから地震が来る

って言われたんだけど本当なの、という問い合わせの電話がピークでは1日80件程度かかってきたというはなしも聞きました。

アナウンサー

はー。
いま言ったのはすべて、その、デマなわけですね。

定池祐季 人と防災未来センターリサーチフェロー

そうですね。
あの、気象庁が、1週間以内とか1か月以内は余震に気をつけましょう、っていうような呼びかけをされていますけれどもー

 
アナウンサー
はい。

定池祐季 人と防災未来センターリサーチフェロー

そういうものと、あとちょっとフェイクニュースのような嘘の情報が入り混じって、悪質なデマになっている、ということをちょっと肌身で感じております。

アナウンサー
はー。

定池祐季 人と防災未来センターリサーチフェロー

わたし自身はそのときに、だれが最初に言いはじめたのかっていう発信元と、あと、どういう根拠にもとづいて言っているのか。
いつだれがどういう根拠でそれを言っているのか、ということを確かめるようにして、こう、誰々から聞いたっていう伝聞情報っていうのは特に気をつけたほうがいいよ、っていうふうにおつたえしています。

アナウンサー

なるほど。
そのデマにふりまわされその確認のためにたとえば、役場の方が忙しくなってしまう、ということもあるわけですね。

定池祐季 人と防災未来センターリサーチフェロー

そうですね。
実際、そのはなしをうかがいました。

アナウンサー
なるほど。
そうですか。

(後略。)

2018年9月10日
NHK マイあさラジオ
社会の見方・私の視点
北海道胆振東部地震の現地の状況について
(※2018年10月8日午後6時配信終了)

——————————————————–

世の中には、
「思慮不足」、
「軽挙妄動」
と揶揄されるものたちが若干、存在します。

(再掲。定池祐季さん)
ほかの被災地でもおみかけするような支援のプロのかたたちが続々と北海道に来てくれています

こうした方々が尽力されているいっぽうで、デマツイートを流すようなゴミ、クズもいます。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年7月18日

見当違いなTwitterが多くて笑わせてくれてありがとうございます(笑)

味方も沢山います、弁護士もいます、独立の際に相手方のバックボーンも調べてます。それから過去に受けた被害も記録あります。ご安心を。

AVマニアも一時、出演強要はない、というようなデマツイートを書いていました。

香西咲さん
2017年11月11日

Twitterはもっと規制を掛けるべき
犯罪の温床。私も去年の夏には死にたいと呟いてますが。AV女優にボロクソ言われて終わったわ(笑)

——————————————————–

AVマニアのデマツイートは広がりませんでした。
埋もれてしまったようです。
「悪貨は良貨を駆逐する」とはなりませんでした。
人々は皆、出演強要を否定するやつらは頭がおかしい、と思っています。

香西咲さん
2018年2月9日

最近は社会復帰の為に
Twitterを開く回数を減らしていますが、

開く度に
#AV強要 #青木亮 #坂田恵理子等を思い出し、毎日の様に泣いています。

それを知っていても何も思わず
女優から搾取したお金で豪遊するザマ。
他プロダクションには関わるつもりはありませんが。

——————————————————–

従前より、ツイッターのなかは、わいせつビデオ(適正AV)業界を非難する声で溢れかえっています。
犯罪者たちを擁護する声は皆無です。
僅少、頭のいかれたやつらがいまでも、稚拙な落書きをしています。
人々は相手にしていません。

(再掲。NHKアナウンサー)
いま言ったのはすべて、その、デマなわけですね
そのデマにふりまわされその確認のためにたとえば、役場の方が忙しくなってしまう、ということもあるわけですね

自分がおこなった悪事はいずれ、自分に返ってきます。
愚かなやつらです。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

政府は、出演強要と強姦は同等、と考えています。いま、出演強要を処罰する法案づくりが進められています。香西咲さんを蹂躙したやつらはかならず収監されます

松島みどり衆議院議員は、有為な政治家です。
当選以来、性犯罪の厳罰化にとりくんできました。

(参考。当ブログ)
2018年9月3日
2018年9月4日
2018年9月5日
2018年9月7日
2018年9月8日
2018年9月9日

(2017年6月16日 松島みどり「松島みどり元法務大臣のFacebook」より、引用。改行を施しています。)

2017年6月16日 松島みどり 衆議院議員(自民党)

(前略。)
私が法務大臣だった時の指示が実り、性犯罪を厳罰化する刑法改正が(2017年6月)16日、国会で成立した。
20日後に施行する。
私は、平成26年(2014年)9月(3日)、大臣就任直後の官邸での会見で
「女性の心身を傷つけ、人生を狂わせるおそれのある強姦罪の法定刑が懲役3年以上で、モノを奪う強盗が懲役5年以上。逆転している。かつて犯罪被害者基本法の議員立法にかかわったが、性犯罪の被害者は声をあげにくい。ふだん女性であることを意識して仕事をすることはないが、これだけはずっと改めたいと考えてきた」
と述べ、翌日、刑法改正のための検討会設置を指示した。
これがきっかけとなり、それ以降、検討会から法制審議会、さらに国会審議へと、異例の早さで改正が進み、全会一致で会期末に成立した。

昨年、強姦罪は、法定刑の下限が引き上げられ、5年以上20年以下の懲役、となりました。
強姦罪の法定刑が懲役3年以上で、モノを奪う強盗が懲役5年以上。逆転している
松島みどり議員の義憤が刑法をかえました。
国会では、3年後に見直しをおこなう、との決議もされました。
今後、性犯罪の規定は、より峻厳なものになっていくことでしょう。
松島議員につきましてはもうひとつ、重要な問題を提起しています。
2005年の国会質疑をみてみます。

(2005年2月23日 衆議院 法務委員会「会議録」より、引用。)

2005年2月23日 松島みどり 衆議院議員(自民党)

(前略。)
そして、次の質問でございますが、今、刑期のことが出ました。
私は、強制わいせつ事件は初犯だと執行猶予のあるケースが非常に多いと言われているので、どういうことだろうかと調べました。

私が調べた範囲では、強制わいせつで7割強、7割以上、そして、もっとひどい強姦及び未遂でさえ23%は、これは初犯、累犯、とにかく全部合わせてでございますけれども、執行猶予つきの判決となっています。

これを最高裁判所に確認させていただきたい。
過去数年間の経緯、どれだけの事件、そのうち判決で執行猶予がどれぐらいかということ。
そして、もしこうでありましたら、肉体あるいは精神に大きな打撃を与える犯罪であるにもかかわらず、余りにも甘過ぎると言えるのではないかと思っております。

そして、昨年(2004年)秋に刑法改正で強姦罪が少し重くなりましたが、これで執行猶予つきが減ると考えることができるかどうか、これも含めてお願いいたします。

(※参考)

2004年に、強姦罪は、
「2年以上15年以下の懲役」
から、
「3年以上20年以下の懲役」
になりました。

2005年2月23日 大谷直人 最高裁判所 事務総局刑事局長

(前略。)
なお、一般論として裁判の実情を申し上げますと、個別の事件の量刑というのは、各裁判官が構成する裁判体が、被害の実情やあるいは裁判時における示談の有無被害感情というものを含めて、法廷にあらわれたさまざまな具体的な事情を前提としまして、また、検察官からの論告求刑、あるいはこれに対する弁護人からの意見等、量刑に関する点を含む当事者の主張を聞いた上で、その事件の被告人に対して最も適切と考える刑を下しているのでありまして、また、検察官、弁護人等の上訴による是正の道も講じられているところであります。
(中略。)
今回の、昨年秋の刑法改正につきましては、もとより、全国の裁判官に対して法改正の内容や趣旨についてこれを周知する措置をとっておりまして、各裁判官は、改正の趣旨も念頭に置いて、量刑について判断しているものと思います。

ただ、今申し上げたところと基本的には同じ理由でございますが、個別の事件の量刑がどうなるのかということについて、最高裁の事務当局から意見や予測を申し上げることについては非常に難しいということは御理解いただきたいと思います。

2005年2月23日 松島みどり 衆議院議員(自民党)

もともと三権は分立しておりますから、国会議員が裁判の判決について云々言うことはできません。
しかしながら、裁判所を取りまとめているというか、裁判所関係で一番偉い最高裁判所の方に個々に決めることだからと言われてしまうと、国民の一般的な声とか考えというのはどうやって反映すればいいんだろうかと物すごくむなしくなってまいります。
(後略。)

(中略。)

2005年2月23日 松島みどり 衆議院議員(自民党)

(前略。)
なおかつ、ぜひ全国の裁判官の方に、執行猶予をつけるということがどういうことをもたらすのか、それが理解できるように、何らかの啓蒙啓発を、教育をしていただきたい、かように思っております。

その根底には、私、もうきょうは質問にしないで要望にしておきますけれども、昨年(2004年)秋の改正でも、まだ性犯罪に対しては非常に甘い
強姦致死傷罪が懲役5年以上。
それに対して強盗致傷罪が6年以上でございます。
昨年の秋もこの委員会で触れさせていただきましたが、そして附帯決議もつけましたが、これは早急に我々も法定刑を見直したい。
法定刑を見直さないと裁判所は甘い裁判、甘い判決をしばしば出すわけですから、法定刑の段階できちっとしておかなければいけないと私は考えております。
(後略。)

2005年の質疑です。
松島議員は、執行猶予のついた強姦犯が23%も存在する、とのべています。
一般に、強姦は執行猶予がつかない、と言われています。
実相は異なるようです。
5人に1人が刑の執行を猶予されています。
こうした傾向は現在もつづいているのでしょうか。
平成27年(2015年)版の犯罪白書をみてみます。

(法務省 平成27年版 犯罪白書より、引用。)

平成27年版 犯罪白書

(略)、21年(2009年)以降は10~12%台で推移していたが、26年(2014年)9.4%(前年比1.4pt低下)であり、通常第一審における終局処理人員総数(59.5%)と比べて顕著に低い。

2015年は強姦犯の9.4%が刑の執行を猶予されました。
松島議員によりますと2005年以前は、23%です。

(再掲。平成27年版 犯罪白書)
21年(2009年)以降は10~12%台で推移

2009年から、強姦犯を執行猶予にする割合が半減しています。

(再掲。松島みどり議員。2005年2月23日)
昨年(2004年)秋に刑法改正で強姦罪が少し重くなりましたが、これで執行猶予つきが減ると考えることができるかどうか

2004年に、強姦罪の法定刑が、
「2年以上15年以下の懲役」
から、
3年以上20年以下の懲役」
へと引き上げられました。
改正の効果はあったようです。

(再掲)
2017年6月16日 松島みどり 衆議院議員(自民党)

私は、平成26年(2014年)9月(3日)、大臣就任直後の官邸での会見で
「女性の心身を傷つけ、人生を狂わせるおそれのある強姦罪の法定刑が懲役3年以上で、モノを奪う強盗が懲役5年以上。逆転している。かつて犯罪被害者基本法の議員立法にかかわったが、性犯罪の被害者は声をあげにくい。ふだん女性であることを意識して仕事をすることはないが、これだけはずっと改めたいと考えてきた」
と述べ、翌日、刑法改正のための検討会設置を指示した。

昨年(2017年)、強姦罪は、法定刑の下限が懲役3年から懲役5年になりました。

(参考。刑法
□第25条
次に掲げる者が3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金の言渡しを受けたときは、情状により、裁判が確定した日から1年以上5年以下の期間、その執行を猶予することができる。
(後略)

強姦罪の場合は下限が懲役5年ですから、法律上は執行猶予がつかないことなります。
残念ながら、酌量減軽というのがあります。
裁判上の減軽です。
裁判官は、犯罪の情状を酌量して(事情をくみとって同情して)刑を軽減することができます。
別の委員会で松島みどり議員がつぎのようにのべています。

(2006年2月24日 衆議院 法務委員会「会議録」より、引用。)

2006年2月24日 松島みどり 衆議院議員(自民党)

「情状で執行猶予つきの判決にならないためには法定刑が懲役7年超でなければだめだと伺っております」

情状
この世に、裁判官が同情する強姦、というのは存在するのでしょうか。
ちょっと想像がつきません。
今後、強姦(強制性交等)につきましては、執行猶予のつかない判決となることを期待します。

2018年5月15日 衆議院 消費者問題特別委員会
(動画 衆議院インターネット審議中継)

音声の文字化は、筆者。)
2018年5月15日 河上正二 青山学院大学法務研究科教授(前内閣府消費者委員会委員長)

 
(前略。)
だだですね、クーリングオフとか取消権とか、契約からの離脱というのは、
「これは、はなしがちがう」
というふうにわかった時点、あるいはそういうふうに言った時点ですけれども、だいたい手遅れであります。

ですから、それを考えると、実効性のある被害予防のためには、こうした出演強要行為があった場合には、一定の刑事責任、刑事罰で対応することが必要ではないかと思います。

 
(柚木道義議員)

これは密室のこともあって、警察による強要罪あるいは強制性交等罪の逮捕も実務上むずかしい、とも聞いておりまして

これは要件面でいま先生がおっしゃった問題が若干あるわけですので、その部分についてすみやかに検討して刑事罰を用意するという方向をひとつ考えないといけないのかなという気がいたします。

現在、出演強要を処罰する法案づくりがおこなわれています。
政府はどれくらいの刑罰を考えているのでしょうか。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年12月31日

(前略。)
彼ら一部の略式起訴からちょうど1年が経ちました。
来年は犯罪者達に性犯罪で刑務所に入って頂き、少しでも性犯罪の抑止力になります様に努めます。
一度壊してしまった健康は賠償では取り戻せません。
#AV強要
#MeToo

香西咲さん
2018年1月4日

#WILL #DMM も世間的には大問題ですが。

私の一番の目的は #青木亮 の
#AV強要
#性的搾取
#人身売買
大樹総研に対する #SEX強要
の罪で刑務所入っていただく事には変わらないです。
それが終わったらひっそりと暮らしたい。
本当の意味でやっと社会復帰。

——————————————————–

政府は、出演強要と強姦は同等、と考えています。

(2017年5月20日 テレ朝NEWS「AV出演強要問題 全国警察本部に専門官を設置」より、引用。改行を施しています。)

 
政府は(5月)19日、関係省庁の対策会議を開き、違法なスカウトの摘発を推進する専門官を、今月中にも全国の警察に設置することを決定しました。
警察庁は
「場合によっては業者のスタッフを、強姦罪や強要罪で摘発する」
としています。

青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
メーカー関係者
T総研のY
その他

新法の制定がまたれます。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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昨年、性犯罪の厳罰化が実現しました。世の中が激変しました。香西咲さんたちを消耗品あつかいしたやつらはゴキブリのように叩き潰される運命にあります

昨年、刑法が改正されました。
これによって、強姦罪(強制性交等罪)の法定刑の下限が、
「3年以上の懲役」
から、
「5年以上の懲役」
に引き上げられました。
110年ぶりの大改正です。
先鞭をつけたのは松島みどり元法務大臣です。

(参考。当ブログ)
2018年9月3日
2018年9月4日
2018年9月5日
2018年9月7日
2018年9月8日

松島大臣は、法務省の職員に対する訓辞で、自身の思いを披瀝(ひれき)しました。

(2014年9月4日 法務省「大臣就任に当たっての松島法務大臣訓示」より、引用。改行を施しています。)

2014年9月4日 松島みどり 法務大臣

(前略。)
今朝の新聞などを見ていただいた方はお分かりいただいたと思うのですけれども、私は以前から自分の選挙の公約にまでしてきたことが一つあります。
それは性犯罪に対する法定刑が甘い。

具体的に申しますと、強姦致死傷、致死まで入れて致死傷でも懲役5年以上又は無期懲役までです。

かたや強盗、物盗りは、強盗致傷でさえ懲役6年以上と、下が1年多いし、そして上は無期懲役までです。
致死の場合、強盗致死だと、最初から死刑または無期懲役です。

全然違う。
私は随分おかしいではないかと、かつて委員会で噛みつきました。
そうしたら、明治時代の方がもっと差があったということで、物の方が女より大事だったのだけれども、だんだんと差が縮まってきている。だけれどもバランスがあるから一挙に縮められないと答弁されたことがあります。

正しいことは一挙にやればよいと私は思います。
是非、検討ではなくて、私は一つだけ、これはこの役所で実現させたい。
他のことは、皆さんが働きやすい環境を作っていくと同時に、これは是非お願いしてやっていただきたいなと思っております。
(後略。)

——————————————————–

(再掲。松島みどり 法務大臣)
バランスがあるから一挙に縮められないと答弁された

当時の国会答弁をみてみます。
2004年の法務委員会です。

(2004年11月9日 衆議院 法務委員会「会議録」より、引用。)

2004年11月9日 大林宏 法務省 刑事局長    

強盗致傷罪について、強姦罪との比較において、強姦の方が軽いのはいかがかという御議論があることは私どもも承知しております。
ただ、刑のバランス等いろいろございまして、重い方の、犯情の悪いものについては重い刑が科せるような形に今回しておりますので、強盗罪についてはかねてより、ほかの財産刑のあり方がどうあるべきかということは従前から議論がございまして、今回の法制審議会においてもそのような議論がございました。
(後略。)

——————————————————–

このやりとりの翌日、今度は自民党の別の議員が強姦罪の問題をとりあげました。

(2004年11月10日 衆議院 法務委員会「会議録」より、引用。)

2004年11月10日 三原朝彦 衆議院議員(自民党)

それと、きのうの法務委員会のディスカッションで、同僚の女性議員(松島みどり議員)が声を大きくしてそのことについて質問していたので、私は大いに、ああそうだなと思ったことについて一つ今度は前田先生にお聞きしたいと思うんです。

強制わいせつ等致死傷の181条の2項で、「無期又は5年以上」と、3年が5年になったんですね、今度するということになっています。

そうしたら、その同僚の議員の先生(松島みどり議員)が言われるんですね。
強盗致傷だと、今度7年を6年に減らしたんですけれども、この1年の差というのは何だと。
一方では、物取りに入って追いかけられて、それからぶん殴って何かして、それで6年になっている。

こっちは、身も心もずたずたにされて、それで、少なくとも同じぐらいならいいけれども、この1年の差というのは100年も1000年もの差だというので、えらい問題提起されまして、ああそうかと。
それをのほほんと私見ていたけれども、確かにそういう気持ち、特に、普通、強制わいせつなんというのは男が女にすることが多いですからね。
何か統計によると、97%か8%はそうなんだそうです。

そういうことから考えると、これはどういうふうに解釈すればいいんだろう。
刑法の専門家の人、きょうは、ちょっと、こういう機会をいただいたので、この一年の差というのは縮められないんだろうか、もっとふやしてもいいぐらいのものじゃないか、181条の2項の方ですね、こう思ったんですけれども、先生はどうお考えになりますか。

2004年11月10日 前田雅英 参考人(東京都立大学法学部長)

非常に具体的な御指摘、ありがとうございます。

お答えさせていただきたいと思うんですけれども、これは本質的にはやはり、強盗が今度のでも5年で、強姦は上げても3年だということにもつながっていると思うんですね。
女性の方(松島みどり議員)の議論、先ほど申し上げたように、一貫して、強姦3年では低過ぎるという御意見です。
これは議員の方、与党、野党を問わず、かなりその意見が強いと思いますね。

それは、だから、抑止を目指しているわけではなくて、女性の尊厳といいますか、社会の中での男女の平等の実現ということがポイントになると思うんですね。
法改正というのは、一つはやはり犯罪抑止ですが、社会の中の規範をつくる一つの根源として、物事の考え方の筋道を示すという側面もどうしても持つんですね。

そのときに、おっしゃるとおり、強姦致傷、もっと上げるというお気持ち、わからないことはない。
PTSDとかその後のあれは本当に重いものだし、被害者は殺人よりつらい目に遭っているというのはアンケート調査にいっぱいあるんですね。

ただ、逆に、法改正というのは、今までのシステムに整合性を持たせながら動かしていく。
その中で、伝統的に強盗をこれだけ重くしてきた日本の文化の中で、急に変えるのは難しい。

前田雅英教授は、
伝統的に強盗をこれだけ重くしてきた日本の文化の中で、急に変えるのは難しい
とのべました。
なぜ、強姦よりも強盗のほうが重罪なのでしょうか。
歴史的な経緯がよくわかりません。

2004年11月10日 前田雅英 参考人(東京都立大学法学部長)

(略。)
何で強盗がそんなに重いのかというと、やはり我が国では、明治以来、つくったとき以来、社会の治安の抑止にとって、強盗を抑え込むというのは非常に重大な課題だった。
それで、(強盗罪は)5年以上という刑、それから240条(強盗致死傷罪)の7年以上の刑というのができているんですね。

なるほど。

2004年11月10日 前田雅英 参考人(東京都立大学法学部長)

ただ、それは、現場では非常に苦しんで今度(強盗致死傷罪を7年から)6年に変える(下げる)という案が出てきて、それは私はリーズナブルだと思うんですが、それをまた5年に下げるというのは逆に問題があるし、逆に強姦を一挙に、強姦致死傷を一挙に7年にするとか6年にするというのも急速な変化過ぎるということで、説得力は非常に弱い説明ですけれども、我々はやはりそのあたりの改正が合理性があるというふうに考えているということなんです。
申しわけございません。

(再掲。松島みどり法務大臣)
物の方が女より大事だった

この点につきましては、ほかの国会議員も憤(いきどお)っています。

(2004年3月2日 衆議院 予算委員会「会議録」より、引用。)

2004年3月2日 菊田真紀子 衆議院議員(民主党【※現在は無所属の会】)

(前略。)
それから、私は、女性の立場からしますと、現在の刑法にはまだまだおかしいと感じるところがあります。
御案内のとおり、現在の刑法は、今から100年前の明治時代に制定されました。
100年前といえばどんな時代だったでしょうか。
女性には参政権もなく、もちろん女性の政治家も存在していないという時代です。
絶対的な男性優位の社会でした。
そのような時代背景の中でつくられた刑法が、100年後の現在まで本格的な改正がなされずに至っております。
(中略。)
(略)、現在の法律を見返すと、余りにも時代にそぐわないのではないかと感じるものがあります。

例えば、女性の立場で言わせてもらいますと、婦女暴行関係の刑罰なども軽過ぎるのではないでしょうか。
女性の人格を無視し、肉体的にも精神的にも多大な傷を負わせる強姦罪の刑が、財産を奪う強盗罪の刑と比べても軽過ぎるのではないかと思います。
(後略。)

——————————————————–

公明党の浜四津敏子議員も同様の指摘をしました。

(2004年11月30日 参議院 法務委員会「会議録」より、引用。)

2004年11月30日 浜四津敏子 参議院議員(公明党。元環境庁長官)

また木村参考人にお伺いいたしますが、私どもはなぜ性犯罪の厳罰化を求めたかといいますと、日本の現行の刑事法では強盗罪の法定刑よりも強姦罪の法定刑の方がはるかに低いと。
つまり、女性の性的自由が物よりも軽く扱われていると。
これがおかしいではないかというのがその一つでございました。

その結果、今回、強姦3年以上に引上げということになったわけですけれども、まだ強盗との間には格差があります。
これをどうお考えでしょうか、もう一歩見直すべきとお考えでしょうか。

2004年11月30日 木村光江 参考人(東京都立大学法学部教授)

お答えいたします。
確かに強盗との比較という意味で軽いというのはしばしば先生がおっしゃるとおり言われることなんですけれども、やはり2年以上とされていたものを一度に5年以上というのは、やはり刑法の改正としてはちょっとバランスを欠くのかなというふうには思われます。

で、今度、併せて240条、つまり強盗致死傷罪について7年が6年というような、附帯決議の中で言われているんですけれども、強盗は確かに刑法典全体の中でもかなり重い罪です。
これは、実は100年前、約100年前に作られた当時、強盗が物すごい数起こっていたという時代の中で作られたのが現行刑法です。
ですから、強盗については特別重く処罰するという意識が非常に強かったんだと思います。
ですから、高い。
下が5年という、高くなっていますけれども、それに比べて100年前の女性の地位を考えると、強姦罪がこの程度だったと。
確かにその間を埋めなきゃいけないという御議論はあるのかもしれませんけれども、単純に物と性的自由とを比べてという議論よりは、やはり2年が3年と、また将来的には上がる可能性もあるとは思いますけれども、一度に5年というのはやはり少しバランスを欠くかなと思います。

(中略。)

2004年11月30日 浜四津敏子 参議院議員(元環境庁長官)

(前略)
次に、神参考人にお伺いいたします。
強盗致傷の引上げのみ賛成と、こういうお考えを表明されたわけですけれども、現行法では、今もお話しさせていただきましたが、強姦罪の法定刑が強盗罪の法定刑より軽いと、こういうことになっておりまして、女性の性的自由が物より軽い、このことに対して女性の、多くの女性団体等からも批判の声が上がっていたわけでございますけれども、今回の性的犯罪の、性犯罪の厳罰化についても、これは反対というお考えでしょうか。

2004年11月30日 神洋明 参考人(弁護士)

お答えいたします。
性的自由に対する侵害について私が問題にしているのは、下限を上げる必要はないということを強調しているのであります。
なおかつ申し上げますと、実は法制審議会においては日弁連は刑の引上げについて留保をしております、この意見を。
ということは、私どもの中でもこれについては上げてもいいという意見がありました。
ただ、私は、実際問題として、その下限の域のところではなくて、もうひどい、いわゆる昨年起こったような集団強姦事件のようなものについてはそれなりの処断がされるべきだというふうには考えております。
ただ、今ここで下限を上げることがそれにつながる殺人、傷害と連動することを非常に危惧しているために反対と言うのであります。

——————————————————–

以上、2004年の国会でかわされた強姦罪に関する議論をふりかえってみました。
前田雅英参考人は、
伝統的に強盗をこれだけ重くしてきた日本の文化の中で、急に変えるのは難しい
と言っています。
神洋明参考人は、
日弁連は刑の引上げについて留保をしております
と答えました。
いまから14年前の発言です。
浜四津敏子議員がおっしゃるように、当時の女性は、物よりも軽くあつかわれていた、ということがわかります。
先述のとおり、昨年、性犯罪の厳罰化が実現しました。
強姦罪は、5年以上20年以下の懲役、となりました。
世の中が激変したのです。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年1月25日

消耗品として扱われていた実感はありますね。

香西咲さん
2018年3月17日

こうして振り返ると人間として扱われてなかったなぁと改めて実感。

——————————————————–

わいせつビデオ(適正AV)業界は依然として、女性を消耗品としてあつかっています。
AVマニアについても同様です。
こいつらは、世の中の転変を把握できていません。
これまでと同じく、女性を使い捨て用品として利用することができる、と思っています。
愚かなやつらです。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年1月25日

常識を持ち合わせていないので、削除合意を取付けたとしても、削除確認するまでは安心出来ません。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年3月18日

時間をご覧下さい。大阪契約中私は殆ど酔っ払いの電話に付き合わされて寝ていませんでした。仕事の時間には連絡してくれず、毎日の様に夜中非常識な時間に連絡が来る、出ないと数十件の不在着信。6時間通話などザラにありました。これは泣き寝入りするしかないのでしょうか?

——————————————————–

泣き寝入りをする、ということにはなりません。

(2018年6月12日 参議院 法務委員会より。)
(※参考。当ブログ) 

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

(出演強要は)犯罪である、というふうにも思っているところでもございます。

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

このことにつきまして、法的対策もふくめてしっかりと検討し、そして実現してまいりたいというふうに思っております。

——————————————————–

世の中はかわりました。
女性に対する搾取でなりたっているわいせつビデオ(適正AV)業界とAVマニアが存在することはゆるされません。
このクズ、ゴミは、ゴキブリと同じく叩き潰される運命にあります。
出演強要に関する新法が成立したとき、香西咲さんたち被害者は再生します。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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